台風一家

淡路島は風が強いぞ 二日目

目覚めた二日目の朝は、とっても風が強かった。

こいちゃんといっくんのはるか後ろに見える山の上の風力発電のファンがバンバン回っている。

こんな時だけはお互いをアテにし、肌寒さに思わず寄り添う2人である。

道の駅「うずしお」。

朝と言う事もあり、まだ人はまばら・・・このぼんやり感がたまらない。

のんびり景色を眺めたり写真を撮ったりしながら朝食をとるために道の駅の売店に向かう。

坂の上に目当ての売店を見つけたが、子供達はひょっこり出てきた猫に夢中になり、嬉しそうに背中を撫でていた。

お土産を見て回るより、やはり動物の方がうれしい子供達。

猫もあまりの寒さに日向に出てきたところを子供達に見つかり、まぁ、撫でさせてやるか・・・と言う感じ。

淡路牛を使ったハンバーガーをみんなで食べることになった。

お肉が大変柔らかく、味付けも良い。

ハンバーガー大好きのいっくんは、「からし」が出てくるまではとっても上機嫌で食べ続けた。

こいちゃんは勿論ご機嫌でかぶりつき、完食。

目をつむり、限界まで口をあけてバンズをほおばる・・・朝から見事なくいっぷりである。

お腹を満たして橋に向かう事にする。

橋の下は飛ばされそうなほどの強風で、私はよっぽど車に帰ってしまおうかと思ったほどである。

それがまた面白いのか、まるで寒さなど感じないような子供達は風に吹かれて走り回った。

風すらも玩具の一つになるらしい。

強風の為、橋の上から眺めた海の上にも白波がたち、荒れている様子である。

風さえ強ければ渦潮が出来るのでは?などと安易に考えていたが、実際は白波が不規則に表れとても渦潮どころではない。

途中、売店で買っていたラスクをつまんだりしながら、大人ものんびりと歩く。

こいちゃんは琵琶ゼリーを買ってもらって、道々嬉しそうにかぶりついていた。

パスポートの特典であったソフトクリームを貰うこいちゃん。

色々なフレーバーがあったので迷っていたようだが、珍しいもの好きのこいちゃんは、何と玉ねぎソフトクリームを選んでいた。

「おいしい!!」とびっくりしたように(?)言うので少し貰ってみたが、美味しいながらも何とも不思議な味!

いっくんは大好きなサツマイモソフトクリームである。

「冷たい、冷たい」と言いながらもお外で食べるソフトクリームはとっても美味しかった様子。

次に向かったのはまたもや「淡路牧場」である。

ここではパスポートの特典としてヨーグルトを頂く2人。

いっくんはすぐに食べ始め、こいちゃんは「後で食べるから。」とレジのおばさんにスプーンをカップに張り付けてもらっていた。

何だかとってもちゃっかりしている・・・

やっぱり子供達のお目当ては牛とのふれあい。

こいちゃんが楽しみにしていた「ミルクやり」は牛がお腹いっぱいと言う事で発券停止になっていたが、その子牛達が、草を食べるのを見てすっかり満足してしまった。

そのため、乳搾りも今回はなし。

2人ともまんべんなく、指をなめられたり、頭をなでたりして子牛と触れ合って大喜び。

甘えたように寄ってくる様子に、子供達はメロメロ。

「ううううう、かわいいぃぃぃ」とたまらない様子の子供達を眺めるのがまた楽しい・・・。

まだ子牛だが、角も生えかけていて子供達が触っていても嫌がらずによってくる。

みんな気性が大人しく、子供達と触れ合うにはぴったりな動物である。

いっくんの大好きなミルクもたっぷり試飲させてもらい、牛さんに感謝!

淡路牧場の後は、「ちょっと早いかな~」何ていいつつ、ハーブ園にも行ってみた。

ハーブはやはりまだまだ生えかけ・・・と言う感じであったが、梅が素晴らしい花をつけていた。

梅が咲き誇る公園は、実に綺麗で春を感じる事が出来たように思う。

「断層バーガー(サンセットバーガーに名前が変わっていた!)を食べに行こう!」と北淡記念公園に向かったのだが、販売時間が終了していて、残念ながら諦めることに・・・その変わりと言っては何だが、すぐ近くにあり、ずーっと気になっていた行列の出来る「炭焼あなご」を食べてみることにした。

辺りにはいい匂いが立ち込め、焼きあがるのを待つ人たちで行列ができている。

テレビの取材が来たり、新聞や雑誌に取り上げられたりした有名なお店らしく、遠方からのお客さんも並んでいた。

見た目は普通・・・4匹で1400円くらい。

グラム売りである。

「おいし!!」とこいちゃんはびっくりしたような顔をしながら一番大きなアナゴをどんどん食べていく。

さて、好き嫌いのいっくんは、アナゴはぁ・・・と思っていたが全部食べてしまった。

「骨がある!!」と途中でやめるかと思ったのだが柔らかいからか何も言わずに食べ、伴侶と目を合わせて唖然・・・。

また次回も寄りたいお店である。

温泉に向かう海沿いの道から橋が見え始めてきた。

対岸には白い建物が並ぶ神戸の街並みが見える。

道の駅でご飯を食べることにした。

子供達は明石焼きなど、私は大好きなタコのから揚げ、伴侶は天茶(天ぷらの乗ったお茶漬け)を食べて腹ごしらえをして温泉に向かう事にした。

旅のしめに、明石大橋の見える温泉でのんびりと汗を流すのが何とも癒される。

高速に乗る前にドンと広がるSAの大観覧車。

この橋を渡ったら、現実が待ってるなぁ・・・などと思いながら名残惜しさもMAXに。

子供達はその気持ちを隠さない!

学校があるから、と何度説明しても「もう一泊しようよぉ」などと無茶を言うのだ。

何度来てもほっこりさせられる淡路島に感謝しつつ、ウトウトし始めた子供達を乗せて一路大阪に車を走らせたのだった。

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