京都御苑を石薬師御門から入ってそのまま苑内を西に向かうとクヌギ(櫟)の木が数本植わっており、よくみると実が少しずつ色づいていました。完全に熟すまで、あと少しでしょうか。

クヌギの実はずんぐりと大きなドングリ(団栗)ですが、ドングリの仲間には花が咲いたその年に実ができる「1年成」と花が咲いた翌年に実ができる「2年成」があります。クヌギは2年成なので、この実は昨年咲いた花が結実したものです。

また、よく似た実をつける樹種にアベマキ(棈)があります。実のかたちはほとんど同じなのですが、葉や樹皮に違いがあります。
こちらはクヌギの葉ですが、上が表側で下が裏側を撮影しました。クヌギの葉は表と裏は緑色の濃淡の違いがあるだけですが、アベマキの葉の裏には星状毛が生えているため、表に比べて淡い緑色というよりは銀白色に近い色をしています。

クヌギの葉(上が表、下が裏)
また、こちらはクヌギの樹皮です。クヌギは大きく成長するにつれ細かくヒビが入るようになりますが、アベマキの樹皮はコルク層が厚いのでもっとデコボコと深いシワが刻まれることから区別ができます。

クヌギの樹皮
アベマキの木を見つけられたらよかったのですが、似た樹種もあるということのご紹介でした。実を見てクヌギだと思っていたのがひょっとしたらアベマキだったということもあるかもしれませんよ。

クヌギの実はずんぐりと大きなドングリ(団栗)ですが、ドングリの仲間には花が咲いたその年に実ができる「1年成」と花が咲いた翌年に実ができる「2年成」があります。クヌギは2年成なので、この実は昨年咲いた花が結実したものです。

また、よく似た実をつける樹種にアベマキ(棈)があります。実のかたちはほとんど同じなのですが、葉や樹皮に違いがあります。
こちらはクヌギの葉ですが、上が表側で下が裏側を撮影しました。クヌギの葉は表と裏は緑色の濃淡の違いがあるだけですが、アベマキの葉の裏には星状毛が生えているため、表に比べて淡い緑色というよりは銀白色に近い色をしています。

クヌギの葉(上が表、下が裏)
また、こちらはクヌギの樹皮です。クヌギは大きく成長するにつれ細かくヒビが入るようになりますが、アベマキの樹皮はコルク層が厚いのでもっとデコボコと深いシワが刻まれることから区別ができます。

クヌギの樹皮
アベマキの木を見つけられたらよかったのですが、似た樹種もあるということのご紹介でした。実を見てクヌギだと思っていたのがひょっとしたらアベマキだったということもあるかもしれませんよ。