そうだ、カフェに行ってみよう。

秋はゆっくりカフェでくつろぎならお茶しながら本を読む。そんな贅沢を京都CF!カフェ号からご紹介

cafe sora

2010年01月08日 | おにかいカフェ
日を浴びることが必要なのは
すべての生物に言えること


cafe sora

 空を見て太陽光を浴びる。その行動に開放感を感じるのは生き物全てに共通していることだ。自らも愛犬を飼う店長はこのことを誰よりも知っている。だからこそ階下のレストランの2階部分を改装して同店をつくった。そして窓に映る光景の3分の2以上が空であるということ。それを譲らなかったことが、どれほどまでに太陽、そして空を大切にしたかが分かる。同店は森羅万象を長きに渡り支えてきたのが、「空と太陽」であることを知ることができる。


■cafe sora (カフェ ソラ)
■京都市北区衣笠天神森町17
■075・464・1888
■11:30~19:00/無休
■http://sora-wonderful.com/


-京都CF!2009年6月号 引用-

Rabbit Coffee

2010年01月07日 | おにかいカフェ
重力に逆らって階段を上がる
そして感じる、街の無重力


Rabbit Coffee

 人は重力に逆らえないようにできている。であるならば、本来「おにかい」ではなく、足は地下に向くはずである。がしかし、同店が2階にあるギミックはその重力にある。マスターの高橋さんは言う。「重力に逆らって階段を上がったあとに椅子に座るからこそ、ホッと脱力できるんです」。
それは重い荷物を手放した瞬間の開放感・浮遊感に似ているということである。それが「街なかの『月』をつくりたかった」という言葉の真意だ。木屋町でヒッカケていい気分。二軒目をこの店に定めてみる。ちょっとだけ重力に抗い、解放された後の1杯のコーヒーは、千鳥足を6分の1重力の「兎足」に変える、という上等なからくりだ。


■Rabbit Coffee(ラビット コーヒー)
■京都市中京区河原町通御池下ル下丸屋町401 福三ビル2F
■075・255・7163
■11:00頃~22:30頃(L.O.22:00)/月休


-京都CF!2009年6月号 引用-

ELEPHANT FACTORY COFFEE

2010年01月06日 | おにかいカフェ
思い切って、訊ねます
「バー」って呼んでも?


ELEPHANT FACTORY COFFEE

コーヒー…。この店を構成するものに「ファッショナブル」や「可愛い」なんて言葉は絶対に似合わない。ここは隠れ家? そんなカビ臭い言葉じゃない。
特等席? そんな上等じゃない。マスターは言う。「古き良き喫茶店に、刺激を足したような店にしたいんです」。その昔、男がひととき休む場所には馬をつないでおく横木があった。それがバーの語源だと言う。ならばコーヒーの他には、コーヒー用のトーストとケーキしかないこの店を、バーと呼んではいけないだろうか。男に格好がつく、一番似合う呼び名のような気がするのだけれど。


■ELEPHANT FACTORY COFFEE(エレファント ファクトリー コーヒー)
■京都市中京区蛸薬師通河原町東入ル備前島町309-4 HKビル2F
■075・212・1808
■13:00~翌1:00/木休


-京都CF!2009年6月号 引用-

sarasa 麸屋町pausa

2010年01月05日 | おにかいカフェ
自由だけど、無秩序じゃない
それが「さらさブランド」の心


sarasa 麸屋町pausas

 
2階にあることも風貌も、屋根裏のワクワクする感じも、今は無き富小路のさらさ初号店を色濃く受け継ぐ。ジェンガに人生ゲーム、ファミコンもやり放題、「カップルとか♡マークとかは、似合わないかも」とスタッフは笑う。「喫茶=息抜きする場所」ではあるが、つい抜きすぎる空気というか、人の家を勝手に使っている感覚。それは「自由であること」、それも店としての節度を保った「リベラル感」であり、京都の若者が愛してやまない、もはや文化としてとある「さらさ」の真実だ。
 そんな説明より、仕事中だというのにファミコンでゼビウスを始めてしまった取材隊の行動が、同店の隠しきれない実力ということ。


■sarasa 麸屋町 pausa(サラサ ふやちょう パウーサ)
■京都市中京区麸屋町通三条上ル弁慶石町38-1
■075・212・2341
■12:00~24:00(L.O.23:00)/最終水休
■http://www.cafe-sarasa.com/


-京都CF!2009年6月号 引用-

cafe ZANPANO

2010年01月04日 | おにかいカフェ
時間を知るのではなく、感じる
本当に大切なのは、そういうこと


カフェ ザンパノ

 オープンは'05年10月。その時点で既に、「2階で、大きな窓があること」を条件に物件を探していたというから、本誌が今特集を思いつくより遙か前に、店主の河島さんは「おにかいカフェ」を必要としていた。いやむしろ、こういう店ができたから…、なのか。
2階を求めたのは、往来に目を奪われず、1人で10何時間も店に気ぃよぉ居るため。窓は時計以外に時間が分かるものが必要だったから。その理由は理路整然としていて、呆気ないほどシンプルだが、あまりにも素敵である。長針と短針に追われる我が身に必要なのは、西に傾き行く日差し、ただそれだけの景色なんだろう、きっと。


■cafe ZANPANO(カフェ ザンパノ)
■京都市左京区田中里ノ内町81 宮川ビル2F
■075・721・2891
■14:00~24:00/木・第4水休


-京都CF!2009年6月号 引用-