しぶんぎ座流星群という流星群を知っていますか?
3大流星群の一つで、「しぶんぎ」というのは四分儀と書きます。天体の位置を測定するのに使われていた道具です。
しぶんぎ:四分儀
しぶんぎ座というのは、18世紀にフランスの天文学者のジェローム・ラランドという人が天体観測用に用いた四分儀を元にした星座をいいます。その周りには、りゅう座・ヘラクレス座・牛かい座・わし座などがあります。かっては存在しましたが、今は国際天文学連合のリストにはありません。流星群にだけ名前が残っています。
この流星群がもっとも活発になるのが1月3日の午後10時頃だと云われています。
このとき、東京の空では、流星がわき出るように流れ始める点は北の空低くから昇り始めたところで、やや見にくい可能性があります。この時間帯には明るい月が昇り始め朝まで夜空を照らすので観察しにくいでしょう。
それでも、慣れた人なら北東へ開けた照明のない所で見れば、1時間に40個くらい観察できると思われます。このほか、1月は夜空に昇る木星と地球との距離が近く、木星を観察するには絶好の機会です。木星は、おうし座の1等星アルデバランの近くにあり、とくに22日には木星と月、アルデバランが夜空で近づいて小さな三角形をつくっているように見えます。
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