44kazu Life

スキー、山登り、食べ歩きなど オフ生活の自分記録

長く遠かった鹿島槍ヶ岳 2日目

2016-08-16 | トレッキング
2016年8月13日

昨晩は満点の星空とペルセウス座流星群を楽しみましたが最後の方はガスが出てきて翌朝の天気が気になりながら床につきました。

小屋の朝食は5時からで食べてから出発すると遅くなるのではとお弁当を頼み(お弁当の受け渡しは4時から)そのお弁当は昼飯にでもあてて、朝食は御来光を途中で見ながらパンでも食べてと計画しましたが、同じようなことを考えている人が多いのか4時前には皆動きだしそれにつられて目が覚めました。荷物は必要最低限のものをアタッキングザックに詰め込みリュックは乾燥室に置かせてもらい予定より早く5時前に小屋を出発。

外に出るとなんと一面真っ白❗少し歩くと雨も少し降ってきました、昨夜小屋で一緒だった京都からこられたご夫婦は昨日鹿島槍ヶ岳に登られ360度の大パノラマを満喫された話を聞いたばかり、我々はまさかの雨の中の登頂と不安がよぎりましたが、きっと天気は回復すると心に祈り一旦小屋に引き返し上だけレインウェアを着て再出発。


明るくなるに連れてガスも薄くなってきて、雲海が少し赤く染まるのも見ることができました。


ご来光?も見ることができテンションが上がってきます。


あたりが明るくなってきて徐々にガスが薄くなってきます。



稜線を歩いていると先を歩かれていた方が立ち止まって劔岳方面を見ているので声をかけたところブロッキング現象が見えますよとのこと、あっという間に消えてしまいますが、またすぐ現れ急いでシャッターを切りましたがなかなかカメラでは上手く写りませんでした、蜃気楼のようでもありなかなか神秘的で綺麗でした。




そしてだんだん空が青空に(^-^)


イワツメクサ


鹿島槍ヶ岳手前の布引山に到着、かなり天気はよくなってきました。見える鹿島槍ヶ岳頂上は雲がかかっていません。


劔岳方面の雲もかなり薄くなってきています。




鹿島槍ヶ岳に向けた最後の登り、待ちに待った頂上までもう少しです。


可愛い花が疲れを癒してくれます。


ミヤマコゴメクサ


そしてついに鹿島槍ヶ岳南峰に登頂、山頂標識と後立山連峰


五竜岳と後立山連峰


鹿島槍ヶ岳北峰


劔岳と立山連峰


富士山方面は入道雲がにょきにょき育ち厚い雲に覆われています。


五竜岳の上にはチングルマのような雲がかかり青空とのコントラストがたまらない❗


そして今回の行程、種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘~布引山を見下ろします、こうやって見るとよく歩きたと我ながら感心します。


しばし頂上でノンビリ大パノラマを満喫、360度までは行きませんでしたが270度は晴れ渡り最高の一時を過ごせました。絶景を見渡すため何度も頂上を周回し、何度見ても感動を繰り返しました。ここまで来るのに約3年鹿島槍ヶ岳の頂上は長くて遠かった❗そして想像以上に素晴らしかった❗後ろ髪を引かれる思いで下山開始です。

しかし見える稜線の長いこと❗帰りが心配になります。


写真は1羽ですが3羽の可愛い鳥にもすぐそばで出会いました。


マツムシ草


トリカブトと爺ヶ岳


トウヤクリンドウと劔岳






振り返ると最高だった鹿島槍ヶ岳がくっきりと見えます。



ハクサンフウロウ

チングルマ


また振り返ると布引山も増えて鹿島槍ヶ岳が


冷池山荘に戻って自炊室で頼んでおいた朝弁当を食べて鹿島槍ヶ岳の余韻に浸りました。


バッチと袋のお土産を売店で買って


小屋に泊まると1人1㍑水をもらえるので水を確保して帰路につきます。


といっても目の前には爺ヶ岳、この山たちを越えないと帰れません。


爺ヶ岳の稜線とマキミチ






振り返ると越えてきた爺ヶ岳が見えます、いよいよ稜線歩きも終わりに近づきます。


歩きにくい石ころだらけの爺ヶ岳の長い下り坂を降りて種池山荘にやっと到着。


喉もカラカラ、冷たいのみものを小屋で買って鋭気を養って柏原新道を下ります。アルコールがなくても凄く美味しかった🎵



登りに辛かった鉄砲坂も下りは楽々でしたが調子がよかったのはここまで、長い柏原新道に、足の親指、膝、足首が痛くなり、心が折れ曲がりました(笑)。


写真を撮ったのもここまでカメラもリュックにしまい、最後はヘロヘロになりながらやっとのことで扇沢の駐車場まで戻って来ました。


駐車場で冷たいジュースを飲んで生き返り、たっぷりかいた汗を流しに薬師の湯を目指しました。小屋で割引券をゲットしておいたので700円が500円になり混んでいるわりにはお風呂のスペースも大きくゆっくりと疲れをとることができたのですが上がったあとがよくなかった。この辺は夏でも涼しいのか冷房設備がなく汗ダラダラ、せっかく汗を流したのにゆっくり出来ず急いで車に戻りエアコンガンガンにして汗を止めました。この辺の人は風呂のあとの熱気を我慢できる?と疑問に思いました。

そしてすいたお腹はそばで満たしたく、といっても蕎麦屋さんは3時頃には閉めるところが多く事前に信州のそば名店300店が掲載されている雑誌から夜遅くまでやっているお店を探し行ったのがそば処常念


まるで古民家のようなお店は歴史を感じさせてくれかなりいい感じのたたずまいでした。



おろしそば

もりそば2枚

喉ごしがいいお蕎麦でおいしかった、あとはビールの待つ家に戻ります、長くて遠かった鹿島槍ヶ岳最高でした。

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