日々徒然

どこにでもいる(と思う)毒男のごく普通(と思う)の日常

やるせないなあ

2006年08月30日 | ニュース雑感
今月頭に自宅最寄りの駅で人身事故があったのは、まちBBSの地元スレでも話題になっていたので、辛うじて記憶の片隅に残っていました。
普段なら、時間が経てば忘却の彼方に追いやられるニュースですが、
今日、ポータルサイトのニューストピックスで思い寄らぬ続報が報じられていました。
横浜女性殺害:被害者の母自殺 法廷で被告が遺族に暴言
 横浜市瀬谷区で00年、会社員の渡辺美保さん(当時22歳)が殺害された事件で、美保さんの母の啓子さん(53)が今月1日、電車にはねられ死亡していたことが分かった。神奈川県警は自殺とみている。殺人罪などに問われた穂積一被告(28)は昨年3月の横浜地裁判決の際、法廷で「お前らが駅に(迎えに)行かなかったから、娘は死んだんだ」と遺族に暴言を浴びせていた。自殺の背景にはこうした経緯もあったとみられる。

 調べでは、啓子さんは1日午後2時半ごろ、同区内の相模鉄道線踏切で電車にはねられ死亡した。靴がそろえて置かれていた。遺書はなかった。

 1、2審判決によると、美保さんは00年10月16日夜、相模鉄道三ツ境駅から帰宅途中、穂積被告の車にはねられた後、近くの農具置き場に連れ込まれ、包丁で刺殺された。穂積被告は美保さんの中学の同級生で、美保さんに一方的な好意を抱いていた。穂積被告は03年9月に自首したが、公判で否認。東京高裁は29日に地裁の無期懲役判決を支持し、穂積被告の控訴を棄却した。【伊藤直孝】


別の記事によると、亡くなった母の啓子さんは事件以来PTSDに苛まされ、無数のリストカットの傷跡があったらしい。
もはや、これは自殺ではなく、言葉による殺人だと思う。
娘だけでなく、妻まで理不尽に奪われた、残された父のやるせなさは自分にはとても想像できない。
ここまで歪んだ人間、否、ヒトモドキが更正なんてできるはずなんてないと私は思う。

殺した人数が一人なら有期刑、二人なら無期、三人なら死刑。
という判例主義は、異常とも言える事件が続発する今の時代には、もうそぐわないんじゃないかと思う。
この記事を読んで、悪質な殺人は殺したのが一人でも極刑にすべきだと強く思いました。