10月半ばに行われたイングリッシュカーニバルで会っていた事もあり、最近ハニカミ屋さんのこいちゃんもスムーズに合流し、名前を呼んでは嬉しそうに手をとって歩き始め親としてもとっても嬉しいムードに。
向ったのは六甲山牧場。
待ち合わせが早かった為、殆ど一番乗りの入場で、羊達は腹減り状態で私達を出迎えた。
そのため、折角餌を買っても背の低い子供達は奪い取られるように餌を食べられ、追いまわされる。

がめついこいちゃんといっくんはがんとして羊達に餌を取られる事はなかったが、いっくんが羊に向って餌を投げつけ、豆まきの様に餌をやりながら逃げるのでさすがに注意した。
怖がった友達は餌を全て放り出して逃げてしまった程の迫力である。
それでも慣れてくるとやはり楽しくて仕方が無いらしく、3人はいつまでもやぎに餌をあげたり、アヒルに餌をあげたり、きりが無いほど餌を買った。

普通に外人と会話を楽しめるほどで「何故ディズニーを?」と思ったが、やはり大人になって学ぶのと、3歳までに英語耳にするのとは大きな違いがあると言うことらしい。
仕事をしていることもあり、ネイティブの外国人先生が教えてくれるディズニーのクラブにも通わせていると言うことであるから、かなり本格的だ。
折角ディズニー家族で会うのだからやはり英語で会話をして欲しいところ。
嬉しいことに、お友達ママは、子供達に積極的に英語で質問し、促すと、3人は英語で返答してくれる。
そして私はどんどん無口に…。



チーズやソーセージが普段食べるような味わいと違って大変美味しかった。
店内は暖かく、ホっとする。
とても寒い日で、手袋を持ってこなかったことを悔やんだほどの天気であった。


お友達のママが用意してくれたお菓子を山頂で開けたが、大人たちは歯の根の合わないほど震えているのに、子供達は至って普通。

貰ったお菓子は大変体に優しいもので、お友達ママも我が家と同様、きらびやかな着色料で作られたお菓子や、ガムを子供に上げたことがないという。
他にも添加物や、油分等にも注意していると聞いて考え方が大変似ている事に驚いた。
ディズニーを選んだ辺りも結局思考が似ているということか…。
大人が先にギブアップして山を降りると次にオルゴール館に向かい、ささやかなオルゴールのコンサートを楽しんだ。

伴侶にもたれ、前の椅子に足を放り出しぐっすりと夢の中である。
暖かい室内に気が緩んだところに、柔らかなオルゴールの音色ときたら、いっくんが眠らないわけが無い。
最後はオルゴール館にはそぐわないような賑やかなバンドの楽器紹介で終了したが、その大音量にも目を覚ますことは無かった。
抱っこされ、オルゴール館を出るころ、やっといっくんは覚醒。
辺りは夕暮れで、寒さも一段と増しているが、子供達は友達と手を繋いで「いやだー」と帰りたがらない。
お友達ママの勧めで次に向ったのは、六甲ガーデンテラス。
すでにあたりは真っ暗である。
神戸ならではの雑貨店やお菓子屋さんが大変楽しく、店内を歩き回る。
展望台からの眺めは思わず歓声を上げてしまう、素晴らしいもので、久しぶりに見た神戸の夜景に感動である。
少し歩いたところにある「石ころ亭」では、アメジストやカメオなどのパワーストーンを多数販売していて、皆でお買い物。
何処も楽しく、一日では見て回れないほどの濃厚さである。
最後に皆でジンギスカンを食べて、こいちゃんはどんぶり茶碗山盛りのライスと鶏肉を相当食べた。
いっくんも普段はあまり欲しがらない肉をがっつりと。
二人とも走り回ってかなりお腹が空いていたのだ。
次も絶対に会おうと約束をして、お友達を手を振って別れた。
時間はすでに8時。
車の後部席で眠りこける子供達を見ると、必ず次回も会わせてあげたいと思った。
翌朝起きてきたこいちゃんといっくんの口からいつもより沢山の英語が飛び出す。
欲しいものがあると英語でお願いしたりするのだ。
楽しい上に、ときどきくじけそうになる英語への情熱を持続させるためにも、かなり良い刺激になりそうである。