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台風一家

カルキュルスが…さくらちゃんの背中が…

夜中に降り始めた大雨の音で目が覚めた。
辺りは真っ暗だったので、ぼんやりと「多肉植物は大丈夫かなぁ…」と考えつつまた眠りについてしまった。
夜中の雨音のせいでぐっすり眠れなかった私は、いつもよりゆっくり起きてから気になっていた多肉植物を見るためにベランダに出た。
ビニールは飛ぶことなくちゃんとかかっていた…のだが、跳ね返った水を丸被りのコノフィツム・カルキュルス。
「ええー!水かかっちゃったか~」と手元に引き寄せて確認してみると、鉢はずっしり重い。
そして、またまたと言うかなんというか…割れていた…。
ガックシ…。
せっかくぷりぷりに大きく育ってきていたのに、また振り出し…と言うか枯れるかもしれないし…。
ショックのあまり、写真も取り忘れて呆然としていたら遅刻しそうになってしまった。

身支度を整え慌ててバスに乗り込む。
最寄りの駅はこの通り水浸しであった。

夕方。
改めて帰宅してからコノフィツムの写真を撮りに2階のベランダに出た。

何度見ても割れている…。

どこから見ても割れている…。

角度を変えても…。
当たり前だが、こんな時期に無理やり水やりされて、脱皮な訳もなく破裂している。
今まで奇跡を起こしてきたのだから、今回もどうか枯れずに新しいカルキュルスに出てきてほしい…。

同じぷりぷり系でも若鮎玉は元気なのにな…と見ていたら1階からこいちゃんが叫んでいる。
「さくらちゃんのおでき(?)が割れてるよー!!」
え?どゆこと?

さくらちゃんの背中には脂肪腫のような物があるのだが、それが切れて出血していると言うのだ。
(上の写真はあまりそれと分からないソフトな写真…)
昨年から気になっていたのですでに病院には相談して良性と言われていたのだが、それが破裂したらしい。
慌ててこいちゃんと周りの毛を剃って応急処置。
かかりつけの病院はこの日休みだったため、仕方なく絆創膏を貼って翌日通院することとなった。

傷口を拭いたり少し押したり、毛を剃ったり、絆創膏を貼ったりしている間中私に抱っこされてご機嫌だったさくらちゃん。
痛みはない様で胸をなでおろした。

貼られた絆創膏にも違和感ゼロ。

自分の背中がどうなっているかとか、全然わかっていない様子。

「ご飯はまだですかね?」
悲壮感が漂ってなくて何よりです…。

大好きなお風呂と散歩はこの日は我慢してもらって、おとなしくご就寝。
翌日かかりつけの病院に行き、傷口を見てもらった。
ここからは、お尻が寒ーくなるような話なのだが…。
(苦手な方は飛ばしてください…)

メンタル強めのこいちゃんに傷口を絞ってもらって内容物(冷蔵庫保管)を病院に持参していた。
パッと見は、豚の角煮の硬めの脂に血が沢山付いたような感じで、かなり肉っぽい。
それを見てもらい、改めて確認してもらったところ前回の診断に続き色々わかってきたようである。
ウイルスなどによるものではなくて、内部で炎症が起こり、腫れて周りの組織も炎症を起こして弱って破裂・出血してしまうと言う現象らしく鋭いものに当たって破れたと言うわけではないらしい。
2か所から出血していたらしく、先生が傷口から注入してくれた消毒液はもう一方の穴から出て来たらしい…。
「傷がイケイケでしたよ!!」
先生、その状況がかなり面白かったらしく笑っておられたが、傷が苦手な私は終始顔を引きつらせて話を聞いた。
とても可愛らしい女医さんなのだが、やっぱり血に強くないと出来ないお仕事なのだな…と改めて尊敬。
診察が終わって笑顔のさくらちゃんには化膿止めと塗り薬が処方された。

大事に至らず本当に良かったが、破裂はとにかく、もう嫌だ。
カルさんもさくらちゃんも一刻も早く治ってほしいものである…。
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