政府広報紙より
最近は、風の強い日が多いようだけれど何故なのでしょうね。
春は1年のうちでも天気が荒れ模様になることが多いようですね。「春一番」「春の嵐」「メイストーム」なんて言葉にもあるように、この季節は気温が上がって南からの暖かくて湿った空気が入り込む一方で、北にはまだ冬の冷たい空気が残っていて、気温差が大きい空気の塊がぶつかって、強い上昇気流が生まれて低気圧が発生しやすいということらしいよ。
それにしても、猛烈な低気圧だけれど・・・
これが春の嵐といわれるもので、短時間のうちに急激に気圧が下がると、猛烈低気圧と言われています。あるいは「爆弾低気圧」という名前もあるし、気象庁ではよく分かるように「急速に発達する低気圧」と呼んでいます。
それでは、どんな時にできるの?
いくつか発生する条件があります。例えば、空気中の水蒸気が多いと、それが水の粒である雲になるとき熱を出します。そのため空気が暖められて上昇気流が強まります。日本海を低気圧が通ると、海から水蒸気が供給され猛烈低気圧が発達することが多いのです。東シナ海付近では4月6日にふたつの低気圧ができて、発達しながら日本海側と太平洋側を進みました。この現象は、「二つ玉低気圧」という状態で一つの場合よりも広い範囲で荒れた天気になりました。
どんな注意が必要なのでしょうか?
こうした猛烈低気圧は台風並みに風が強くなることがあります。東京消防庁によると、強風で転倒するなどの負傷者数が都内では1年のうち4月がもっとも多いそうです。風のほか豪雨による水害、雪、竜巻、高波などにも注意が必要だとしています。
参考文献:読売新聞
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