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ワープできる人たち(^ω^) 認知症対応力向上研修会vol.1

2018-10-10 06:02:17 | おべんきょう
講師の岩田誠先生は認知症に精通した東京女子医大名誉教授、メディカルクリニック柿の木坂医院長をされています。


認知症の専門医をなさった後に、ホームドクターとなるべく、柿の木坂クリニックをはじめられたそうです。

そこには「」というものが係っているそうです。
「生」の後に続く言葉、というと何が浮かびますか?と。

生ー命
生ー活

医者は「生命」を重んじやすいが、「生活」も大事であり、時にはどちらかしか選べないこともあると。
そして、どちらを選ばなければならない、ということではなく、どちらを選んだか自覚することが大事とおっしゃってました。


そして、「痴呆」という差別用語は使われなくなり何十年もたち、「認知症」という言葉を使いだしてもその発症した人に対する扱い(社会的差別)はいまだに残っているので、それを変えていきたい、ともおっしゃってました。

認知症は新しい記憶を作れなくなります。ただ、記憶されたもの、知識や技は残るので、知識による受け答えはできるそうです。
なので、ただ会話をしても判断は難しく、生活での異常があるかないかがが大事なので、家族のお話が大事になるそうです。

そして、長生きしていれば認知症には必ずなるし、アルツハイマー型認知症は人間の最終合併症であると。
発症には脳内のβアミロイドというタンパク質が関与していて、そのタンパク質は生まれた時から溜まり始めていて、早く溜まるか遅く溜まるか、の違いだそうです。

認知症は脳の内側にあるデフォルトモードというところが一番最初にやられる、と。
その領域は「」という時、「ここ」という場所を認識する能力をつかさどっているようで、その領域が機能しなくなると、別の時間、別の場所に簡単にワープしてしまうんだそうです。
場所も時間も簡単に越えて解放されてしまう、変なしがらみがない、といふうにおっしゃってて、なんか素敵な表現だなあ、と。

本当に、言葉の端はしに相手を思いやる言葉遣いがあふれてて、ほんわかする先生でした。



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1 コメント

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Unknown (かず)
2018-10-10 22:55:50
超高齢化社会になって「認知症」などが避けて通れなくなってきましたね。

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