一連の硫化水素自殺関連のニュースを見てて思うのですが。
マスコミはネットネットと騒ぐ前に、自分たちが連日、全国規模で「硫化水素自殺が相次いでいる」「硫化水素自殺の方法がネットに載っている」という情報を提供しまくっている事を自覚しているのだろうか。
こっちのほうがネットに載っている情報そのものよりも影響が大きい可能性を考慮しているのか。
練炭自殺やオレオレ詐欺がそうだったけど、新聞やテレビが大々的に取り上げる事で、かえって手法が広く普及してしまうという事は良くある事なのだが、マスコミはそのことを理解していないんじゃないか。
硫化水素自殺、製造説明は有害情報・警察庁(NIKKEI NET)
私は中学のとき、理科の実験で硫化物を作ったことがあったのだが、そのときに所謂「硫黄の臭い」(硫黄自体は無臭で、これは硫化水素の臭い)が発生していた。
つまり私の記憶が間違ってなければ、硫化水素なんて中学レベルの理科の知識があれば作れてしまうのだ。
その程度のものをネットに載っていたから有害・削除ってどういう事だよ。
そら一時的な措置として情報を見せないようにしておくのは有益ではあろうが、同じ事はマスコミにも言えるわけで。
片方は規制して片方は放置、しかも明らかに普及度の高いほうを放置ってのはなんなのかサッパリ理解できん。
少なくともマスコミはWHOの自殺報道に関するガイドラインくらい守ってから「報道の自由」を主張するべきだし、警察はこの範囲でならマスコミに圧力かけてもなんら問題はないはずなんだが?
今回のネット規制そのものは間違っちゃいないだろうけど、報道及び警察の意識の根底には単純な「ネット=悪」の図式があるように思えてならない。
マスコミはネットネットと騒ぐ前に、自分たちが連日、全国規模で「硫化水素自殺が相次いでいる」「硫化水素自殺の方法がネットに載っている」という情報を提供しまくっている事を自覚しているのだろうか。
こっちのほうがネットに載っている情報そのものよりも影響が大きい可能性を考慮しているのか。
練炭自殺やオレオレ詐欺がそうだったけど、新聞やテレビが大々的に取り上げる事で、かえって手法が広く普及してしまうという事は良くある事なのだが、マスコミはそのことを理解していないんじゃないか。
硫化水素自殺、製造説明は有害情報・警察庁(NIKKEI NET)
硫化水素を使った自殺が全国各地で相次いでいることを受け、警察庁は30日、硫化水素の製造方法などを具体的に説明したインターネット上の書き込みを、傷害や傷害致死事件などを誘発する「有害情報」に指定した。プロバイダーや掲示板の管理者などに削除を要請するよう各都道府県警に通達を出した。個人がネットに掲載したものは規制してもオッケーだけど、全国紙や全国ネットの番組から流れる情報は規制しないという謎理論。
私は中学のとき、理科の実験で硫化物を作ったことがあったのだが、そのときに所謂「硫黄の臭い」(硫黄自体は無臭で、これは硫化水素の臭い)が発生していた。
つまり私の記憶が間違ってなければ、硫化水素なんて中学レベルの理科の知識があれば作れてしまうのだ。
その程度のものをネットに載っていたから有害・削除ってどういう事だよ。
そら一時的な措置として情報を見せないようにしておくのは有益ではあろうが、同じ事はマスコミにも言えるわけで。
片方は規制して片方は放置、しかも明らかに普及度の高いほうを放置ってのはなんなのかサッパリ理解できん。
少なくともマスコミはWHOの自殺報道に関するガイドラインくらい守ってから「報道の自由」を主張するべきだし、警察はこの範囲でならマスコミに圧力かけてもなんら問題はないはずなんだが?
今回のネット規制そのものは間違っちゃいないだろうけど、報道及び警察の意識の根底には単純な「ネット=悪」の図式があるように思えてならない。
ネット上に載せている小説の中に「風呂場を目張りして洗剤混ぜて自殺する描写」があった場合どう扱われるのかという事。
こんなのテレビとかでもよく出てくる描写で(というか私はコレをテレビで知った)、もしコレが削除されるなら、やっぱりテレビも同罪のはずだ。
そりゃあ面白半分で自殺方法をやたら紹介したり煽ったりする奴は悪かろうが、それは個々の利用者の問題であってネットなりBBSといった場所の問題ではないし、煽っているというなら報道だって自殺を煽っているようにも見えるわけで。
やっぱ今回の報道のされ方とかは、どうにも腑に落ちないんだよなあ。
http://blog.goo.ne.jp/kuroya_blue/e/75f6c552aa496f4e1d646369f1874c97
テリー伊藤のネットに対する考え方とか見てると、ホント「金になれば持ち上げるし、金にならなきゃ叩く」って事なんだろうなー、と思いますよ。
そもそもニュースが硫化水素なんて単語連発しなきゃ
検索すらできないわけで・・・・
とでも屁理屈こねてくるんでしょうかね・・・
結局のところ、洗剤混ぜる事を説明するだけでアウトってんなら、例えば包丁の使い方とか車の運転方法なんかもアウトにしなきゃいかんですよね。
マスコミ連中は高市あたりがこの辺の理屈を持ち出して報道規制を訴えてきたらどうするつもりなんでしょう。
まあ高市先生は実際の治安への懸念より自分の気に入らないものを削除したいだけなので、華麗にスルーしてくる可能性もありそうですけど。
(今やってるネット規制案でさえ党内で極端すぎると批判されるくらいですから、このタイミングでそこまでのボロを出すとも思えませんし。)
練炭を用いての集団自殺にしても、色々と騒がれておきながら、実際には自殺者数のわずか1%にも満たないごくごく少数をマスコミが大々的に報じたためにさも大事件のように感じられた、ってこともありますからね。そのときも、自殺サイト規制だ、とか、そういう方向にばかり流れたわけですが。
勿論、周囲を巻き込んでしまう危険性がある、というのは抑えておかないといけないわけですけど、必要以上に騒いでいるんじゃなかろうか? と言う懸念もあるんですよね。
しかしマスコミやネット規制を進めている一部の政治家がその点をどれだけ考慮しているのかというと・・・・
少なからず「ネットがなければ自殺なんて起きやしないんだ」とでも言いたげな雰囲気は感じますわな。
そうじゃねえだろっていう。