当会のホームページ(下記)について、公開方法などを再検討のうえ、アドレスを変更することになりました。
http://kyoikunoashita.sakura.ne.jp/
こちらのアドレスは、1月31日までは閲覧可能です。
再公開ができるようになりましたら、新アドレスとともに改めてお知らせいたします。
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2013年5月26日午後、当会主催企画、大阪“教育条例”制定から1年「大阪の教育どうなるん!? 立ち止まって検証してみよう集会」を開催しました。
以下、スタッフによる参加報告を掲載します。
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「大阪の教育の明日を考える会」は、一昨年の「大阪府教育基本条例」の騒動以来、「大阪の教育不安の声」集会など、大阪の教育の明日について考えてきました。今回の集会は、かの基本条例が「大阪府教育行政基本条例」「大阪府立学校条例」「大阪府職員基本条例」「大阪市立学校活性化条例」という形で制定されて以後の大阪の「教育改革」を、よくなったところ、悪くなったところ・懸念を虚心坦懐に出し合おうという企画でした。59名のご参加を得て、とても充実した内容になりました。
第一部は、まず、現状報告として、小野田正利さん(大阪大学)、大学生(この春まで高校生)のAさん。そして現役教師の立場で佐藤さんが報告しました。
続いて、シンポジウム「条例制定 そのプロセスとその後を振り返る」では、シンポジストに矢野裕俊さん(前大阪市教育委員長)、発言する保護者ネットワークの大前ちなみさん、そして前府立高校PTA協議会会長・府立学校将来像検討委員の藤田城光さん、コーディネーターに滝沢潤さん(大阪市立大学)で、政策立案の立場、保護者の立場で大阪の教育と条例について語っていただきました。
その中で、矢野さんからは、基本条例案を憲法や教育法令の中に位置づけながら、真に大阪の教育の現状と課題に沿った内容にすることに腐心された経験、藤田さんからは、保護者の立場で条例案を批判し、嘆願書の形で意見表明して条例の修正に力を尽くされた経験をお話いただきました。また、大前さんからは、保護者の立場で、またご自身が大阪の教育を受けてきた立場で、改革の必要性と真に子どもや保護者の立場にたった改革の視点をお話いただきました。
第二部は、参加者みんなでグループ討論(熟議)「大阪の教育のいま、そしてこれから」。①いま行われている「授業評価」ってどんなもの? 生徒、保護者の反応は? ②学校選択制・学区撤廃は今後どうなる? という2つのテーマ設定で、各班で討論し、討論要旨をキーワード化して発表しました。
「何のためにやってるのか?」「誰のためにやっているのか?」「子どものとって本当にいいことなの?」「進行方向がわからない。」「何か違うな」「生徒、保護者の思いとアンケートにずれがあるのではないか」「結局選べないのではないか。」「選べる子はグローバル化で大阪には残らないのでは?」「学力テストと選択制が結びつくのはよくないのでは」「学力保障をいうなら経済格差を含めて地域の格差を何とかしないか。」「グローバル教育は実はローカルの中にあるのでは。」・・・様々な意見が出て、この後のフリーテーマ討論も含めて実に多様な議論が展開されました。
私自身、司会をやりながら、とても手ごたえを感じていました。大阪の教育についてこれだけ熱く語り合えたのはすごいことだと思います。また、まとめで代表の小野田さんから、「2年後にまたやりましょう」宣言もでました。今回、ご参加いただいた方々に深く感謝申し上げます。