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外付けHDDに「My Book Duo」を選ぶ8つ理由

2015-01-21 17:00:29 | 日記
外付けHDDに「My Book Duo」を選ぶ8つ理由 という記事を見つけました

大容量化するコンテンツを外付けHDDに保存する

 ディスプレイの解像度は今やフルHDが当たり前の時代に到達した。スマートフォンでもフルHDは珍しくなくなり、タブレットでは2048×1536ピクセル、安価な4K対応ディスプレイも続々と発売されている。

 今までは「これくらいでいいかも」と思っていた解像度は、利用デバイスの高解像度化によって否応なしに要求を高めつつある。その結果、写真や動画といったデジタルコンテンツの1ファイルあたりの容量も大きくなってきている。

 もちろん、PCに搭載されるストレージの容量も増えてきているが、さらなる容量増加のために元からあるHDDやSSDを換装するのは中級者以上のスキルを必要とする。内蔵よりも手軽に追加できるストレージのニーズは高い。

 そうした背景もあり、数年前とは比べ物にならないくらいNAS(Network Attached Storage)の利用が増えている。一般にNASは複数のHDDで1つのボリュームを作成し、HDD1基では実現できない大容量や信頼性を実現するRAID構成をとることができる。そしてネットワーク経由で複数機器/ユーザーから同時利用できるメリットも大きい。

 だがその一方で、ネットワークの転送速度やファイル共有プロトコルがボトルネックになるという面もある。複数機器/ユーザーからの同時利用を行わないのであれば、外付けHDDのほうが有利だろう。

 そこで、今回はウェスタンデジタルの外付けHDD「My Book Duo」を取り上げる。ウェスタンデジタルはベアドライブのHDDメーカーとして有名だが、そのドライブの特性・性能を生かした外付けHDDも販売している。なかでもMy Book Duoはデスクトップ用HDDを2基内蔵するモデルだ。数ある外付けHDDの中で、My Book Duoを選ぶ理由を探ってみよう。

理由1、NAS用HDD「WD Red」シリーズを採用

 外付けHDDは複数の周辺機器メーカーから販売されているが、多くはマルチベンダー対応品――つまり、どのベンダーの、どの型番のHDDが使われているかは明らかにされていないことが多い。

 その点、WDが自ら販売するMy Book Duoは、同社製NAS用ハードディスク「WD Red」シリーズを採用している。WD RedはMTBF(平均故障間隔)100万時間(約114年間)の高品質なモデル。ファームウェアにNASWareを採用しており、協調動作する複数台を同一筐体に収めた場合の振動対策を行っている。当然、2台のHDDを搭載するMy Book Duoでも有効だ。

理由2、ノートPCでも利用できる大容量ドライブ

 My Book DuoのインタフェースはUSB 3.0。現行機種のノートPCのほとんどと理論値5Gbpsの高速な接続が可能だ。また、My Book Duoは2ポートのUSB 3.0ハブを内蔵している。省スペース性を高めたノートPCではUSBポートが少ない場合もあるが、My Book Duoを接続することで、ポートの1つを専有しても、2ポートが追加されるため不便はないだろう。

理由3、目的に応じて変更可能なRAID構成

 My Book Duoは2基のHDDを搭載している。その2基を使ってRAID 0/1、それにJBODを構築することができる。なお、通常JBOD(Just a Bunch Of Disks)は複数ディスクを1つのボリュームとして扱う技術だが、My Book Duoではディスク1基に1ボリュームを割り当てた、ディスク単位のボリュームのことをJBODと表している。

 購入時のMy Book Duoは、NTFSフォーマット済みのRAID 0で構成されている。これは高速かつ最大容量を利用できる構成だ。原稿執筆時点での最上位モデル「WDBLWE0120JCH」は、6TバイトHDDを2基搭載し、合計12Tバイトが利用可能となっている。1台でも故障すればすべてのデータがロストしてしまうためNASなどではあまり選択されることのない構成だが、個別のHDDよりも高速で、かつ、SSDよりも大容量というニーズに応えてくれる。

 RAID構成は付属のWD Drive Utilitiesから変更が可能だ。ただし、ディスク上のデータはすべて削除されるので注意してもらいたい。

理由4、高速なHDD、RAIDコントローラ、インターフェイス

 HDDのアクセス速度はさまざまな要因で決まる。回転速度、シーク速度、内部転送速度、インタフェース仕様などだ。たいていはどこかがボトルネックになり、速度が頭打ちになってしまう。例えば、いくら高速なHDDであっても、PCとUSB 2.0で接続すれば、速度は480Mbpsに抑えられてしまう。逆にHDD内部転送速度が低ければPCIe3.0 x4(32Gbps)のような高速な接続方式でも転送速度の向上は見込めない。

 My Book Duoが採用しているWD Redシリーズは内部転送速度175Mバイト/秒に達する(6Tバイトモデル「WD60EFRX」の場合)。ほかにも64Mバイトのキャッシュ、NCQのサポートなど高速化技術が採り入れられている。RAIDコントローラは高速なハードウェアで実装されており、RAID構成時のオーバヘッドは小さい。PCとの接続には理論値5GbpsのUSB 3.0を使用するなど、すべてのポイントにおいて高速性の確保が図られている。

理由5、安心のセキュリティ機能

 My Book Duoには256ビットAESに対応したハードウェア暗号モジュールが搭載されており、RAID構成時には自動的に暗号化される。付属ソフトウェアWD Securityからセキュリティ制御の設定を行うと、ドライブ全体をパスワード保護する仕組みだ。利用方法は次の通り。

 まず、PCに接続するとMy Book Duoは仮想CD-ROMドライブとして認識され、仮想CD-ROMに含まれているWD Unlock Driveが自動的に起動する。WD Unlock Driveはパスワード認証を行うプログラムであり、インストールせずに起動することができる。そのため、My Book Duoを普段使うものとは異なるPCに接続する場合にも事前準備は不要だ。

 WD Unlock Driveで認証をパスすると新たに外付けHDDとして認識され、利用できるようになる。なお、5回連続でパスワードを間違えると再試行するためにはMy Book Duoを再起動する必要がある。

理由6、HDDメーカーらしい付属ユーティリティ

 My Book Duoには管理ツール「WD Drive Utilities」が付属する。SMARTの確認や簡易ドライブ自己テスト、完全ドライブテストといった健康管理のほか、前述したRAIDの管理、スリープタイマの設定、ドライブ消去(データ消去)を行うことができる。

 それぞれの機能は特筆するものではないが、HDDの診断が3段階でできるところなど、HDDメーカーらしい気遣いが見られる。

理由7、用途にあわせて使い分けができる2つのバックアップソフト

 My Book Duoには2つのバックアップソフトウェアが付属する。1つはウェスタンデジタルの「WD Smart ware」。ドキュメント、メール、ムービーなどカテゴリを選んでの一括バックアップのほか、ファイル単位のバックアップが可能だ。

 バックアップタイミングはファイルが変更されるとすぐにバックアップされる「連続バックアップ」か、定期バックアップから選択する。フル機能を利用するには有料版のアクティベートが必要だが、My Book Duoには使用権がついているので無償でアクティベートできる。

 もう1つがバックアップソフトで定評のあるアクロニス製「Acronis TrueImage」の機能制限版「Acronis TrueImage WD Edition」だ。ディスクのバックアップ/リストア、バックアップイメージのマウント、ディスクのクローン作成、パーティション/ディスク全体の消去を行うAcronis DriveCleanserなどが利用できる。

 ツール/ユーティリティ類は製品版でないと利用できないものがほとんどだが、バックアップ機能についてもバックアップ対象はパーティション/ディスク単位、バックアップ方式は完全のみ、スケジュールは週単位のみ、という制限がある。ある程度、WD SmartWareと住み分けができているので、ニーズに応じてどちらを使うか判断するといいだろう。

理由8、ディスク換装が可能

 My Book Duoはユーザー自身でHDDを換装できるのもポイントだ。上部カバーのボタンを押して開き、内部の蝶ネジをゆるめてドライブ固定プレートを取り外せばHDDを抜き出すことができる。トレイ等はなく、HDDに取り付けられたプルタブを引っ張り上げればよい。HDDにはガイド用ネジが取り付けられているので、交換の際にはドライバが必要となる

 RAID 1で構築していた場合は故障した1台のみを交換することでデータをロストすることなく利用し続けることができるが、RAID 0/JBODの場合にはデータは失われる。また、より大容量のHDDに交換することで容量を増やすこともできるが、その場合には2台とも交換しなくてはならず、データの移行はできない。

「ちょうどいい」に応える製品

 「ディスク1台では実現できないくらいの大容量単一ボリュームがほしい、でもひとりでしか使わないからNASは大げさ」という人、「なるべく高速な大容量ストレージがほしいけれどもSSDはコスト面でハードルが高い」と感じる人、「外付けHDDは持ちだされたときにセキュリティが心配、でもNASまでは……」という人など、「帯に短したすきに長し」で最適なソリューションを探しあぐねている人にとって、My Book Duoは強力な選択肢となりうる。

 SSDには及ばないまでも318Mバイト/秒に達するWD Red/RAID 0のパフォーマンス、AES256ビットによる暗号化、パスワード保護など、性能と機能を満たしながら、導入は非常に簡単だ。HDD自身の信頼性、性能の高さも含め、容量不足に困っているユーザーにとっては検討の価値のある一品だ。

 早いスピードは魅力的だが 価格は 普通レベルかな でも私はLANタイプを使っている

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