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大阪の教育の明日を考える会 意見発信ブログ

「教育基本条例案」では、子どもたちが心配。条例案に言いたいこと、心配なこと、大阪府民の真実の声を掲載していきます。

【予告再掲】大阪の教育不安の声・第3弾「大阪の教育どうなるん!?」集会(5月17日更新)

2013-04-18 10:47:19 | 行事予定

大阪の教育の明日を考える会主催 「大阪 "教育条例” 制定から1年 大阪の教育どうなるん !? 立ち止まって検証してみよう集会」 を、下記要領にて開催します。

案内チラシPDF版は、こちらから

日時:2013年5月26日(日)午後2時~6時 (たっぷり4時間)
場所:大阪大学中之島センター 7階 セミナー室
 アクセス:http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

【参加費】資料代・会場費 一般1000円・学生500円
【参加申込方法】定員50名 お名前・連絡先を、事務局メールアドレスまでお知らせください。

jimukyoku@kyoikunoashita.sakura.ne.jp

参加申込締切:5月22日(水)受付分まで

<タイムスケジュール>
第1部 午後2時~4時 現状報告とシンポジウム
●「大阪の教育 現状報告」
 報告者:小野田正利さん(大阪大学)、教員、高校生、ほか
●シンポジウム「条例制定 そのプロセスとその後を振り返る」
 シンポジスト:矢野裕俊さん(前大阪市教育委員長)ほか
 コーディネーター:滝沢潤さん(大阪市立大学)
第2部 午後4時~6時 参加者みんなでグループ討論
●熟議「大阪の教育のいま、そしてこれから」
 (1)いま行われている「授業評価」ってどんなもの?
 (2)学校選択制・学区撤廃は今後どうなる?
 ほか、参加者の関心の高いテーマについても取り上げる予定です。

【企画趣旨】
 「大阪府教育行政基本条例」「大阪府立学校条例」が制定されたのは昨年3月のこと。ほぼ1年が経過します。その後7月には「大阪市立学校活性化条例」も制定されました。以後、大阪では「授業評価」「学校選択制導入」「府立高校学区撤廃」「学校協議会」など、矢継ぎ早やの改革がすすみつつあります。
 一昨年秋の「教育基本条例案」以来、私たちは「大阪の教育 "不安の声”」と題して大阪の "教育改革” に懸念を示してきました。一連の改革は子ども・生徒たちをどこに導こうとしているのか、また、発達と成長はどう保障されるのか、それこそ懸念は「思い過ごし」で大阪の教育は好転したのか……あらためて考えることが必要だと考えます。
 改革が具体化されつつある今、この間の「よくなったこと」「悪くなったこと」を、立ち止まって考えてみませんか。


「学校選択制市民熟議」があります

2012-06-28 10:21:06 | 行事予定

現役の保護者が、自分たちで「大阪市の学校選択制」を考えようという企画
市民熟議実行委員会主催「学校選択制 市民熟議 ―学校を考えるワークショップ」が、
2012年7月16日(月・祝)午後1時30分~4時30分
たかつガーデン(大阪府教育会館)にて開催されます。

参加費は資料代500円。
紙芝居など楽しい企画もある保育(保険料実費込み500円)の準備もあります。
大阪市以外の方でも参加できるそうです。
市民熟議の企画趣旨、案内チラシ、参加申込み要領は、
下記の「学校選択制市民熟議」のウェブサイトをご覧ください。
http://www.jyukugi.com/


大阪の教育“不安の声”2 「いま、教育の明日を切りひらく」

2012-03-06 15:44:56 | 行事予定
3月4日(日)午後、当会と全国高校生活指導研究協議会近畿北陸ブロックゼミナールさんとの共催企画として、
シンポジウム 大阪の教育“不安の声”2 『いま、教育の明日を切りひらく』を開催しました。

午前の部の教師の皆さんの実践報告分科会に参加された方も引き続き、そして、保護者や大学生など合計69名のみなさんに参加していただきました。雨の中、ご参加いただきました皆さん、本当にありがとうございました。

はじめは、土肥信雄さん(元東京都立三鷹高等学校校長)の講演です。
土肥さんは、2006年に通達された東京都教育委員会による「職員会議で挙手や採決で教職員の意向をはかるのを禁止する」通知に対し、「この通知によって、教員の間に何を言っても無意味という空気が広がり、自由な討論がなされず、学校の言論の自由が失われた」と通知の撤回をもとめられました。その結果、都教委によって、様々な言論弾圧や個別的職務命令を強要されるなどの圧力を受け、定年退職後の非常勤教員採用試験を受けると最低評価を付けられ、不合格とされました。
(詳細は、http://www.dohi-shien.com/ 「土肥元校長を支援する会」のホームページをご覧ください。)

講演の冒頭は、土肥さんが、都教委に通知の撤回を求めて公開討論の呼びかけなどをされていた当時の様子と、定年退職までの校長として勤務されていた三鷹高等学校での日々の様子を取材したテレビ番組のビデオ上映から始まりました。

ほぼ毎朝、生徒さんたちの登校を出迎えて挨拶・会話をし、休み時間に教室を回り、クラブ活動にも顔を出して声をかけ、一番大事なことは「言論の自由」だと語りかける。・・・こんな校長先生は私も見たことがありません。


土肥さんが手にされているのは、その校長最後の日の離任式のときに、駆けつけた卒業生から手渡された手作りの「卒業証書」です。

こんなに生徒さんたちから信頼され、言論の自由という民主主義にとって最も重要な自由権の侵害に異を唱えたことに対し、都教委がかけた圧力の実態をいろいろ教えていただきましたが、とてもひどい内容でした。

「ひょっとすると、大阪の数年後の姿かも。」という締めくくりには、本当にそうかもと恐ろしい思いがしました。

ちょっと気になったのが、校長が教員の業績評価をする際に、実施要領には「絶対評価」とあるにも関わらず、都教委が最終的に相対評価をするための資料として、これとは別に「相対評価」の資料を出すように言われていた実態があったというお話。大阪の修正条例案でも、府の職員条例の中で、教員については相対評価を除外する形にはなっていますが、東京都のように、実態として別途の相対評価資料を出せというような職務命令が出されるようなこともあるかもしれないんだなと。そんなことも感じました。


当会の小野田正利代表からは、大阪の教育条例案が、現在どういう内容で提案されているのかとうことについて説明があり、2月21日号から時事通信社の「内外教育」誌に寄稿・集中連載している条例案に対する解説の内容を、キーワードを示しながら話していただきました。



解説を聞けば聞くほど、この条例案はアメリカの落ちこぼれゼロ法によく似ていて、つまり、学校を閉鎖し、余剰教員を削減し、教育予算をカットしていくための方策として、「学力テストの成績」「定員割れ」という数字を都合のいい指標として使い、いざ閉校、分限免職という事態が起こったときに反対する教師を応援してくれるであろう保護者と教師とを仲たがいさせておこうと、そういう狙いが隠れているという気がしてならないです。

小野田代表は、「学問の自由、結社の自由、言論の自由、これをつぶしたいのが3条例案。知事・市長が決めたからもうダメ、ではなく、私たちの意見を出すこと、言いつづけることが大切。」と発言されました。

当日は、お二人の話を聴くだけではなく、参加者全員がグループに分かれ、自己紹介もしながら、「生徒が教師を評価する」ことについて、議論を交わしたりもしました。この他、現職教員から、既に連続定員割れだという高校の実情などの現場レポートもあり、保護者や学生さんからの意見も出て、充実した3時間半の企画となりました。

(文責:事務局スタッフ・小牧美江)

3月4日のシンポジウム企画にぜひお越しください

2012-02-24 11:48:17 | 行事予定
府議会に条例案が提出され、まったなしの状況になってきました。
本当にこどもたちにとって必要な教育や、その大切な学習環境となる学校を、私たちはどうやって守っていったらいいのでしょうか。

今こそ、学校現場の教員と、こどもたちの教育の行方を心配する保護者や地域の人々とが、お互いの思いを知り、手をつながなければならないときなのではないか。そんな思いも込めて、教員のみなさんの研修企画とタイアップして、大阪の教育の明日を考える会との共催企画のシンポジウムを、下記の要領にて開催します。

第1部の分科会も含めて、教員だけでなく一般の方も参加可能です。

第1部の分科会は、普段、授業参観や懇談会でしか会わない教員のみなさんが、どんな思いで日々の授業や行事に取り組み、こどもたちと向き合っているのか。そんな「フツー」の学校・教員の思いや悩みを知り、ともに考えることができる良い機会かと思います。

第2部も、お知らせしていましたとおり、土肥信雄さん、小野田正利さんのお話を聴き、教員のみなさんとの意見交換もできる、こちらも魅力的な企画です。

案内チラシは、こちらから。 

参加費は、全日・半日共 一般1,000円 学生500円です。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
なお、当日参加も可能ですが、準備の都合上、参加をご希望の方は、チラシ記載の大阪高生研事務局までお知らせください。


【高生研近畿北陸ブロックゼミナール & シンポジウム のご案内】
2012年3月4日(日) 10:00~17:30 (半日参加可能)

会場:武庫川女子大学 中央キャンパスC館(中央図書館棟)
   武庫川女子大学中央キャンパス アクセス   キャンパスマップ

第1部 10:00~13:00 分科会 C906、907、913室
    ・新学期担任講座 ・クラスづくり実践 ・授業実践

第2部 14:00~17:30
当会と全国高校生活指導研究協議会近畿北陸ブロックゼミナールの共催企画
シンポジウム 大阪の教育“不安の声”2 『いま、教育の明日を切りひらく』
講演:土肥信雄さん(元東京都立三鷹高等学校校長)
& 小野田正利さん(大阪大学大学院教授)、高校教員との鼎談。

3月4日シンポジウムのご案内

2012-02-12 09:00:00 | 行事予定
大阪の教育はいよいよとりかえしのつかない事態につきすすんでいると危機感をあらたにしています。

そんな基本条例案に抗して、大阪の教育の明日を考える会は、高生研(全国高校生活指導研究協議会)近畿北陸ブロックゼミナールとの共催企画で、下記のとおりシンポジウムを開催することにしました。

大阪の教育“不安の声”Ⅱ『いま、教育の明日を切りひらく』
日時:2012年3月4日(日)14:00~17:30
会場:武庫川女子大学
登壇者:
土肥信雄さん(元東京都立三鷹高等学校校長)
小野田正利さん(大阪大学大学院教授)

企画内容は、土肥信雄さんの講演と、土肥信雄さん、小野田正利さんと高校教員による鼎談です。基本条例案にゆれる大阪ですが、その中で元気よく教育の明るい展望を見いだせるような企画にしたいと思います。

参加要領など詳細が決まりましたら、改めてご案内を掲載します。