明日から雨が降るようなので、婆さんに「今日はどこに行く?」と聞いたところ、「私は勝手に行く!」と言われてしまいました。
昨日のハードな散歩の影響で疲労が抜けきらない状態でしたので、遠くに出かけることは諦めました。暫く清水寺に行っていなかったので、そこを目的地に決めました。青モミジも綺麗だと思ったこともありますが。
久しぶりに五条通から行くことに決めて出発。五条通りまでは室町通を歩きました。五条通は歩道も広く、人も少ないので自分のペースで歩くことが出来ます。
五条大橋に来ると、東山がくっきりと見えます。橋の袂には「この辺で扇がたくさん生産されていた」ことを表す「扇塚」があります。五条大橋から見た鴨川上流が綺麗でした。
東山五条の交差点の手前に若宮八幡宮がありました。「陶器神社」とも呼ばれ陶器に関係する方々からも信仰されていて、毎年、八月には境内で、盛大な陶器市が開かれているようです。
「この石で足利尊氏の病気が治った」と言う謂れのある「蓬莱石」も置かれています。
奥には石橋の架かった池もありました。
今まで立ち寄ったことはありませんでしたが、古い謂れのある神社だということが分かりました。
東山五条の交差点には「大谷本廟」があります。大谷本廟は親鸞聖人の墓所で広い境内を持っています。今まで、私は中に入ったことが有りませんでしたので、清水寺にはここを抜けていくことにしました。緑も多く、気持ちの良い境内でした。
仏殿の左側を回り、「二天門」を通り清水寺に続く細道に出ます。二天門は形の良い門です。
この道は、墓所の中を通る細道ですから特に観光用というわけでもありません。「ここを歩いても良いのか」と抵抗もありますが、外国人の観光客は、結構、多く歩いていました。
ただ、うれしい発見もありました。「妙見堂」という江戸時代に建立されたお寺です。境内にある絵馬堂からは、京都市街が良く見えます。
清水寺への出口が見えてきました。三重塔の下に出ます。
緑の中に朱色の三重塔が鮮やかです。
仁王門の周りには、着物姿の外国人や修学旅行の生徒さん達で賑やかでした。
「月の庭」で有名な成就院の方から回り、三重塔の裏側に出ます。この辺も青モミジが綺麗で、観光客も少ないので結構静かな所です。
三重塔周辺からは、京都市街が良く見えます。
帰りは清水坂を下りて行く訳ですが、修学旅行生と外国人観光客で大混雑でした。人込みを歩くのも「散歩の楽しみ」と考え直すことにしました。
三年坂はそれほどの混雑はありませんでした。
二年坂の手前から八坂の塔へ向かいます。青空に五重塔がくっきりと浮かんでいます。
八坂の塔から八坂庚申堂の前を通り東大路通に向かいました。八坂庚申堂は女性に人気が有ります。
東大路通に出て安井金刀比宮に入りました。「縁切り縁結び碑」は、今日も行列が出来ていました。
建仁寺にも寄って来ました。静かな境内は、何時来ても気持ちが落ち着きます。
建仁寺の境内からも入ることが出来る「禅居庵 摩利支尊天堂」も覗いて来ました。イノシシがあちこちに置いてある境内です。
その横を通る大和大路通から恵比寿神社に入り、境内を抜けて宮川町を歩いて帰りました。
恵比寿神社は、商売繁盛の神様で一月の「初ゑびす」は大賑わいとなります。お参りの仕方がユニークで、本殿正面で拝んでから左側面に回り、横からもお願いをすると言うものです。実行するには、少々、はずかしい気もしますが。
宮川町の通りは静かでした。歌舞練場からは、三味線や鼓の音が聞こえていました。
川端通に出て団栗橋を渡って帰りました。鴨川には、四条大橋まで納涼床が並んでいました。
錦市場を通って来ましたが、ここも修学旅行生と外国人観光客で混雑していました。地域の人の買い物に支障が出ているようですが、観光との兼ね合いで難しい問題です。
今日はリハビリ程度の軽めの散歩にしようと思っていたのですが、歩き始めると欲が出てしまいました。爽やかな気候で気持ちの良い街歩きが出来ましたが、結局、疲れが増してしまうことになりました。
今日の歩数は、13,786歩
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