goo blog サービス終了のお知らせ 

♪暮楽しの手帳♪

日々の"暮"らしを"楽"しんで生きていく。。。そんな理想を求めて綴る生活の手帳

ログハウス建築記その4

2006-07-05 | ログハウス
基礎工事も終わり、キットの到着を待つばかりとなった。

しかし・・・。
待てど暮らせどキットが届かない!
輸入業者に問い合わせると、何と2002年8月の中欧の大洪水により、キットが水没してしまい、再生産するのに時間がかかってしまうとのこと。
折角到着に合わせて基礎を作ったのに・・・。仕方なくまたしばらく待つことに。

しかしっ!
年が明けて予定の時期になってもまたもや届く気配がない。
聞けば何と今度はイラク戦争の開戦によりスエズ運河が通れず出航の目処が立っていないとのこと!

天災の次は人災か・・・。

しかも不可抗力だけではなく、輸入業者の不手際も重なってこのような事態を招いたらしい。そんなこともあって、業者さんのご好意で在庫のエストニア製のミニログ(6畳)をサービスしてもらうこととなった。


というわけで、2003年は作ったプラットホームを横目に見つつ、隣にこのミニログを作るに留まってしまった。

しかし、結果的にはこのミニログ建設は非常に勉強になった。
組み立ての段取りや施工方法など、実際に経験できたことが大きい。この経験が後の本ログの建設に非常に活きた。
まぁ、結果オーライだったのかなと。

そしてそして。
基礎完成から2年経過した2004年のGW。
とうとう、いよいよ、今度こそ、キットが到着したのである。

ログハウス建築記その3(基礎工事~土台工事)

2006-06-27 | ログハウス
前回の工事から1ヵ月後の6月。
再び主要メンバーが集結し、2段目以降の工事です。


今回現地到着時の様子。養生のブルーシートはものの見事に雨風に負けていました・・。まずこの片付けからスタートです。


充分時間は経ったので、基礎コンクリートの型枠を取り外します。意外とすんなり抜けます。


多少の歪みはありますが、まぁ大勢に影響がないから気にしない気にしない!


実は前回工事の際、こんな定礎?を刻みました。こっそり自分の名前を刻んだ人も・・・<おいらや!


さてさて、お仕事開始です。1段目同様、水糸を張り1段目にトロ(セメント)を塗った上にブロックを据えていきます。平らに据えるにはこのときのトロの厚みが決め手となります。


淡々と仕事は進み、あっという間に2段目終了!みんな確実に仕事が早くなってきています。


2段目と3段目の間には横方向の鉄筋を入れます。
ブロックの穴にコンクリートを詰め込み、同様に3段目も積んでいくのです。
今回はここまで!次はまた1ヵ月後の7月となります。


というわけで7月。メンバーも充実。
3段目からの作業からですが、写真は2段目と同じようなものになってしまいますので端折ります。
3段目のブロックだけではかなり凸凹となってしまいますので、水平を出すための天端コンクリートを打つ必要があります。水糸で水平を出し型枠を設置していきます。


コンクリートを充填し、コテでならしていきます。これ、結構楽しいです。
手前に見えるボルトは、基礎と土台を緊結するためのアンカーボルト。垂直に保持するのが難しんです。プロはどうやってるんだろ?


コンクリート打ち完了!なかなか基礎らしくなってきました。
ここで今回は終了。次回は8月、真夏の作業です。


8月。夏休みとあって、初回並みのメンバーが集まってくれました!
まず型枠を外します。同時に基礎内外の整地をします。1段目が隠れるくらいの土被りとします。


基礎内側はベタ基礎ではないので、土からの湿気が上がってこないよう防湿シートを敷きます。


さて、いよいよ土台工事に入ります。土台を仮置きし、アンカーボルトの位置出しをしていきます。


男性陣が着々と土台を組み上げていく中で、女性陣は木材への防腐剤塗りです。


一昔前は、床下換気としてブロック1個分空けて金網を嵌め込むやり方でしたが、今はこのような土台パッキンなるゴムのシートを基礎天端と土台の間に敷くやり方が主流のようです。この方が満遍なく風が通っていきます。これは発明ですね。


土台組みがほぼ完了しました!ちなみにこの時点で改めてレベルで水平を計ったところ、なんと最大誤差は3ミリ!!!\(◎o◎)/! 素人にしてはかなり出来すぎです!なんと素晴らしい!


土台が組みあがったところで、今度は断熱材受けも兼ねたコンパネを張っていきます。土台にボンドをつけながらビス止めしていきます。


ほぼ張り終わった状態。念のため、端っこの部分は固定せずにおいておきます。これでいわゆるプラットホームの完成です!

さぁ、あとはキットが来るのを待つばかり!
しかし、この後悲劇が待っているとはこのとき誰も想像だにしなかったのです・・・。

ログハウス建築記その2(基礎工事編)

2006-06-22 | ログハウス
前回の記事で2001年着工と書いてしまった・・・。
2002年4月27日基礎工事着工です!

参加人数は延べ15人!GWということもあってほとんどフルメンバーが集まってくれました。本当ありがたいことです。


着工前の建設地。奥に見える赤松林の中に建てます。
林の中にちょうど建物が納まるだけの比較的平らな空間があったので、まずはそこを草刈り、人力による整地を行います。


整地後の敷地。手前に見えるのは整地中に発掘された石です。ユンボがあれば何てことない石も人力だと大変です(>_<) ここは川沿いなので地質は砂利まじり。大変度が増します。


建材屋から資材が届きました。今回の基礎は素人では布基礎は無理と判断し、重量ブロックに鉄筋を入れたブロック基礎とします。ユニックで慎重にブロックを下ろします。


砂利と砂も届きました。業者の兄ちゃんは休みの日にも関わらず嫌な顔せずに届けてくれました。これから草野球とのこと。何とも平和です。


準備が整ったところで、これからの工事の安全を祈って全員で地鎮祭(もどき)を行います。敷地の四隅に塩と酒をまき、全員で祈祷。どうか怪我のありませんように。。。


いよいよ土工事開始です!ご覧のとおり本当に人力掘削です。縄張りをし、基礎幅で50cmほど掘っていきます。ところにより幅も深さもまちまちですが、そこら辺は素人。ご愛嬌です(笑)


ここで早速トラブル発生。掘り進めていくと、なんと水道管が出てきました!さすがにこの上に基礎を据える訳にはいかないので、やむなく基礎の位置をずらすことに。せっかくここまで掘ったのに・・・。ま、こんなことが起こるのも素人ならではということで。


今回の工事には強~い味方がいます。参加者の一人が大学で地学を学んでおり、その関係でレベルを持ってきてくれたのです。おかげでレベル出しがスムースにいきました。


その成果。素人にしては綺麗に水糸が張れました(^^♪


写真では見難いですが、基礎の土台として割栗石を敷いていきます。石は川沿いですのでそこら辺にいくらでも転がっています。なるべく同じような大きさの石を集めました。


割栗石が敷けたらその上から砂利を投入し、それをまたまた人力で転圧していきます。転圧にはこれもそこら辺に転がっていた丸太を活用。お手製タンパです。二人で息を合わせて突いていきます。これ、結構な重労働なのに、年寄りに任せていいのか?!


砂利を敷いている間に女性陣は鉄筋を組み上げていきます。メッシュ状になるよう鉄筋同士を専用の鉄線で結束するのですが、これにはかぎ状の専用の工具を用います。最初は当然みんなうまく結べなかったのが、徐々に様になっていくのが面白いです。


組み上がった鉄筋をこのように敷いていきます。このとき、スペーサーをかまして、少し浮かせます。鉄筋の下にもコンクリートを充填するためです。


捨てコンクリートを打つための型枠を組んでいきます。もちろんプロのようにきれいにはいきませんが、これもまたご愛嬌です。
ここまでで、3日です。


ミキサー車が到着しました。もちろん全員がコンクリートを扱うなんて初めて。この業者のおじさんもいい人で、奥への搬入路の確保などプロならではのアドバイスを色々してくれました。感謝!


コンクリートをどんどん打っていきます。型枠に投入されたら空気を抜くためにひたすら棒などで突いていきます。みんな初めてということと時間勝負ということもあって必死です(笑)


所要の高さまでコンクリートを打ったらすぐさまコンクリートブロックを据え付けていきます。水糸を基準にブロックを捨てコンクリートに押し込んでいきます。


捨てコンクリートに並べていったブロックの穴にコンクリートを詰めてゆき、鉄筋を立てます。作業途中で雨が降ってきたため、急遽ブルーシートで保護。ブルーシート下の狭い空間での作業を強いられかなり大変でした。

結局この1段目までで今回の作業は終了。まぁ想定内の作業量ですかね。

次回は6月、2段目以降のブロック積みからです。
長くなりましたので、次回に続く!

ログハウス建築記その1

2006-06-17 | ログハウス
これまでさらっとログハウスの話を書いてきましたが、ここまで来るにはもちろん色々苦労がありました。
建設している時には、HPなどで建築記をまとめようと写真も必要以上に撮影してはりきっていた筈なのに、結局ずるずる今まで出来ず仕舞いになってしまいました(^^ゞ

ブログを始めようとした動機の一つでもあるこのログハウス。折角みんなで頑張ったのに記録しないのはもったいない!ということで、とりあえず第一弾を打ち上げることにしました!

そもそも、事の始めは就職して間もない頃、学生時代からの友人たいちょうと「いつかどこかに自分たちでログハウスを建てたいなぁ」と事あるたびに語っていたことから。

そして2000年、20世紀末に具体の土地探しを始めたのです。
無類のスキー好きな二人。当然スキー宿にもできることが暗黙の了解事項だったので、好きなスキー場のある群馬の沼田周辺にターゲットを絞りました。
最初は東京の不動産屋からの情報で検討していきましたが、なかなかピンとくる物件がありませんでした。
そこで、現地を巡って地主さんに直接交渉でもしようかとしていた矢先、道すがらで物件情報の看板を発見。そこの不動産屋さんに連絡してみたところ、突然の訪問にも関わらず親切に色々な物件を案内してくれたのです。そのうちの一つ川沿いの土地にピンと来るものが。ほとんど即決的に決定しました(^^ゞ


この土地を借りるのに予算はほとんど尽きたので、ぼちぼち間伐材でも使って小さいものから作ろうかと思っていたところ、双方の両親、親戚、友人たちが仲間入りしてくれて、資金も集まったので、この際マシンカットのキットログを購入しようということになったのです。

色々ネットなどで検討したところ、やはりフィンランド産のログはちょっと高いということで、少し南のチェコ産のログを輸入することに。
1階約12坪に約3坪のロフト付きプラン。ログ厚は70㎜。ちゃんと個室もついて週末利用にはほどよい広さです。

契約を済ませ、図面が送られてきて、基礎と土台のプラン練り。
キット材の到着までに土台を完成させておく必要があります。
フツーなら基礎工事は業者に任せるところでしょうが、そこは物作り大好き集団。なかなか巡りあえないこのような機会を逃す手はありません。もちろん自分たちで施工することに。(単にお金がないという理由もありますが・・・

そんなこんなで2001年4月、いよいよ着工です!
さてさて、やる気はあれど素人集団。果たしてどうなりますやら。

次回は基礎工事編です!

ツリーハウス

2006-06-07 | ログハウス
先週末、群馬のログハウスへ行ってきました。(更新遅っ)
前回のツリーハウスの作業の続き。

まずは、床板張り。ログハウスで嫌というほど張ったのでもうお手のもの。材料がぎりぎりの量だったので材の組み合わせに頭を使いましたが。。。
残っていた窓製作も手馴れたこともあってささっと完成。
開閉の仕方について、当初はフツーに蝶板でやろうと考えていましたが、現場で思いつき、ロープで上げ下げする機構に急遽変更。こういうアドリブがまたセルフビルドの醍醐味なんです。
  
懸案だった仮のドアも、今回ちゃんとしたものに作り変えました。もちろんこれも在り合わせの材を使って。取っ手にはこれも適当な木の枝をあしらいました。これがまたいい味を出してます。

去年の蜂の巣の教訓から、今の時期にきちんと隙間処理をと、隙間という隙間を塞ぐことも忘れずに行いました。せっかく作ったハウスを蜂に乗っ取られてはたまったもんじゃありません(>_<)


私が窓枠を作っている間に相棒Aがもくもくとこんなものを作っていました。
ツリーハウスにものを運ぶためのエレベーター(甕みたいなもんです)の発信基地。ここに紐をつけた容器を乗せロープで上げ下げさせるんです。ちょっとした寛ぎテーブルにもなっていい感じ(^^♪

これから、外壁張り、防腐材塗り、そして肝心なアクセス用の梯子階段とまだまだ完成までやることは一杯ありますが、こうやって少しずつ仕上げていくのがまた楽しいんです☆



春のログハウス

2006-05-07 | ログハウス
またまたログハウスに行ってきました!

今回は両親と弟ファミリーが参加。ログハウスは実に1年ぶり。友人Aは初日に急遽事情で中座することに。
この黄金週間はピーカンのいい天気!
特に到着した夜の星空の凄かったこと!久々に落ちてくるような星空を見ました。折りしも今「シュワスマン・ワハマン第3彗星」なるものが接近しているとのことで、これなら見えるはず!と目を凝らしてみましたが、結局分からず終い。双眼鏡でないと無理だったのかなぁ。

今回は特に大きな目的もなくのんびりしようかと思っていましたが、作りかけのツリーハウスの窓だけは何とかしようと、余り材を見渡して使えそうなものから作り方を考え、とりあえず2面だけ完成させました。もう1面はできれば開閉が楽にできる構造がいいと思い、またまた保留に。。。外壁も手付かずになっちゃったし、いつ完成するんだ~(笑)
ま、このゆったりさがまたいいんですけどね。

今回このログハウスの周辺環境に変化が。
ログハウスの奥の林が伐採されていました。何でもキャンプ場の造成工事だそうで、ちょっとした建物も建つよう。どれだけの頻度で利用されることになるのか不明だが、周辺に何も無い環境がよかっただけにちょっと残念です。こればっかりは土地を管理している人の意向もあるからこちらは口出しできる立場にはないですけど。

で、伐採現場を眺めていると、その中にまだ花をつけている桜の木を発見。
何とも哀しい気持ちになりましたが、同時に、刈られてしまったのなら薪や木工に使いたい!と欲も出てきてしまったのも事実。
土地の管理者さんに連絡をしてみると「あ~、好きなだけ持ってっていいよ~」と快諾。

早速、友人Aが持ってきてくれていたチェーンソーを駆使し、一部は玉切りに、根本の太い部分はあとで木工に使えるように多少長めに残しました。
しかし!この長めに残した部分の運搬が並大抵な作業ではなかった!
人の胴体ほどの太さで2mほどの桜の木の重さは半端なもんじゃないです。軽く100キロは超えているでしょう。
男手3人でネコ(一輪車)に乗せ、ログまでの200mほどの道なき道を何とか倒さないように運ぶこと3往復。
1時間半ほどかかって運び終わったときは3人とも疲労困憊。でも何とか運べたことに何とも言えない充実感がありました。


またまた

2006-03-05 | ログハウス
金曜日の夜からログハウスに来ました。

今回の目的は、固定資産税額の評価のための役所の調査の立会い。
(もちろん、その後のスキーも)
当たり前ですが、街でも田舎でも不動産を持つということは大変なことなんですね。本当、色々な費用や手間がかかってきます。
我々のログハウスは全て自分たちで建築したもの。まして普通の住宅と建て方も全く違うため、ちゃんとした図面も無い状態。
「今回はここまで作ろう」と計画しながら、その都度自前で設計図もどきを描いていました。
なので、本来こういう調査には図面類一式が必要みたいなのですが、そんな事情を説明して手書きでも間取り図程度があればいいということに。

で、来ました来ました、お役所の面々が揃って5人も!
昨年市町村合併で村から市になったばかりなので、旧村役場(出先)の人と旧市役所(本庁)の人がそれぞれ赴いてきたらしい。土曜日なのに大変ね~。
調査はというと、外回りを色々見て回って寸法計ったり、中も寸法を計ったり設備を見たりして結局1時間ちょっとで終了。
税額はやはり持ち帰って計算しないとなんとも分からないとのこと。さてさて、別荘は一体いくら位取られるのかしらん。担当もこういうログハウスの評価をするのは初めてとのことで、かなり不安・・・。

目的を達成し、午後はスキー→温泉→夕食→ログでまったりのゴールデンコース。
薪ストーブでぽっかぽかの中の就寝ははっきり言って自宅よりも快適なのです。。。あ~幸せ

トムソーヤのごとく

2005-11-27 | ログハウス

週末は群馬のとある場所に仲間とセルフビルドしたログハウスに出かけました。

建物が建ち上がってからもうかれこれ1年半位になりますが、夏冬問わず、結構な頻度で出かけてます。(おかげで高速&ガス代が馬鹿にならない額に!)

このログハウスのすぐ近くに「ここにツリーハウスを作れ!」と言わんばかりの枝ぶりの栗の木がありまして、それを見て作らない訳がない首謀者二人。3畳ほどの大きさのものを作ることにしました。
で、夏にまず土台まで作ったのが→

実は9月にも一度来て作業しようとしたのですが、なんと土台の下に巨大な蜂の巣を作られてしまい、(要は蜂に先を越された訳です・・・)この時は断念。

満を持して今回屋根まで掛けようと、助っ人ジジも加わり作業開始!

まずは、2×4材で枠組みを作り4面にそれぞれ立ち上げて壁を作ります。
屋根を乗せる棟も2×4材でコの字の枠を作り壁の上に取り付けます。



その後、屋根の枠組みを作ればもう何となく家の形になりました。


屋根まで組み上げたところで、夜にみんなでお茶タイム。寒かったけど木の上での熱々のコーヒーがまた格別でした♪


次の日は他の二人が日帰りだったので私一人の作業となりました。あぁ責任重大。
たいちょうからのミッションは、屋根材(アクリル透明波板)を取り付け、風雨を凌ぐための養生をすること!
高いツリーハウスの更に高いところでの作業にかなり難儀しましたが、何とか屋根材取り付け完了!
  
最後に青いレインコートを着せてやり作業終了~。さて、雪が降る前に果たして完成するのだろうか!?こうご期待!