近鉄デ51形は前吉野鉄道の51.52号で、1929(昭和4年)大阪電気軌道が吉野鉄道を合併(後の近鉄吉野線)した引継機で、船の様な側面の丸窓と正面の八角形の車体は、輸入機の風格を漂わせます、西武鉄道のスイス・ブラウンボベリ-製のE52形を連想します、又側面丸窓は西武鉄道E851に見られる電気機関車では極めて個性的なロコです、近鉄電気機関車の中で自重・出力とも最高のロコで、吉野の主で貨物列車牽引に活躍しました。 81’4.8 近鉄吉野線(壷坂山~飛鳥)デ51形ロコ