子育て、時々山歩き

愛息Kとの生活を楽しみながら、時々山歩きをするサラリーマン。
Kの成長と山歩き記録を中心に、徒然なるままに。

北ア表銀座縦走回顧録

2008-05-03 23:39:18 | 登山

過去の記録です。

 

昨年7月17日から2泊3日で北ア表銀座縦走に行ってきました。

 

行程はこちら↓

 

<1日目>

中房温泉(6:00) → 燕岳(8:45/9:00) → 大天井岳(11:45/12:00) → 大天井ヒュッテ(12:30)(泊)

<2日目>

大天井ヒュッテ(6:00) → 西岳(8:00) →  槍ヶ岳山荘(12:00)(泊)

<3日目>

槍ヶ岳山荘(6:00) -- 上高地(12:00)

 

今回の山行は7月の平日という事と、いつもは一緒に行くかあちゃんが妊婦だった事で、単独行となりました。

 

【1日目:7/17】

前泊した有明荘を5:30に出発、15分で合戦尾根の取り付き点の中房温泉に到着。

トイレタイムを取り、6:00仕切り直しの出発。

北ア3大急登というから覚悟していたが、特に急登という感もなくあっさり2時間で燕山荘に到着。

天気も上々で、これから始まる3000mの稜線歩きがとても楽しみに感じられた。

 

燕山荘ザックをデポし、燕岳へ。

写真で見ていた花崗岩の頂が目の前に!

 

 

周りには未だ他の登山者は居なかった。 今回の山行の1つ目の目的地の頂を独り占めし、これから向かう槍ヶ岳を望んだ。

 

ん?

なんか、ガスってる・・・。

ここから、今日の目的地大天井ヒュッテまでは、右手前方に最終目的地である槍ヶ岳を見ながらの楽しい稜線歩き。

ガスなんか一時のものさっ、と都合のよい解釈で燕山荘まで戻った。

 

デポしたザックをピックアップし、大天井岳に向けて出発。

右前方に槍ヶ岳を見ながら♪

...?

ガスが濃くなってる? 槍が見えない・・・。 

結局、大天井岳まではガスが晴れる事はなく、槍の姿もおあずけでした。

代わりに、可愛い雷鳥さんに。 雷は呼ばないでね。 

 

  写真中央に居るの、見えますか?

 

12:30に大天井ヒュッテ到着。

時間にも体力にも余裕はありましたが、今日はここと決めてました。

小屋番の小池さんに会う為です。

山の話、雷鳥の話などなど、楽しい時間を過ごす事ができました。

ちなみに、大天井ヒュッテの夕食はとんかつです。(名物なのだそう、美味しいです)

 

【2日目:7/18】

日の出前の4:45、槍のモルゲンロートを見ようと牛首に上がりました。

残念。 東の空に厚い雲がかかっていて、焼けませんでした。

今日の天気を暗示する様な、いやーな感じ。

 

 

6:00出発。

西岳まではお花畑を越えながら、左手に雲海に浮かぶ常念岳を見ながらの稜線歩きです。

 

 

槍は見えません。 

 

8:00、西岳に到着。風も出てきていて、雲行きがとっても怪しいです。

5分ほどの休憩の後、本日の核心となる、東鎌尾根に向けて出発です。

水俣乗越まではとにかく下ります。

そこからが、東鎌尾根の始まり。

最大の核心部は、「窓」と呼ばれる3段の梯子(たぶん20m~30mくらいある)です。

慎重に降りましょう。

その後も、細尾根・梯子が続きます。

 

 

とにかく、槍が見えないのがとても残念。

今回、槍の姿を見ながらの稜線歩きが最大の目的なのに・・・。 

ヒュッテ大槍に着く頃には、雨が降ってきました。しかもガスで前方5mしか見えません。 

足元は両側が切れてるのですが、ガス/雲で足元もよくわかりません。

ちょっと怖かったです。

 

槍ヶ岳山荘に着いた時は、すでに横殴りの雨。

槍のピークハントは翌日に持ち越しで、とにかく山小屋に避難です。

 

【3日目:7/19】

4:00、外の様子をチェック。

土砂降りです。風も非常に強く、昨日より状況が悪化しています。

他の登山者も皆、天気予報が流れているTVの前で固まっています。

予報によると、今日は回復の兆しなしです。

登頂を持ち越していたので、どうするか悩みました。

外に出ると、何処に槍があるのかすら見えない状況です。

諦めました。また、次の機会に登頂はおあずけです。

 

朝食を採り、のんびり支度をして、6:00出発。

ここからは上高地までの長い下り。CTでは9時間との事ですが、目標6時間です。

目一杯飛ばします。

飛ばした結果、写真もありません。(まあ、雨だったし展望なかったし、穂高も見えなかったし)

 

予定通り6時間後の12:00丁度に上高地到着。

日帰り入浴で汗を流し、さっぱり。

ビールを飲んで昼食タイム。

バス・電車で、帰路に就く。

 

今回の山行、天候に裏切られ、ちょっと残念。

でも、山に行かせてくれた優しいかあちゃんに感謝し、途中一緒になった四国から来たというおばさま4人衆との楽しい語らいもあり満足。

また、次の山行が楽しみになった。



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