昨夜、娘と孫娘が「宵宵山に行こう」とやってきました。夕食を終え、19時頃に出発。新町通りを下がっていきましたが、婆さんと娘は「買い物」、孫娘は「夜店」が主目的ですので、私とは途中で別行動になりました。
錦小路通を過ぎたところから、大変な混雑。覚悟はしていましたが、放下鉾の所では、人の流れに乗って歩くのがやっとの状況でした。
四条通に出ると、人はいっぱいでしたが、道幅が広い分、少し余裕があります。しかし、大変な人出です。
交差点から、東西に山鉾の提灯の明かりが輝いている風景は、「祇園祭の中にいる」という気分を強く感ずることが出来ますので、ここに人が集まってくる気持ちは良く分かります。
四条新町の交差点から見る風景です。西に「郭巨山」「四条綾鉾」、東に「月鉾」、遠くに「函谷鉾」、「長刀鉾」が見えます。


新町通りを下ると「船鉾」が有りますが、夜店も建ち並んで道幅が狭く、人で混雑していましたので、四条通を長刀鉾まで歩いて来ました。
四条通が広いと言っても、立ち止まって鉾をゆっくり眺めたり写真を撮ったり出来る程ではありません。歩きながらの撮影になりますので、手ぶれを起こしてしまった写真が何枚か出てしまいました。月鉾、函谷鉾の横を、祗園囃子を聞きながら歩きます。




烏丸通も「歩行者天国」になっていて、ここにも夜店が並んでいます。この通りも人で埋め尽くされていました。烏丸通から「長刀鉾」が大きく見えてきます。ここでも交通整理の方達が「立ち止まらないで」を連発しています。
こんな状況でも、暗い中に浮かび上がる鉾の美しさを見ると、「毎年、やっぱり来てしまう」と言うことになるのでしょう。





この先も人の流れは続いていましたが、ここから先は、山鉾は有りませんので、私は東洞院通に入ってしまいました。
東洞院通を姉小路通まで上がって、烏丸通に出ました。
この場所でも、こんなでした。

烏丸通を渡ったところに「NHK京都放送局」があります。その前に立つと、中から祗園囃子が聞こえてきました。生演奏をやっているとのことでしたので入って見ました。演奏は、後祭の「南観音山」でした。
たくさんの人が楽しんでいましたので、私は、立ち見です。お囃子の演奏を解説してくれますので、巡行が開始された時、辻回しの時、鉾町に帰ってきた時等、曲の違いが理解できます。小学生の頃からお囃子を始め、山鉾に関わっていくことで、このお祭りを継承していく取り組みが行われているわけですね。

少し涼しくなった御池通を、耳に残る祗園囃子を心地よく感じながら戻りました。
夜の散歩、歩数は約4,400歩。