高坂農園~農園主の独り言~

南信州阿智村で、お米と有機野菜を作っています

田んぼの生き物

2009-09-25 21:32:50 | インポート
昨日に続き稲刈りをしました。
我が家の田んぼでは田んぼにいろいろな生き物がいます。いつかしっかり生き物調査などもしたいと思います。今日はトンボがたくさんいました。しかもほとんどが2連つながりのトンボたちです。田んぼに残っている水のところにしきりにおしりをつけています。おそらく産卵をしているのではないかと思います。今年の田の草取りの時にもたくさんのヤゴたちがいましたが、来年に命がつながったのかなーと思うと、少しはこだわって農薬や化学肥料を使わなかったことが報われた気がします。
トノサマガエルもたくさん飛び回ってコンバインから逃げていました。以前、香川県でトノサマガエルが減っている、その理由は7月頃に行う田んぼの中干しのせいで、生育環境が減っているからだというニュースを見ました。このあたりでは、まだまだそこらじゅうにいると思います。あとはヤマカガシにマムシも倒れた稲のところから出てきました。
かつて私が子供のころ、休耕田でドジョウを捕まえたことがあります。それ以来ドジョウは田んぼで見たことはないのですが、いろいろな生き物の住める田んぼにできたらなと思います。


稲刈り開始

2009-09-24 23:25:21 | 農業
更新が滞っていました。デジカメが故障中です。
今日から稲刈りを始めました。毎年のことながら稲刈り前はやや緊張します。うちではコンバインで刈るのですが、田んぼが柔くないか、倒れたところは大丈夫か、中古コンバインは調子よくいってくれるか、コメの出来はどうか・・等など。近所のおじさんによると、今年のコメの出来は長雨などの影響でこのあたりではやや少ないようです。今日は無農薬の田んぼを刈ったのですが、除草がしっかりできなくて草に負けぎみだったところもありました。いよいよ新米が食べられます。どんな味でしょうか今から楽しみです。
今年は本当に変な天候です。7月は記録的な降水量と日照不足だったのですが、9月の降水量も記録的に少ないようす。稲刈りにはいいのですが、葉物野菜などがいまいち大きくなってくれません。ずいぶん大きくなってきたブロッコリーなどでも、土の中の水分が少ないのか、今日の昼間もすっかり葉っぱがへたっていました。長野県にはマツタケの産地もあるのですが、この少雨で収穫が少なくなりそうだと新聞に出ていました。うちのシイタケ君も水につけないと出てくれないかもしれません。こんな天気の時こそしっかりと基本的な管理が必要です。

秋の味覚

2009-09-15 23:13:16 | 農業
早いもので9月ももう半ばになってしまいました。朝晩もだいぶ涼しくなってきました。夏野菜も頑張っていますが、さすがに温度が下がってきたので収穫量はだいぶ減ってきました。キャベツ・ブロッコリーなど秋冬野菜は、お盆以降の雨不足で生育が心配でしたが、恵みの雨があり、順調に生育しています。小松菜・水菜・ホウレンソウなどは雨を待っているうちに播種時期が遅れてしまいました。9月~10月は夏野菜から秋冬野菜の移行期で、野菜は収穫物が減ってくるのでさみしい時期です。

写真が暗いですが、2枚目の写真は栗です。これは晩生の栗で10月の初めころに収穫予定です。早生の栗はほぼ収穫が終了しました。栗も無農薬(というか放任)なので、虫食い果が多いです。そんな栗を使って作る自家製栗きんとんは結構絶品です。これから新米・イモ類・シイタケに山のキノコなど秋の味覚が目白押しです。

虫の声

2009-09-07 22:24:22 | 農業
秋の気配を感じるようになって来ました。我が家の近くでも稲刈りが始まりました。うちではまだあと2週間ほど先です。
夕方畑から戻るときは虫の大合唱になります。我が家で飼っていた鈴虫君もようやく鳴き始めました。お隣さんが昨年の鈴虫から孵したもので、それをいただいた息子が7月頃から大事に育てていました。夜、リ~ン リ~ンという鈴虫の声を聞くと、本当に涼しく感じます。

食欲の秋・読書の秋・実りの秋。まだまだ畑作業に追われていますが、少しゆっくりと本でも読みたいな~と思います。

小さな助っ人

2009-09-01 21:29:13 | 農業
今年は春から彼らがたくさんいます。
以前はよくナス畑で見たのですが、今はキュウリ畑でたくさん見かけます。てんとう虫(たぶんナミテントウ)の幼虫です。

目の前にいるのはアブラムシ。彼らが食べてくれています。保育園の息子と、キュウリの病気の葉っぱを除去していたら見事彼はこの虫を言い当てました。なかなか頼もしいものです。