BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

アイデンティティ

2021-09-19 | 日々新た

一致  身元
識別  自己認識
個性  国・民族・組織などある特定集団への帰属意識
本質的自己規定

アイデンティティクライシス 自己喪失
―[名] アイデンティティーの危機, 自己認識の危機《思春期などにおける自己認識の動揺・自己喪失がもたらす心理的な危機》

アイデンティティ、自己同一性。自我同一性、また、独自性。
identity 存在証明
アイ‐ディー‐カード IDカード 身分証明書 identification card 本人識別票
なにものか、どこから来たか、どこへ向かうか
 われわれはどこからきたのか われわれはなにものか われわれはどこへいくのか, 仏: D'où venons-nous ?
 フランスの画家ポール・ゴーギャンが1897年から1898年にかけて描いた絵画
レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
>『タヒチのゴーギャン』原注に、「この表題をゴーギャンはカーライルの『衣装哲学』のなかで見つけたにちがいない」とあり、1895-1897年に「衣装哲学」の仏訳が掲載された雑誌をゴーギャンが予約購読していたことも書かれている。(B.ダニエルソン 美術公論社 1984)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000033987


https://media.thisisgallery.com/works
https://media.thisisgallery.com/works/paulgauguin_02
ThisIsMedeia

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?
ポール・ゴーギャン
作品解説
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」は、ゴーギャンのもっとも有名な作品で、彼の死生観を描いており、死を決意したゴーギャンの遺書的な作品でもあります。この作品はフレスコ画を意識して描かれた大作で、「見る」のではなく右から左へと「読む」絵画、右端に描かれた眠っている赤ん坊にはじまり、左端に描かれた死を見つめる老女へと向かいます。赤ん坊と老女の間には、複数の人物と動物のほかに「神」を思わせる像も描かれており、中央に立つ女性はリンゴに手を伸ばしたイヴを連想させます。この作品を完成させたあと、ゴーギャンはヒ素を飲んで自殺を図りましたが皮肉にも生き延び、その後、フランスの友人に宛ててこの作品の意味を説明する手紙を送りました。けれど、手紙には書かれていなかった要素も多く、タイトルの答えは見るものにゆだねられています。
制作年 1897年 - 1898年
素材/技法 キャンバスに油彩
制作場所 タヒチ
所蔵美術館
https://i0.wp.com/media.thisisgallery.com/wp-content/uploads/2018/10/177.jpg?fit=500%2C368&ssl=1
ボストン美術館
ジャンル 印象派 油絵


https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/%E7%AC%AC24%E5%9B%9E-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC
10分でわかるカタカナ語
第24回 アイデンティティー
筆者: 三省堂編修所

どんな経緯でこの語を使うように?
哲学分野では概念規定の用語として用いられていましたが、アメリカの精神分析医E=H=エリクソン(1902-1994)が唱えた「アイデンティティー」の概念は、心理学のみならず社会学や精神医学などの学術領域で広く用いられ、さらに一般にも浸透しました。日本では、この精神分析学・心理学の用語として入ってきて、アメリカと同様に一種の流行語のように広まりました。その後、コンピューターで「一致」「識別」の意味で用いられることから、狭義の学術用語から次第にそうした意味でも常用されるようになってきています。


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