BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

BSドキュメント、キューバメーデー

2019-10-13 | 思い遥か

キューバ革命、1958年に反政府各派の共同戦線、1959年1月1日にハバナ占領をして革命政権が成立したというから、革命60年のメーデーである。革命とは何かを問いかけていた100万人行進の先頭にいたのは、医師の労働者たちである。キューバの医療水準を誇示していた。大陸の喉元にあって資本主義に革命主義が刃のように突き立つ地勢である。つい、トランプ政権によって経済封鎖が宣告されての放送である。デモ隊は、合衆国のホワイトハウスの住民にむけて、顔を直してやりたいと叫んでいたから、その主義主張の拠ってくる経済戦争は60年の苦しみをへて、それだけでなくまた襲ってきているのである。キューバの人が語る、日本に米軍の基地があるのだろう、気をつけろよ、と。



https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2225614/index.html
BS1スペシャル「世界で一番アツい日~キューバ・100万人の大行進~」
2019年10月12日(土) 午後10時00分(110分)

番組内容
5月1日、キューバの首都ハバナは世界で1番アツくなる。100万人が革命の成功を祝うパレードで歌い踊るのだ。だが、熱狂の裏で今、キューバは矛盾や格差に揺れている。タクシー運転手の収入は医師の約10倍。トランプ政権による経済封鎖が強まる中、革命を知らない若者は米国文化への憧れを隠さない。さらには、憲法の全面改正も。タクシー運転手、医師、高校生の3人のキューバ人から“革命”の現在地とこれからを見つめる。

番組スタッフから
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「キューバに、世界の未来があるのでは?」
かれこれ4年あまり、自分がキューバに行きたいがために構想していた企画に、そんなお題をもらってこの番組を作ることになりました。

旅好きな私からすれば、「カラフルな街並み」「ラテンのリズム」「陽気で人懐っこい人々」など、キューバはとにかく魅力ばかり。一方で、「社会主義国」「独裁政治」「革命の島」など、報道ではなんだか気難しいワードも並びます。

「キューバってアメリカと国交回復したらしいけど、いまどうなってるの?」
キューバに行くことになってから、知り合いに1番聞かれた質問です。今年の「100万人の大行進」は、両国の状況が大きく変化する“開戦前夜”でもありました。(5月の取材時点では、まさかニュースでこんなにも“制裁”という文字を見る日が来るとは想像できませんでした)

この番組で見てほしいのは、100万人パレードの熱狂、キューバに暮らす人々の現在だけではありません。番組内には「世界から見たキューバ」として、様々な統計データを示しています。そのデータとドキュメントとあわせた先に、どんな真実・未来が見えるのか。ある意味、謎かけのようなスタイルになっています。

キューバという国に対する批判的な内容もあるかもしれません。それでも我々の取材を受け入れ、議論の種となることを恐れないキューバ大使館の度量には、感謝と尊敬の念でいっぱいです。

ちなみに、パレードの爆音演奏が いまだ脳裏から離れません。
強くて逞しくて、他人を重んじるキューバの人々。飾らない彼らの姿に、きっとパワーをもらえるはずです。

(ディレクター・池山珠子 テレコムスタッフ)


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