京都園芸倶楽部の元ブログ管理人の書笈

京都園芸倶楽部のブログとして2022年11月までの8年間、植物にまつわることを綴った記事を納めた書笈。

ブッシュカンとシシユズ

2019-12-07 07:02:55 | 園芸・植物・自然環境
金戒光明寺の塔頭のひとつ、西雲院の境内では本堂の横手でブッシュカン(仏手柑)が実っていました。




ブッシュカンといえば、もう少し先が広がっている実が多いような気がしますが、この実はちょうど手を合わせて、まるで合掌しているように見えました。ちょうど十二合掌の「未敷蓮華合掌」か「初割蓮合掌」あるいは「持水合掌」のようでしょうか。上の写真を180度回転してみましたが、どうでしょうか?




また庫裏近くではシシユズ(獅子柚子)がたわわに実っていました。




でこぼこした表面が特徴的な果実で、オニユズ(鬼柚子)という別名でも呼ばれます。じつはブンタン(文旦)の亜種で、日本には奈良時代に原産地の中国から渡来したとされています。

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