熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

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第四十九回濤明賞発表

2021-09-05 21:42:57 | 川柳一般
川柳噴煙吟社主催の濤明賞が「川柳ふんえん」2021年9月号に発表されました。
応募作品数は227組(自由詠3句1組)で、選者は森中惠美子、島田駱舟、高瀬霜石、古谷龍太郎の4氏と平田朝子噴煙吟社代表の計5人。無記名清記の一次選考で60名。更に二次選考で順位が決定されました。入賞三席は同点となり3人が三席に、入選は11人となりました。(詳しくは「川柳ふんえん」9月号10頁参照)
10月3日の令和3年噴煙川柳大会にて表彰されます。おめでとうございます。
入賞作品とお名前は下記のとおりです。
 
【 入 賞 】
一席10点  熊本 村上哲子
のほほんという究極の処方箋
大丈夫まだ手つかずの夢もある
人の世に忖度と書く潤滑油
 
二席7点  北九州 もり ともみち
生きた日を白へ還して眠る骨
温もりがまだ残されている不在
さよならを湛えて湖はきれい
 
三席6点  北九州 時津 みつこ
神サマの色かも蒼い防護服
無念だとまだ温かい妻の舎利
戦時下のようにひっそり閉じこもる
 
三席6点  茨城 村野 あかり
パレットの青色今日の自分かも
日記にはいい一日と書いて寝る
幸せを絵に画くとヒマワリ笑う
 
三席6点  長崎 平井 翔子
正論を吐く炎天のアスファルト
八起きする最後の腕の見せ所
わたくしに勝つため全力で生きる
 
【 入 選 】ここではお名前のみ掲載。
①6点  荒尾 松村華菜
②5点  熊本 村上和巳
②5点  神戸 小西博稀
②5点  佐賀 山口亮栄
②5点  佐賀 真島久美子
⑥5点  熊本 北村あじさい
⑦4点  別府 小代千代子
⑦4点  長崎 法本安子
⑦4点  熊本 中田美保子
⑩4点  中間 吉富 廣
⑩4点  玉名 山本あかね 
 
※ 詳しくは「川柳ふんえん」令和3年9月号をご覧ください。
 秋の阿蘇を彩るヒゴタイと女郎花 写真は孤遊提供