このところ祇園祭ばかり追いかけていましたので、夏の花を探し歩くことにしました。
室町通を上がっていくと「鯉山」が山建てを始めていました。通りにも祭提灯が飾られ、後祭りの準備が進んでいました。


相国寺の「蓮」を見に行くことにしました。昨年も行ったのですが、その時には、まだ咲いていませんでしたので再チャレンジです。
御池通では、ケヤキ並木の緑が深まっていて、恒例の「セミの大合唱」も始まっていました。車の騒音に対抗しているかのようです。

日陰を探しながら烏丸通を歩いて行ったのですが、「とにかく暑い」。
丸太町通から京都御苑に入りました。砂利の所は照り返しで暑いので、「出水の小川」から木陰の中を歩いて行きました。御所の上にも夏空が広がっていました。さすがに人影は、殆どありません。

建礼門から続く塀の角に「清水谷家の椋」の大木があります。木陰が涼しさを感じさせてくれます。


御苑を抜けて今出川通に出ます。寺町通を上がって「仏陀寺」に行きました。「木槿(ムクゲ)」の花が目的です。境内には「蓮」も涼しそうに咲いていました。






少し戻って、寺町通から西に入って行くと「相国寺」です。途中のお寺の塀越しに「百日紅(サルスベリ)」が咲いていました。そう言えば、烏丸通にも咲いていたのを思い出しました。

「相国寺」の境内に入ります。蓮の咲いている放生池は、同志社大学の横にある南門から入った左手にあります。垣根越しになりますが、多種の蓮の花を見ることができます。池には「天界橋」と呼ばれる石橋が架けられています。お寺に似合う花です。






ここで帰ろうと思ったのですが、堀川通にある「晴明神社」に桔梗が咲いていることを思い出しました。余りにも暑いので、御苑に入って休んでから行くことに。木立の間から青空を眺めながら休憩です。

乾御門から出て烏丸通を渡り、一条通を堀川通に向かいます。一条戻り橋を渡り堀川通へ。少し上がった所に「晴明神社」があります。晴明神社の社紋に桔梗印を用いていることから、約2,000株の白や青紫色の桔梗が植えられているそうで、鳥居の脇や境内に咲いていました。花が開花している間だけ「桔梗守」(有料)が授与されるようです。






晴明が念力で湧出させたと伝わる「晴明井」から流れ出る水が涼しそうでした。

帰りは、堀川通から御池通へ、そして新町通を下がってきました。
この通りには、後祭の「八幡山」「北観音山」「南観音山」があります。
八幡山です。

北観音山です。


南観音山です。


両山とも山の上に立てる「真松」が用意されていました。明日が曳初めになります。
室町通に戻りましたが、鯉山の山建てがここまで進んでいました。

熱中症に負けず良く歩いた散歩になりました。婆さんには「年齢を考えなさい!」と怒られてしまいましたが。
今日の歩数は、16,789歩。