昨日の続きです。
ガイド中にスレートを使って事細かく魚の名前を解説することに、ちょっと疑問を感じている私です。
複数のゲストをご案内しているとき、最後尾の目にはスレートの文字ははいってきません。
さらに文字を書いている間は、ゲストへの注意が疎かになるわけです。
透明度がよいマイクロポイントをゆ~くり、のんびり潜っているときには、スレートは効果的だと思います。
一方で、熱海のダイナミックなポイントでは、大物が一瞬にして通り過ぎることもたびたび。そんなときにスレートに“コブダイ成魚”“イナダの群れ”“ヒラマサ”などなど丁寧に書いていたら、大物を見たのはガイドだけということになりかねません。
スレートを否定するのではなく、時と場所によっては他の伝達方法も持っておくべきだと思うのです。
それがハンドシグナルです。
ハンドシグナルには2種類あります。
ひとつはコミュニケーションの内容をあらわすもの、もうひとつが海中の生物を表現するもの。。。
熱海では、時としてコブダイの成魚に遭遇しますが、ダイビング前のブリーフィングで“頭に手でコブをえがいたら”、発見の合図だと共通の理解を持つようにしています。
サメやカメは世界共通のサインがありますが、熱海オリジナルがあってもいいと思います。
熱海で定番のサクラダイやネンブツダイ。逢えたら嬉しいマンボウ、クマノミ、アカエイ、ネコザメ。出会う機会の多いアオリイカ、タコ、ウミウシ、イタチウオなど熱海の生物は、私たち地元ガイドには見当がつきますから、事前にゲストとの間でサイン決めておけば、ゲストは瞬時に何が現れたか知ることができますし、ガイドもよりゲストに気を配ることができると思います。
日本ではスレートがある安心感からなのか、海の生物をあらわすサインが周知されおらず残念です。
今後、私は、サインにこだわりをもってガイドを続けさせていただきます。
コミュニケーション内容をあらわすためのシグナルは、NAUIもPADIもテキストに図入りで紹介されています。
わがNAUIは12シーンだけ!!一方、PADIは2ページに渡り25シーンが紹介されています。

NAUIのテキストです。


PADIのテキストです。
YGMでは、申し込みにあたり、ホームページのチェックリストのなかで、必要な時、ぜひ知っていていただきたいハンドシグナルをおうかがいしています。
http://atamiscuba.jp/ygm/
こんな内容です。
Q06.つぎのハンドシグナルができますか
① 危険
② エアがない
③ 異常あり
④ 安全停止
⑤ 100
わかりますか?
①と②は、NAUIとPADI両方のテキストに紹介されています。
③はPADIのみ。
④はテキストにはありませんが、世界的には、両手を使って“T字”を示すのが安全停止のサインです。
⑤ですが、日本では、指で、“1、0、0”と示しますが、海外では、安全停止よりも傾けた“T字”で示すこともあります。タンクがだいたい半分だからということですが、アメリカやカリブに多いpsiという表示では、3000psi=約200barですから、この説明は成り立ちませんね。。いずれにしても事前にハンドシグナルの確認が大事であることの好例だと思います。
私が、タンク本数70本ほどのとき、ケアンズのグレートバリアリーフでクルーズ船に乗りダビングしたことがあります。
そのときハンマーと遭遇し、周りにいたヨーロッパ人ダイバーたちが、私に“ハンマー”“危険”というハンドシグナルを示しましたが。私は、「???」。
お恥ずかしながら、意味がわからずハンマーに向かっていきました。。
最終日、彼らからはログには「おまえは危険を省みないクレージーなダイバーだった」としっかりコメントされていました。。(汗)
海外を潜って感じるのは、欧米人ダイバーは、初期講習でかなりしっかりハンドシグナルを教え込まれているということ。。
日本はスレートが普及しているからでしょうか、ハンドシグナルは二の次のような気がします。。
つい先日、ファンダイビングの後半、浅場でゲストが突然、腰のあたりに手をやりました。ウエイトが足りないのかなと思って、お渡ししようとしたら、違うとのこと。。スレートに書かれたのは「トイレ。。」
ログづけのとき、「次回は、“トイレ”のサインも決めましょうね」と笑いあった私たちです。
ブリーフィングでは、既存のサインだけでなく、私たちオリジナルも用意して、事前にしっかり全員が確認してからエントリーすれば、言葉の通じない海の中でもより安心ですよね。

ブログのランキングに参加しています。
せっかくブログをアップしているので、一人でも多くのダイビング好きに読んでいただきたいなと思います。自己満足のせかいかな(苦笑)
クリックいただきランキングが上昇するメリットは、私のブログの存在をこれまで知らなかった方に知っていただけることです(笑顔)。
“ダイビング”をクリックいただくことで、ほかのダイビング関連ブログもご覧いただけます。
ガイド中にスレートを使って事細かく魚の名前を解説することに、ちょっと疑問を感じている私です。
複数のゲストをご案内しているとき、最後尾の目にはスレートの文字ははいってきません。
さらに文字を書いている間は、ゲストへの注意が疎かになるわけです。
透明度がよいマイクロポイントをゆ~くり、のんびり潜っているときには、スレートは効果的だと思います。
一方で、熱海のダイナミックなポイントでは、大物が一瞬にして通り過ぎることもたびたび。そんなときにスレートに“コブダイ成魚”“イナダの群れ”“ヒラマサ”などなど丁寧に書いていたら、大物を見たのはガイドだけということになりかねません。
スレートを否定するのではなく、時と場所によっては他の伝達方法も持っておくべきだと思うのです。
それがハンドシグナルです。
ハンドシグナルには2種類あります。
ひとつはコミュニケーションの内容をあらわすもの、もうひとつが海中の生物を表現するもの。。。
熱海では、時としてコブダイの成魚に遭遇しますが、ダイビング前のブリーフィングで“頭に手でコブをえがいたら”、発見の合図だと共通の理解を持つようにしています。
サメやカメは世界共通のサインがありますが、熱海オリジナルがあってもいいと思います。
熱海で定番のサクラダイやネンブツダイ。逢えたら嬉しいマンボウ、クマノミ、アカエイ、ネコザメ。出会う機会の多いアオリイカ、タコ、ウミウシ、イタチウオなど熱海の生物は、私たち地元ガイドには見当がつきますから、事前にゲストとの間でサイン決めておけば、ゲストは瞬時に何が現れたか知ることができますし、ガイドもよりゲストに気を配ることができると思います。
日本ではスレートがある安心感からなのか、海の生物をあらわすサインが周知されおらず残念です。
今後、私は、サインにこだわりをもってガイドを続けさせていただきます。
コミュニケーション内容をあらわすためのシグナルは、NAUIもPADIもテキストに図入りで紹介されています。
わがNAUIは12シーンだけ!!一方、PADIは2ページに渡り25シーンが紹介されています。

NAUIのテキストです。


PADIのテキストです。
YGMでは、申し込みにあたり、ホームページのチェックリストのなかで、必要な時、ぜひ知っていていただきたいハンドシグナルをおうかがいしています。
http://atamiscuba.jp/ygm/
こんな内容です。
Q06.つぎのハンドシグナルができますか
① 危険
② エアがない
③ 異常あり
④ 安全停止
⑤ 100
わかりますか?
①と②は、NAUIとPADI両方のテキストに紹介されています。
③はPADIのみ。
④はテキストにはありませんが、世界的には、両手を使って“T字”を示すのが安全停止のサインです。
⑤ですが、日本では、指で、“1、0、0”と示しますが、海外では、安全停止よりも傾けた“T字”で示すこともあります。タンクがだいたい半分だからということですが、アメリカやカリブに多いpsiという表示では、3000psi=約200barですから、この説明は成り立ちませんね。。いずれにしても事前にハンドシグナルの確認が大事であることの好例だと思います。
私が、タンク本数70本ほどのとき、ケアンズのグレートバリアリーフでクルーズ船に乗りダビングしたことがあります。
そのときハンマーと遭遇し、周りにいたヨーロッパ人ダイバーたちが、私に“ハンマー”“危険”というハンドシグナルを示しましたが。私は、「???」。
お恥ずかしながら、意味がわからずハンマーに向かっていきました。。
最終日、彼らからはログには「おまえは危険を省みないクレージーなダイバーだった」としっかりコメントされていました。。(汗)
海外を潜って感じるのは、欧米人ダイバーは、初期講習でかなりしっかりハンドシグナルを教え込まれているということ。。
日本はスレートが普及しているからでしょうか、ハンドシグナルは二の次のような気がします。。
つい先日、ファンダイビングの後半、浅場でゲストが突然、腰のあたりに手をやりました。ウエイトが足りないのかなと思って、お渡ししようとしたら、違うとのこと。。スレートに書かれたのは「トイレ。。」
ログづけのとき、「次回は、“トイレ”のサインも決めましょうね」と笑いあった私たちです。
ブリーフィングでは、既存のサインだけでなく、私たちオリジナルも用意して、事前にしっかり全員が確認してからエントリーすれば、言葉の通じない海の中でもより安心ですよね。

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せっかくブログをアップしているので、一人でも多くのダイビング好きに読んでいただきたいなと思います。自己満足のせかいかな(苦笑)
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