そうだ、カフェに行ってみよう。

秋はゆっくりカフェでくつろぎならお茶しながら本を読む。そんな贅沢を京都CF!カフェ号からご紹介

意外とカフェでは大切な 非現実の小部屋の話②

2010年01月29日 | おにかいカフェ
  
 「トイレを見ればそのお店が分かる」とは、一般的に衛生面などについて言われることが多いですが、私はビジュアルも含まれると思っていて、トイレに凝れるお店は遊び心のあるお店だと思います。そういう遊び心がカフェには大切で、今回は「おにかいカフェ」という、地上2階にあるカフェを基本にした特集ではありますが、ここにご紹介するトイレたちは、立地にはこだわらず、店主の遊び心があふれた素敵な作品です。
 狭い空間であるため、店内よりもディスプレイなどとの距離が近くなり、細かな物までが見えます。また店と客が1対1になる場所でもあるので、お店からのメッセージも伝えやすい場所とも言えるでしょう。
 おこがましい言い方かもしれませんが、これを読んで「あ、そう言えばウチは何もしていないなぁ」というカフェの方は、ぜひトイレにも目を向けていただければ面白いと思います。それは、私のために(笑)。
 そして読者の皆様は、これからカフェに行った際には店内だけじゃなくて、ぜひトイレもチェックしてみてください!【了】


【写真左】
■サラサ3
■京都市中京区三条通猪熊西入ル御供町293
■075・811・0221
■11:30~23:00(L.O.22:30)/水休
■http://www.cafe-sarasa.com/

【写真右】
■和カフェ yusoshi+codomoshow
(ワカフェ ユソーシ コドモショウ)
■京都市中京区御幸町通御池上ル亀屋町378 5F
■075・254・7140
■11:30~23:00(金土祝前日~24:00)/無休


-京都CF!2009年6月号 引用-

意外とカフェでは大切な 非現実の小部屋の話①

2010年01月28日 | おにかいカフェ
  
 私はカフェをつくる仕事をしていますが、プライベートでもよくカフェに行きます。カフェに行く目的は人それぞれだと思いますが、私の場合、自宅を日常とするならばカフェの空間は非日常であり、そこに身を置くことによって、いつもとは違う感覚になれたりするのが心地よいのです。そしてそんな非日常空間からトイレへ行って、もしそのトイレが自宅のトイレと同じなら、一気に現実に引き戻されてしまいます。
 やはり素敵なカフェのトイレは素敵の延長であってほしい。さらに凝っていてくれると、なお楽しい。カフェはお腹も満たされるけど、それ以上に心も満たしてくれる場所だと思うので、食べ物や接客サービス以外の要素にも力を入れてほしくて、そういう付加価値の部分もカフェの魅力だと思うんですよね。【続】


【写真左】
■кафе бабочка(バーバチ)
■京都市北区上賀茂今井河原町66 Tree'sビル2F
■075・722・8087
■11:00~L.O.20:00/月休
■http://www.trunk-barbatica.com/

【写真右】
■CAFE OPAL(カフェ オパール)
■京都市東山区大和大路通り
 四条下ル三丁目博多町68番地
■075・525・7117
■12/00~22:30(L.O.22:00)/火休(祝日の場合営業)
■http://www.cafeopal.com/


-京都CF!2009年6月号 引用-

Café Chocolat

2010年01月27日 | おにかいカフェ
フランス文化+イタリア文化
足してできた21世紀型大衆食堂


Café Chocolat

 開店してわずか5分、テニスを楽しんだ婦人から、デート中のカップルの声が店内に響き渡り始め、15分後には満席となって取材が困難になるといったこの状況が「超のつく人気店」と呼ばれる所以だ。そんな同店を例えるなら「フランス+イタリア=新大衆食堂」と店長の鳥羽さんは言う。
それは「両国の大衆文化であるカフェとバールのパワーポイントを合致させてつくった近未来型食堂」と。そんなイイトコ取りな大衆食堂だから、10代の人は、「革新的」と感じ、60代の人は、「懐古的」と感じるのだろう。その「世代によって感じる感覚の違い」が2階という立地であっても、人気店にしてくれるということを証明している。



■Café Chocolat(カフェ ショコラ)
■京都市中京区三条通御幸町東入ル弁慶石町56
 1928ビル2F
■075・211・2357
■11:30~23:00(L.O.22:00)/不定休


-京都CF!2009年6月号 引用-

GOSPEL

2010年01月26日 | おにかいカフェ
磨き続けて、使い続ける
愛すべき住居な「おにかい」


GOSPEL

 ヴォーリズ設計の瀟洒な洋館。この店の2階に上がるにはちょっと度胸が要るかもしれない。だが、「入館許可書が無いと入れないのでは…?」と思うより、「住んでみたい…」と思う方が正解。実際、ひっきりなしに客が出入りしているのは、「外観から想像する店内と、同じ光景が広がっていることで安心感があるのかもしれませんね」とオーナーの山中さん。「店を例えるなら、バイオリン。磨き続けることで、誰もが想像したとおりの音が出せます。それと同じですね」。使わなければ廃るから、冬場は暖炉に薪をくべる。職住一体の町家論にも似た建築物への愛情が、支持され続ける秘訣なのだ。



■GOSPEL(ゴスペル)
■京都市左京区浄土寺上南田町36
■075・751・9380
■12:00~24:00/火休(祝日は営業)


-京都CF!2009年6月号 引用-

cafe diner rhythm

2010年01月25日 | おにかいカフェ
+αのギミックで生まれた
「安息の地」なカフェ


cafe diner rhythm

 同店の元々のコンセプトは「回転率の低い店」である。それを実現するために、2階であり、なおかつ外からの視線を一切感じないビル奥に出店した。そこにプラスアルファしたのが「靴を脱いで上がる」という海外の習慣ではない、我々の習慣となっている行動。それこそが「幼なじみのひとり暮らしの家に遊びにいった時の、気の許せる感じにさせる」とオーナーの以西さん。
「ビル奥の2階」というベースにこのギミックがアクセントとなり、同店を常時、声の途切れることのないほどの人気店に仕立てあげた。こういった「心置ける地」が街なかにあるということは、我々にとって嬉しい限りである。



■cafe diner rhythm(カフェ ダイナー リズム)
■京都市中京区御幸町通四条上ル大日町416-5 デコ2F
■075・212・4404
■12:00~L.O.23:30
 金土祝前12:00~L.O.翌1:00/無休


-京都CF!2009年6月号 引用-