ぐり先生の療育日誌

児童発達支援、放課後ディサービスの先生を初めて1年以上が過ぎました。kids first! 新しい施設を立ち上げました!

氷山モデル

2023年03月26日 | 療育
改めまして、ぐり先生、生きづらい発達障がいのお子様の生きていくお手伝いをしています。

氷山モデルというものがあります。

氷山で見えているのは少しだけ。

海中には、大きな氷山が隠れているのです。

その隠れた大きな氷山と、見えている小さな氷山。

その小さな氷山が、その子の問題と呼ばれている部分です。

そこに障がいと呼ばれる生きづらさがあります。

果たしてその見えている氷山に目を向けて、直そう直そうとしてしまうと、海中に沈んでいた大きな氷山が顔を出すこともあります。

大事なのは、見えない海中の氷山です。

その氷山の中に、見えている問題。

障がいと呼ばれている、その原因が隠されているからです。

とはいっても、隠れているものは見えません。

だから、その子を観察して、環境なども見て、ありとあらゆる原因を考えて、そこから消去していき、原因と思われるものを見つけ出し、その問題を解決して、見えている問題を減らしていくお手伝いをするのです。

むつかしいお話をしてしまいました。

その子が抱えている問題。

そこを、直そう直そうとするのではなく、それがなぜ起きてしまうのかを考えて、そこに寄りそう療育がしたいです。

ぐり先生の場合は、絶対にできないと決めつけないこと。

いろんな角度からの挑戦で、意外と、すんなりと、問題が解決することがあります。

お話での伝え方一つでもそうです。

その子の立場になってみて、いろいろ試してみたり、声の強弱をつけたり、言葉を選んだりすることで、意外と理解できているのだと感心させられることもあります。

観察するには、まずはその子のことが大好きになること。

大好きな子には、喜んでもらいたいし、小さな気づきもあります。

子どもたちに教えられること、幸せにしてもらえることは、いっぱいです。(*^_^*)

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