日本舞踊で使う小道具のひとつ。
『振り出し笠』です。
主に若い娘役の演目に出てくることが多いのですが、頭に被る笠と両手に持つ笠の三点セット。
手に持つほうには仕掛けがしてあり、本当は三連になっています。
それを最初は重ねて一つにして出て行き、演技途中で指に付けていた紐を外してパッと三連にします。
振り出して使うので、その名も『ふりだし笠』。
赤いほうは、お稽古用で使い込んでボロボロですが、藤の絵が描かれているのは本番用で新しいものです。
使い方にも決まり事やコツなどがあるのですが、舞台を美しく彩るのに必要な小道具たち♪
またちょこっとご紹介したいと思います(^_^)v