片付けをしていたら
高校時代の文集が出て来た。
お金のない学校だったから
国語の先生が手作りの卒業文集で
挿絵もなければ色づけもない簡素な文集。
まず自分の書いた文集を読み返してみた。
話の持っていき方が強引で
オチまでの流れが今でも使ってる手法で
ちょっと笑った。
自分らしい感じ、
僕くらいしか書けない。
今でも書けるクオリティーだから
成長していないのかと思ったが
逆を言えばあの高校時代にもうすでに出来上がっていた…。
いや、ただの馬鹿だ。
その文集の共通テーマが
「忘れられない人」
クラスメイトの忘れられない人を
一から読み返してみた
ぶっとんだ中身もあったが
みんなそれぞれの個性が出ていて面白かった。
ただこの文集
捨てる候補の中の段ボールから出て来た。
捨てようか。
保存しようか。
多分、もうクラスメイトも持っていないだろうから
僕だけでも保存して置いた方が・・・
そうやって物が増えるんだよなぁ。
クソみたいな人生の始まりの高校生活の思い出を
大事に取っておくのもクソだ。