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【LIFE 井上陽水 40年を語る】を見ました

2009-08-29 22:15:14 | 音楽
NHKで四夜連続で放送された【LIFE 井上陽水 40年を語る】は実に見ごたえがありました。

「井上陽水さんといえば、どんな曲を思い浮かべるか?」これは、世代によって随分違うような気がします。

『氷の世界』辺り(1970年代)のアコースティックなサウンド、『ジェラシー』などの少し妖しげな雰囲気漂う歌詞が魅力の80年代、この頃はロック色の強いサウンドでした。あと名曲『少年時代』や『いっそセレナーデ』のようなバラード、90年代には奥田民生さんや、パフィーとの共演。
最近では、『UNITED COVER』というアルバムで他の人の曲をカバーされましたが、陽水さん独自の世界にアレンジした歌声に改めて歌唱力の素晴らしさに驚かされたり、『弾き語りパッション』では、アコースティックでシンプルながらも深みのある歌声を聞かしてくれたり。
思い浮かべる曲は世代によって違うものの、おそらくいろんな世代の方々に支持されてそうな気がします。

多くの方々とお付き合いがあり、実に多くの引き出しが持っておられて、一言では言い表せないくらいの魅力がありますねぇ。
あの独特の雰囲気っていいなぁ。
「あんな人と一緒にお酒を飲んだら、さぞかし面白いだろうなぁ。時間の経つのを忘れてしまいそうな気がする。」なんて思っちゃいます。
(もしや、逆にマイペースすぎてイライラしちゃうかなぁ???)

独特の声、存在感、雰囲気、その飄々とした?話し方、常人では考えつかないような言葉使い(言い回し)が魅力的な歌詞の数々、洗練されたサウンド、そして人の心を鷲掴みにするような魅力的な歌声などなど・・・etc
陽水さんの魅力を語りだしたらキリが無いですねぇ。

NHKの番組の中でいろんな人がインタビューに答えておられました。
中でも面白かったのは、小林聡美さん。彼女を見たとき、筆者は『やっぱり猫が好き』という深夜に放送されてたコント番組を思い出しました。主に三谷幸喜さんが脚本を書いたコント番組で、もたいまさこさん、室井滋さん、小林聡美さん扮する恩田三姉妹が毎回とんでもないトークを展開させていくという内容でした。一応台本はあっても、ほぼアドリブだらけの「はちゃめちゃな展開」が魅力的でした。
で、その『やっぱり猫が好き』の中で、陽水さんを話題にした話がありました。
DVDが出てるのでまた見てみたいなぁなんて思ったりして・・・。

話が逸れてしまいました。

陽水さんの番組での話。
面白かったのは、『帰れない二人』という曲のエピソード。この曲は、陽水さんと忌野清志郎さんが一緒に作られたそうです。
この曲は、シングル『心もよう』のB面として世に出ましたが、『心もよう』と『帰れない二人』のどちらをA面として発売するかで、意見が分かれたとか。ほとんどのスタッフが『帰れない二人』を推していたのに対して、当時のプロデューサーの多賀英典さん一人だけが『心もよう』をA面にしたいと主張してそうなったとか。(今となってはどちらがA面でもいいくらいの名曲ですが・・・)

他には、『ワカンナイ』という曲の話。
ノンフィクション作家の沢木耕太郎さんが話しておられましたが、この曲は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」という詩を元にして作られた曲です。歌詞をじっくりとみると「なるほど」と思える面白さがありますねぇ。
筆者はその昔、このエピソードを本で読んだことがあります。新潮文庫の『ラインダンス』という本。主に陽水さんの歌詞とインタビュー、エピソードなどを中心にまとめられた本で、たしか、本の中ほどに、当時バックバンドを務めていた安全地帯と一緒に演奏している(と思われる?)写真が見開きで載ってました。白黒のわかりにくい写真でしたが、陽水さんの他に、アフロヘアーの(多分)矢萩さん(かなぁ?)と、端の方に、これまたアフロヘアーの玉置さんが写ってたような・・・。
(またまた話が逸れてしまった)

今回の【LIFE 井上陽水 40年を語る】という番組。
「陽水さんに関わりのある方がこれほどおられるんだなぁ」と感心するくらい豪華なメンバーが出ておられて、ここでは書ききれないくらい盛りだくさんの内容でしたねぇ。
ホント見ごたえありました。NHKさんありがとうございます。







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