こうさんの歌暦

歌は世につれ、世は歌につれ

AI (MAKOちゃんに捧ぐ)

2006年06月19日 | 日記(日々思いついた雑感)
僕の勝手なイメージですが、彼女の子供の頃って自然の中で転げまわって、泥だらけになって遊んでたんじゃなかろうか?
これは彼女のルックスではなく、歌声から感じた印象です。
メディアでの評価は、やたらと「本物の歌手」、「リアル・ソウルシンガー」、「リアル・エンターネィナー」としつこい位に"本物"である事を強調したのが多い。これってメディア側が「聞き手の多くが、誰かが"本物"と唱えなければその真価を見極められない。」と思っているからか? などと訝しい思いにかられる。
彼女が本物の歌手であるかどうかは、彼女の歌を聴いている人達全員の判断に任せるとして、僕には素直にじっくり歌を楽しみたいと思わせてくれる歌い手さんであるというだけで十分だな。
彼女の歌は明らかに世代を異にした僕の心にもしっかりと響きます。

しかしながら・・・
僕は熱心なファンとは言い難いので、彼女の歌を全て聴いた訳じゃないんだが、シングルになったバラードを聴いた本音は

「あぁ~、勿体無い」

でした。
なんというか、はみ出さないように、はみ出さないように、思いっきり型にはめられてしまった印象が強い。
これは決して彼女のせいじゃなくて、CDを制作・販売する側の思惑によるものと容易に想像がつきますね。
以前、彼女のライブがネットで流れていたのだけど、それを見て強く思いました。「綺麗、綺麗」な仕上がりを求めるがあまり、本来のパワーが封じ込められていると思うのですよ。
もっと自然に、彼女の思うがままに歌わせた方が、より力強さを増して人の心に届くんじゃぁなかろうか?
ロックバンドでは、よく「CDよりもライブでその本領を発揮する。」という評価のバンドがありますが、彼女もその口だろうなぁ。
今は健康優良児的なイメージが強いのだけど、あと何年かして女性の情念を自然とその歌声に滲ませるようになってくれば、一生もののファンの方々も増えるのじゃあないかしらん。
これからも応援していこぉ~っと。

私信:MAKOちゃん、もしこの記事みたら一言コメントいれてねぇ~