ロシアのシベリアに落ちた隕石には大変驚きましたね。カノープス
冬の空は、一番空気が澄んで星もきれいに見えます。そこで、夜の空に注目して見てください。とくに、2月には水星が観察のチャンスになります。水星は太陽にもっとも近い惑星です。
地球からだと太陽光が邪魔になって、なかなか見るチャンスがありませんが、17日以降になれば太陽から離れて見えるため、日没後間もない西の低い空に見えるかも知れません。そこでは、カノープスにも注目してください。
カノープス(Canopus)は、りゅうこつ座α星、りゅうこつ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。太陽を除くとシリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星でもあります。地球からの距離は309光年で、かつては200光年から1200光年まで距離の推定値に大きな幅がありましたが、ヒッパルコス衛星による高精度の年周視差測定から上記の値が得られたのです。ヒッパルコス (Hipparcos) とは、1989年8月8日に欧州宇宙機関によって打ち上げられ、1993年まで運用された高精度視差観測衛星のことをいいます。Wikipedia
ただ、日本では冬に地平線近くの低い空にしか昇らないので、なかなか見る機会がありません。2月のカノープスは、午後8時~9時頃の南の空に現れます。残念ながら東北地方の中部より北では見えません。
中国では長寿をつかさどる「南極老人星」と呼ばれて、一目見れば寿命が延びる縁起のよい星とされています。
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