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赤道の雪男

その日そのとき感じたことを偏った視点で書きます。新聞、TV、将棋、卓球、ギャンブル、スポーツ etc

順位戦の問題点とは?(将棋)

2005-03-19 | 将棋
ほりあてくんの考え方というブログで、
順位戦の問題点が触れてある。
まず上記ブログを読んだあとに、私のブログを読んでください。

仮レーティングを導入した上で、現在の棋士の実力と順位戦のクラスがリンクしていない
主旨のことが書いてある。

基本に戻って、順位戦とは何か?から考える。

1 「名人」をめざしてのピラミッド
2 順位戦のクラスと棋士の給料がリンクしている。
3 大所帯のクラスは抽選で対局相手が決定、運の要素がある。

将棋連盟は、普及は当然ながら、棋士の生活も安定させたいと考えるから、
ゆがんだシステムが順位戦に残った。
「名人」になるためのピラミッドを登ろうとしていない棋士が多すぎる。
つまり「名人」をめざす棋士と生活の安定をめざす棋士の2通りがいるために
順位戦がゆがんだと言える。

解決のヒントはほりあてくんの次回の書き込みに期待するとして、
ちょっとだけ順位戦をかばうと、
各棋戦によって、登る階段の大きさと角度と距離が違うということ、
順位戦の場合は爆発力が必要で、C2 C1で勝率7割では多分永久に上がれない。
(年間7割といったらトップクラスなんだけど)
「名人」またはA級になるには爆発力で来い、それがない棋士は
「名人」にはなれぬ、他の棋戦へ行け と言っているような気もする。
そういう性質の棋戦の一つだと思えば少しは腹も立たないかな?











竜王戦1組(羽生4冠VS鈴木8段) 感想

2005-03-11 | 将棋
うーん わからない。短手数にて終了。
結果は竜王戦倶楽部でどうぞ。
後手が成功したのは、私にもわかる。
じゃあどれくらい?投了するくらいなの?
棋譜を載せたいけど著作権があるらしいのでOUT
(棋譜の著作権については2月27日棋譜と著作権についてを読んでください)
ただ負けたけど、8七飛や9七角は参考になる粘りだった。
前から言われてるけど、やっぱり7六飛型(ひねり飛車も含めて)は棒金との
相性が悪すぎるのではないかと思う(言いすぎですか?)
実際どうなんでしょう? 意見求む!

門戸開放4(将棋)

2005-03-02 | 将棋
ついに将棋連盟が動きました。
読売ONLINEによると
理事会から5月の通常総会にかけるらしい。
いろんな案があると思うが、広くはなくてもちゃんと通れる道にしてほしい。

奨励会を抜けなかったのだから、これくらいの試練は当たり前だ 

とばかりに、現役棋士でもできないような制度ができたら、全く意味がない。

変な制度ができたら、
ワイドショーにでも叩いてもらうかな、
政治家叩くよりは楽でしょうから。

個人的には、奨励会コースとフリークラスコースは避けてもらいたい。
「甘えるな、道を作っただけありがたいと思え」
と怒られるかもしれない。
しかし、彼は「プロになりたい」と嘆願書をだしているので、
プロになれない以上、嘆願の答えとしてはNOなのだ。
(フリクラは救済場所でトーナメントプロではないと私は考えています。)

YESでもNOでもファンが納得する形にしてもらいたい。
くれぐれも棋士が納得する形ではないのであしからず。



門戸開放3(将棋)

2005-02-28 | 将棋
麻雀と関連づけて、将棋のことを書くのは抵抗があったが、
編集長の近時片片という近代将棋編集長の
ブログの中で、「麻雀の強い人」という表現があった。

プロだから強いのか? 強いからプロなのか?

麻雀の最大情報媒体は竹書房である。
その竹書房が以前「プロ否定宣言」を出したことがある。
何故か?
アマプロ戦の一つである最強戦に、2年連続同一アマ団体から優勝者を
出したからだ。
その団体をアマとみるかどうかは異論も多いし、
代表者の裏プロ時代を見て批判する人も多い。

しかし竹書房は決断した。プロの反感を買えば、
棋戦の牌譜や何を切るといった企画に協力が得られないかもしれない
竹書房にとってはマイナスになる。でもやった。

宣言のなかで、「これからは1麻雀ファンとして接する」と
書いた。これほど辛辣かつ屈辱的なことはないだろう。

将棋界はまだアマがタイトル戦を取るまでは至っていない。
でもいずれ来る。
問題提起をしてくれたアマがいるのだ、議論を尽くせ!

20年後、30年後に朝日新聞や読売新聞が
「プロ否定宣言」をしないことを切に願う。

棋譜と著作権について

2005-02-27 | 将棋
ものぐさ将棋観戦ブログ
棋譜と著作権について書いてある。
私の考えだが、

普及にためにも明らかな商業行為以外は目をつむってもらいたい

というのが本音である。
例えば私が許可をとらずに「タイトル戦をアマ初段が解説するとこうなる」
なって本はだせないということです。
しかし、掲示板等でリアルタイムに「今の手は好手だ」とか「変化がこうなる」とかは
ネット時代の新しい将棋普及のスタイルとはならないだろうか?

確かに先ほどのNHK杯の棋譜の一部が放送前に大型掲示板に流出した問題は、
NHKに損失をあたえる可能性が高い。
棋譜(結果含む)が広まればNHK見なくなる人が増えるからね。

でも逆はないのか? 
「来週羽生4冠が危ない! 戦法は?手順は?」
「8五飛戦法に新手が!」
なって含みをもたせてTVやHPで宣伝すれば視聴率上がるんじゃないの?
匿名の性質上あることないことネットで噂が広がって面白いと思うけど。

だらだらと書いたけど、今の将棋界の現状をみれば、あんまり規制しない方が
いいと思う。

もっと大局を見ましょう。これからの将棋界のためにも


門戸開放(将棋)2

2005-02-22 | 将棋
強豪アマのプロ入り希望問題に関して、週刊将棋に特集されたことで盛り上がりをみせている。
あの2ちゃんねるの囲碁将棋板でも熱気のある議論が展開されている(もちもんおバカもいます)。
コ―ヘ―天国の乱では記事の感想と独自の考えを後半に書いてますが、前半はいいんだけど後半酒でもはいってたんでしょうか?
で私の考えなんですが、もちろんアマからのプロ入りは賛成(前に書いた通り)です。
その道をどうするか? 私なりの試案を書きます。コメントでもトラバでも反応がほしいところです。

1 三段リーグをプロテストと名称を変更し、アマにも門戸を開く。
  奨励会員は通常通り2段から規定の成績を挙げればプロテストへ
  アマはC2クラスの棋士または前期のプロテスト参加者(3段)と数局対戦し、
  規定に成績(6割?7割?)を挙げればプロテストへ(プロテスト予選)

2 財政問題を理由に反対する棋士もいるが、これはシステムの問題、今回の問題とは
  論点が違う。年間4人という数字を変えなければ問題ない。問題はむしろ対局料。
  勝っても負けても対局料が発生するシステムはプロとしてはおかしい。
  少なくてもすべて予選は対局料は無しにすべきだ。
  生活が苦しくなる棋士は普及活動(指導、講演会、執筆等)でフォローするべきです。

3 奨励会を不運にも退会することになっても最長10年は挑戦できるように
  年齢制限を引き上げる(プロテスト挑戦最大35歳)

まあこんなところだけど、どうかな?
前にも書いたけど近い将来、アマがタイトル戦とったらどうすんの?そんなことありえない?
わかりませんよ、だって20年前「プロはアマとは平手じゃ指さない」って言ってたでしょ。
それがいまや将棋ソフトは竜王戦にでるし、早指しとはいえプロに勝ち越すアマが登場している。
変えるなら今、問題提起してくれたのだから、連盟は真摯に受け止め議論すべき!
  

追記 3月4日 年齢制限について、いくつかの指摘をいただいた。
        なるほど、40でも50でもいいかもしれない。
        年齢でバッサリは余計なお世話かも知れない。



門戸開放(将棋)

2005-02-20 | 将棋
プロ並みのアマチュアがプロ入りを希望している。はっきり言えば想定外、なにが想定外かというとアマがプロを倒す、ましてや勝ち越すことがである。
奨励会という厳しい修行場を抜けた棋士にとっては、そこをくぐらない、またはぐぐれなかった人をどうしてプロにできようか?いやできはしない(反語表現)
感情的であることは否定できまい。
棋士全員に賛成・反対+理由を記名でやらせるべきだ。それでも反対ならそれでいい。
でも、今規定を作らないと大変なことになりますよ。近い将来、プロとは奨励会を抜けた人を指す言葉で強いとは限らない、アマが参加できるタイトル戦はすべてアマがプロを破りタイトル保持者になっている。閉鎖的な将棋連盟に見切りをつけた人たちが新団体を設立する。
そんなことになったらどうすんの?誰が責任とるの?
細くても道は残すべきです。将棋の未来のためにも。

参考ブログ

大平の本音

ある棋士の日常

棋王戦第2局 羽生3冠勝ち

2005-02-20 | 将棋
某7段曰く、「田中寅彦9段がどちらかに座っている序盤」でしたが、
羽生3冠が勝ちました。しかし最近負けないねー 強すぎる。
ここで近藤5段との対局があったら面白いのになあ、将棋世界で企画してくれないかな?