丹後の観光を振興しよう

丹後の観光客は年々減り続けています。その理由をレポート、解き明かします。

日本一おいしい丹後米

2008-07-16 | 行政
 今日から、このブログも再出発です。私も、本気で、京丹後市の改革に取り組みたいと思います。ただの一市民の私ですが、きっとこのブログが改革の第一歩となれるよう努力するつもりです。

 そのためには、まず、膿を出し切ることです。少し、荒療治に成ると思いますが、大阪府と同様に再出発しましょう。

 この間のブログでも書きましたが、京丹後市が誇れる物は、22点の中に、はたして、有ったでしょうか。とりあえず、今回は、日本一おいしいと言う丹後米について書いてみましょう。

 京丹後市 秘書課課長に「日本一おいしい」と言う根拠について聞きました。「以前に2回特Aにランクされた」からとの答えでした。「それは、日本一おいしいという根拠ではない」と言いますと、「皆が日本一おいしいと言ってくれるから、法的にも何ら問題が無い」と言う返事でした。
 しかし、京丹後市は、その後、広報誌から、「日本一おいしい」の表現は止め、「たびたび特Aにランクされた」にトーンダウンしました。しかし、その後の1回を加えて3回特Aにランクされましたが、それをもって「たびたび」というのは、使うべきでないと思います。せめて50%以上でなくてはね。これでも、考えに考えた末の表現なのでしょう。「貧乏人の恥さらし」そのもののように見受けられます。

 ところで、特Aに認定された丹後米というのは、ある熱心な一農家の作った、ほんの一部の米であって、丹後で栽培された米、全てではありません。やはり、このような優秀な米を作った農家は、誉められて然るべきと思います。

 そこで、一般の農家に聞いてみました。「市が日本一おいしいと宣伝してくれるから、私達は助かっている」というのです。要するに「騙し売り」です。それでは、「日本一おいしい米なら、日本一高く売れるのか」と聞きますと、玄米30Kg当たり7500円程度なのです。しかし、農家はこれでも良いのです。JAS法という法律が有って、それに基づいての表示義務があるのです。つまり、米の検査を受けなければならないのです。それを受けると、2等、3等になると思われる米を、JAS法に基づく表示をしなければ、低価格米が高い金額で売れることになるのです。まあ、闇米ですね。農家、万々歳です。こんな農家が少ないことを願うばかりです。
 こんな農家もありました。「こんな売り方はおかしい」と言いますと、「別に売れたら良いじゃないか。ごちゃごちゃ言うな。」と怒られました。

 そこで、魚沼のサイトを覗いてみました。確かに、こちらでは、このような良いかげんな事を書いているサイトは見かけませんでした。皆さん、おいしい米を作る努力をされているようですし、また、それを正直に表現されているようです。

 また、検査を受けていない米は、産地表示が「国産」となるようで、丹後米とは表示出来ないようです。
 私も、丹後全ての農家を調べたわけではないので、本当においしい米を作ろうとしている農家も多いことと思いますが、ごく少数でも、悪質農家があれば、世間は、全て同じと思ってしまいます。