トレントCalの2010-2011シーズンまとめです。
2010-2011シーズン成績
・セリエA 7位(38試合14勝21分3敗。得点42失点25得失点差17、勝点63)
・イタリアプライムカップ 準優勝
・ヨーロピアンクリーグ グルーピリーグ敗退。
・チーム出場ランキング/ベスト5
第1位 シェファー、パスクァル(38試合)
第5位 メルテザッカー、フォリオ、カーレンベルグ(37試合)
・チーム得点ランキング/ベスト5
第1位 ラゾビッチ、ソッレンティーノ(13ゴール、セリエA5位)
第3位 フォリオ、アルベス(3ゴール)
第5位 R・コバチ(2ゴール)
・チームアシストランキング/ベスト5
第1位 カーレンベルグ(8アシスト、セリエA5位)
第2位 アルベス(6アシスト、セリエA9位)
第3位 ペッレ(4アシスト)
第4位 ラゾビッチ、ソッレンティーノ(3アシスト)
・チーム評価点ランキング/ベスト5
第1位 ラゾビッチ、(6.0)
第2位 R・コバチ、(5.9)
第3位 パスクァル、ソッレンティーノ(5.8)
第5位 フリューレン他4名(5.7)
今シーズンメモ
90億円を移籍市場に投入して代表クラスの選手を補強。あわよくばスクデット手にするつもりであった。
しかし、期待された新戦力はチームになかなかフィットせず、ヨーロピアンリーグとの掛け持ちにも苦しみ、負けはしないが勝ちきれない状態が続く。ヨーロピアンリーグ早期敗退後も事態は好転せず、中位に沈んだまま。プライムカップも準優勝に終わり、失意のシーズンであった。
最大の誤算は今シーズンもケガ人が続出したFW陣。昨シーズン得点ランキング3位のソッレンティーノとセルビア・モンテネグロ代表ラゾビッチの2トップは合わせて26ゴールを挙げるも、ケガでコンスタンスに活躍できず、バックアッパーとして期待されたベテランFWのルカレッリもケガで長期離脱。10試合で1ゴールしか挙げられず、期待外れに終わっている。
ユベントスからタラダリ、フランスのオセールからカーレンベルグを獲得し、活性化を図ったMF陣も好不調の波が激しく、安定感を欠いた。チーム史上最高金額となる38億円でドイツのハノーバーからメルテザッカーを獲得し、セリエAチーム最小失点2位の25失点と鉄壁を誇ったDF陣のしぶとさがなければ、さらに下位に沈んでいたかもしれない。
新シーズンメモ
・今シーズンで契約の切れるブアデス監督は退任が決定的。後任を選定中。
・C1からチームを支えてきたベテランFWのサビハヒブは引退。アシスタントコーチ就任が内定。
・新戦力の補強は進んでおらず、獲得が決まった選手はゼロ。逆にクリズペラにラツィオ移籍の噂。
鳴り物入りで入団したタラダリ(左)とカーレンベルグ(右)。コンスタントに出場し、及第点はつけられるが、補強による上積みは少なかった。
13ゴールを挙げたソッレンティーノだが、勝ちにつながるゴールは少なかった。
2008年から指揮を執り、堅守速攻型のしぶといチームを作ってきたブアデス監督だが、今シーズン限りでの退任が決定的。