おらと煙は・・・  ~ Diary of  ”Maikuru” ~

高い所が好き。山の頂上で食べるラーメンが大好物。
密かにアクティブ宣言した勘違いオヤジの日記。

川幅うどん

2022年05月16日 | 日記
令和4年5月12日(木)     晴れ




 コロナウイルスの流行が始まるはるか前に、会合のお土産で「川幅うどん」というものを頂いたことがありました。

利根川の川幅が一番広いといわれる埼玉県のとある地域の名物らしく、買い物のレシートみたいなうどんでした。

そのインパクトと味を忘れられない妻が、川幅うどんのことをたまに思い出したように「もう一回食だい」と何度か言います。スマホを入手して半年経ったおらは、ネット通販を利用して「川幅うどん」を検索し、1,200円ほどの商品をポチッとしました。


ドッキリのつもりで内緒で買い物し、妻の驚いて喜ぶ姿を想像してワクワクして商品を待ちます。

仕事の最中、スマホのメールを見ると「お届け完了」のお知らせが届いています。きっと受け取った妻は喜んでいるに違いありません。


鼻歌交じりに帰宅すると妻は台所で料理中のようです。玄関と茶の間にはうどんの商品のような箱は見当たりません。おらに断る前に煮込んでいるのかもしれません。


ーーーー ここまではおらの構想です。

ーーーー ここからは現実です。


着替えて茶の間のmyポジションに座ると、「ネコポス」という厚紙の封筒が置いてあります。何かのお知らせかと封を開けると、透明なビニール袋のなかに白い平たいものが入っていました。

ビニールを開け、中の布を引っ張り出すと、パタパタと折られた布が開きながら下りていきます。相当の長さのようで、立って手を上に伸ばしてやっと吊り下げることができました。

その布には「川幅うどん」の文字がでかでかと書いてあります。布の脇には二つ折りの布が縫い付けてあり、まるで幟旗のようです。

なぜ「ネコポス」で「この布」がおらに送り付けられたのか、うどんを購入した人へのサービスと思い台所の妻に報告にいきました。


そこで妻が作っていた料理は、「孟宗汁」でした。

うどんはありません。


うすうす感づきながら、「ただいま、うどんない?」と妻に尋ねると、「なんでうどん?筍しかない」とのこと。


そう、おらがポチッとしたのは食品ではなく宣伝用の幟旗だったのです。しかもこんなに大きいのにリーズナブルな値段で。
事情を知った妻は大笑いでした。

スマホでネットショッピングは手強いです。


ドアに挟んでみました。







脱サラしてうどん屋でも始めようかな。






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