ずぶぬれさくらちゃん

こいちゃんが帰国してから何かとバタバタ過ごす毎日。
食べることが大好きなこいちゃんがいると、やはり晩御飯にも気合が入る。

この日も夕方帰宅した私があわただしく夕食作りに取り掛かった。
こいちゃんはそんな私を気遣って、さくらちゃんの散歩に出てくれることに。
ただ、この日はあいにく雨がぱらついていた。
そんなこともお構いなしに「散歩！散歩！」とまとわりつくさくらちゃんに負け、こいちゃんは散歩に出ることにした。
雨脚は全く衰えず、結局帰宅したさくらちゃんはずぶぬれに…。

びっしょりと濡れて帰ってきたさくらちゃんはお風呂場に直行。
毎回雨でも外に出たがるさくらちゃん。
びしょぬれになっても外を歩けて満足だったことだろう。

雨のせいであまり見に行けなかった家も着実に作業は進んでいるようである。
まだ、玄関のたたきがそのまま残されている。
ちなみにこいちゃん曰く、さくらちゃんは散歩に出るとこちらの家に向かって歩くことが多いと言う。
工事の経過を見たいわけではないだろうから、ただ単に懐かしい匂いがするからなのだろうか？
わざわざこいちゃんを引っ張って家に行くのはそうすることで工事の経過を気にしている人間が喜ぶと思っているからかもしれない。
お気遣いいただき、ありがとうございます…。