sironeko

短歌

完走報告(今泉洋子)

2013-11-30 22:18:00 | Weblog
完走いたしました。五十嵐様皆様ありがとうございました。

100:止(今泉洋子)

2013-11-30 21:56:36 | Weblog
恋歌を君と詠みあへば止め処なく狂ほしくなる夜長の秋は

099:文(今泉洋子)

2013-11-30 20:50:30 | Weblog
炬燵にて微睡む君の恋文を夢の中にててづからに受く

098:濁(今泉洋子)

2013-11-30 20:36:48 | Weblog
カーマインとふ朱の色が濁し手の余白にゆゆしき柿右衛門の皿

097:証(今泉洋子)

2013-11-30 16:21:25 | Weblog
「てんとろり」生の証しの歌読めばわがたましひに灯る歌あかり

096:季節(今泉洋子)

2013-11-30 10:46:56 | Weblog
季節ごとの自然のもてなし秋されば銀杏紅葉がこころまで染む

095:例(今泉洋子)

2013-11-29 23:05:04 | Weblog
例年になき秋の暑さながびきて今年のもみぢ縮れてゐたり

094:衆(今泉洋子)

2013-11-29 20:58:04 | Weblog
公園の公衆電話消え去りて使はぬままのテレフォンカード

093:ドア(今泉洋子)

2013-11-28 23:05:20 | Weblog
もみぢ葉にほそき雨ふる七つどき過去へのドアが開かれてゆく

092:局(今泉洋子)

2013-11-28 21:42:22 | Weblog
いつか来る破局のことは思ふまじ滾つこころをけふも詠み合ひ