『ストーカーとの七〇〇日戦争』 内澤旬子
¥1,500+税 文藝春秋 2019/5/25発行
ISBN978-4-16-391028-4
¥1,500+税 文藝春秋 2019/5/25発行
ISBN978-4-16-391028-4
怖っ!
ストーカー怖っ!!
ストーカー怖っ!!
内澤旬子も災難な…。
つーか、内澤くらい情報収集能力が高く各種人脈を持つ人でも、異常事態に判断力が低下し、ジャッジミスを起こす。いわんや、一般人では手も足も出まい。
つーか、内澤くらい情報収集能力が高く各種人脈を持つ人でも、異常事態に判断力が低下し、ジャッジミスを起こす。いわんや、一般人では手も足も出まい。
いい弁護士に出会えるかどうかは運次第。なにこれ、こんな奴ぜったいヤダ! って思うような弁護士も登場する。でも右も左もわからない状態でいきなりこの弁護士に会って自信満々にいろいろ言われたら、そういうもんだと思っちゃいそうだ。ううう。
とりあえず警察の対処はよかったよね。これは警察を敵に回したくないと思うのもわかるよ。警察に味方になってもらって、警察に守ってもらわないことにはどうにもならないもん。もちろんそれが警察の仕事なのではあるけど、警察官だって人の子、起訴に至らないとか、成績に結びつかないとモチベーションが低下するとか、そういうのはあるかもとか気を回してしまう側面はないとは言えない。
紆余曲折を経て、恐怖と怒りと不条理を乗り越えて、最終的には逮捕・起訴に至るわけですが、そこで内澤は加害者に加療を求める。
ストーカー加害者の8割は、警察からの注意・警告を受けると翻意するそうだ。
残る2割は、もう自分でも止められない状態らしい。ほとんど依存症。つまりビョーキ。病気ということは治療できるということだ。ギャンブル依存症だって、アルコール依存症だって、困難ではあるけれど治療方法はある。ストーカーについても、精神疾患の一つとして治療すべきという考えを持つ医療従事者もいるにはいる。が、たいへん少数派。
ストーカーが実刑をうけてもたいてい大した長さじゃない。釈放後、被害が再発する恐れを思ったら、治療をするに越したことはないと思うんだけどなあ。
ストーカー加害者の8割は、警察からの注意・警告を受けると翻意するそうだ。
残る2割は、もう自分でも止められない状態らしい。ほとんど依存症。つまりビョーキ。病気ということは治療できるということだ。ギャンブル依存症だって、アルコール依存症だって、困難ではあるけれど治療方法はある。ストーカーについても、精神疾患の一つとして治療すべきという考えを持つ医療従事者もいるにはいる。が、たいへん少数派。
ストーカーが実刑をうけてもたいてい大した長さじゃない。釈放後、被害が再発する恐れを思ったら、治療をするに越したことはないと思うんだけどなあ。
ところで、本書でいちばん印象に残ったのは107頁、H検事が調書を口述筆記するシーン。検事ってみんなこれできるの? すごい、それはたしかに頭良くなきゃ検事にはなれないわね……。
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