子供部屋のどこに収納されていたのかと驚くほどの量である。
「勿体無い」が口癖のこいちゃんの机のそこかしこにゴミ(?)が。
いっくんの机には大量のこまごまとした玩具が。
「こんなに汚いと貧乏神が来るぞ!貧乏神は皆を病気にして、お金を持っていくよ!?整理整頓できてないと物が壊れたり無くなったりして損するよ!?」と説得しつつも私は激怒していた。
私の剣幕に恐れをなした子供たちは、しぶしぶ片付け始めた。
ほとんど片付いたところで「貧乏神が出て行くよ。貧乏神はきれいな所が嫌いだから~」と子供たちを褒めた。
その後も黙々と掃除をしていると、しばらくしていっくんが
「??・・・今「ぷ」って言った?」と言うので「知らないよ、もしかして綺麗になったから貧乏神が怒って出て行ったのかもね~」と答えるといっくんは
「貧乏神がでて言った音が聞こえた!「ちぇっ」って言ったよ!(初めと変わってる…)」と二人で大興奮。
それからは急に掃除速度が上がりどんどん部屋が片付いていった。
昼過ぎにようやく掃除が終わり、袋に2杯分の大量のゴミが!
子供たちは
「空気が美味しい!」(大げさ…)と大喜び。
掃除が嫌いなこいちゃんが
「貧乏神がこないようにするために、これからは部屋を綺麗にしよう!」と言い、いっくんは
「もう玩具買わない!ゴミになるから!」と驚くことを言った。
勢い余って庭を掃除すると、ゴーヤが沢山なっていることを発見。
秋だと言うのに沢山つるにぶら下がっていた。

結局、くろがねもち、ロウバイ、椿、と色々手を出していくうちに、門から玄関までたどり着けないほどの葉っぱの山になってしまった。
1メートルほどの山が玄関まで続いているため、脇の道を通って玄関を入るほどの量であった。
剪定のついでにご近所さんと喋りながら作業していたため、気がつくとあたりは真っ暗。
伴侶が帰ってきたのでそのまま4人で外食へと向かった。


使った道具など、拾って片付けたりしているのだ。
すぐまた忘れてしまうだろうが、そのときはまたそっと教えてやればよいのだろう。
「ちぇっ!(ぷ)」と言う、貧乏神の声を聞いたと言い張るいっくんは完全にその存在を信じているし、「掃除」の威力を見直した様子である。
結果オーライで、実に充実した掃除三昧の一日であった。
明日は剪定した葉っぱを片付けるので、大変になるのだろうが…。