京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ひょっとして実梅だったの?

2021-05-31 06:48:19 | 園芸・植物・自然環境
梅雨の中休み、まさに「五月晴れ」となった先々週の土曜日は朝早く目覚めたので、頭をすっきりさせることも兼ねて少し散策しようと思い、念のためカメラを持って出掛けました。帰りしなにコンビニに立ち寄ってホットコーヒーを購入し、本満寺の境内でちょっとコーヒーブレイクを楽しんでいると、七面大明神の御堂の横に植えられた白梅に実ができていました。




以前にも実ができている姿を目撃していますが、せいぜい小梅程度の大きさのときにしか気づいておらず、よくよく見ると葉の陰になっているものが多いですが、いま青物屋やスーパーで陳列されている梅の実と同じくらい大きく、勝手に野梅系の花梅だと思い込んでいましたが、ひょっとして実梅なのでしょうか。




収穫すれば、よい梅酒や梅干しができそうです。でも、ぽつぽつとこのような実が見られました。表面に樹液のようなものが出ています。




少し調べてみると、カメムシなどの吸汁害虫にやられるとこのような障害が発生し、ヤニ果や樹脂症果と呼ばれるようです。梅農家さんにとっては悩みの種であるらしく、カメムシが大量発生した年にはこのような症状が出た梅の実が多くなり、品質が落ちて出荷できなくなるそうです。




出てきたヤニはまるで琥珀のようできれいと思ってしまいますが、生産農家さんにとってはきれいとは言ってられないようですね。ちょっとどんな味か気になったので、水で湿らせたポケットティッシュで軽く拭いて舐めてみましたが、これと言って味らしい味は感じず、舐めてから青酸配糖体が凝縮されていたらお腹が痛くなるかと思いましたが、何も起こらなかったので一安心。このような真似はなさらないようにお願いします。

白梅の隣では、吉祥果として植えられているザクロ(石榴)の花が咲き始めていました。




残念ながら、きれいなタコさんウインナーは見つからず、もう少し花盛りになってからかな?

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