こうさんの歌暦

歌は世につれ、世は歌につれ

いよいよ

2006年07月19日 | 究極のラブソング
「もうポップスのアルバムは作らない」と言ってから、はや13年。宣言されたとおり、93年作の"River Of Dreams"以来新曲の発表はありません。
(ベストだクラッシックだライブだとCDは発売されてますけどねw)
そして今回が「最後のツアー」だと公言されてるとか。
11月の来日では東京公演が2回。
正直、もう2度とライブを見る事はできないと思ってたので、なんというか得した気分w
楽しみが増えたぁ~♪





AI (MAKOちゃんに捧ぐ)

2006年06月19日 | 日記(日々思いついた雑感)
僕の勝手なイメージですが、彼女の子供の頃って自然の中で転げまわって、泥だらけになって遊んでたんじゃなかろうか?
これは彼女のルックスではなく、歌声から感じた印象です。
メディアでの評価は、やたらと「本物の歌手」、「リアル・ソウルシンガー」、「リアル・エンターネィナー」としつこい位に"本物"である事を強調したのが多い。これってメディア側が「聞き手の多くが、誰かが"本物"と唱えなければその真価を見極められない。」と思っているからか? などと訝しい思いにかられる。
彼女が本物の歌手であるかどうかは、彼女の歌を聴いている人達全員の判断に任せるとして、僕には素直にじっくり歌を楽しみたいと思わせてくれる歌い手さんであるというだけで十分だな。
彼女の歌は明らかに世代を異にした僕の心にもしっかりと響きます。

しかしながら・・・
僕は熱心なファンとは言い難いので、彼女の歌を全て聴いた訳じゃないんだが、シングルになったバラードを聴いた本音は

「あぁ~、勿体無い」

でした。
なんというか、はみ出さないように、はみ出さないように、思いっきり型にはめられてしまった印象が強い。
これは決して彼女のせいじゃなくて、CDを制作・販売する側の思惑によるものと容易に想像がつきますね。
以前、彼女のライブがネットで流れていたのだけど、それを見て強く思いました。「綺麗、綺麗」な仕上がりを求めるがあまり、本来のパワーが封じ込められていると思うのですよ。
もっと自然に、彼女の思うがままに歌わせた方が、より力強さを増して人の心に届くんじゃぁなかろうか?
ロックバンドでは、よく「CDよりもライブでその本領を発揮する。」という評価のバンドがありますが、彼女もその口だろうなぁ。
今は健康優良児的なイメージが強いのだけど、あと何年かして女性の情念を自然とその歌声に滲ませるようになってくれば、一生もののファンの方々も増えるのじゃあないかしらん。
これからも応援していこぉ~っと。

私信:MAKOちゃん、もしこの記事みたら一言コメントいれてねぇ~

歴史は繰り返す?

2006年03月11日 | 日記(日々思いついた雑感)
ひっぷ・ぽっぷって、どーも楽しめないのよね~
若い子から「これ、いいっすよ~」と勧められても困るだけなのよ。
その面白さが、僕には何も引っかかんないだよなぁ。
国内外を問わず、誰かが歌ってる姿を見てもぜーんぶ同じに見えちゃうのは、僕の見る目が無いんだと思うけど、踏み込んで聞いてみよっかなぁ~、って意欲が沸かないんだもん。
でまぁ、外を歩いてると、大音量でガンガン鳴らしながら走ってる車をみかけますわねぇ。
「あーんな大きな音で楽しめるんかいな」と思うんだけどさ。
それって、僕の父親世代の人達が、パープルやジューダスを大音量で聴いてる僕等の事を見て抱いてた疑問と同じなんだろうかねぇ?

で、こないだ丁度横断歩道の真上で信号待ちしてる車が、でーーーーーっかい音でヒップポップ鳴り響かせてたの。んで、その車に乗ってるアンちゃんが吸ってた煙草を火の付いたまま外にポイっと捨てやがったんだよね。
丁度僕の足元に転がって来たから、拾い上げて窓が閉まる直前の車内に放り返しました。(我ながらナイス・コントロールだった)



じみへんだぁ~

2006年02月24日 | 日記(日々思いついた雑感)
『JIMI HENDRIX』

"ロックギター弾く人間なら、直接・間接問わず必ず影響を受けてしまっている"みたいな事を誰かが言ってました。
ギター弾き始めの頃に、友達に「ギター弾くならジミヘン聴かなきゃ」みたいな事を言われてレコードを借りて聞いたのが最初かなぁ?
その凄さもよく分からず、正直「なんじゃこりゃ」って印象だったんだけど、友人の手前「すげーよ、震えたよ!」と見栄はって分かったような事いってたと思う。
んで、本当に衝撃を受けたのはTVで流れてたいくつかのライブの映像。

ギターをアンプに擦り付けて、ギャンギャンいわせちゃうわ。
ギターを歯で弾いちゃうわ。
しまいにゃ、ステージ上でギターにライターのオイルをかけて燃やしちゃうわ。

「なんちゅー事すんじゃ、この人は」ってのが素直な感想だったように思う。
で、小さくて分かり辛いと思いますが、添付の画像が歯でギターを弾いてるところ。
僕に「ジミヘン聞け」と言った友達が、「これは、ギターのマイク(ピックアップの事を彼はこう言っていたw)に向かって歌っているんだぜ。」と我が事のように自慢げに語ってたんだよなぁ。
そんなこたぁ~出来るわけが無いと知るまでに時間はかからなかったけど、初めてエレキギター(最初に買ったのはヤマハのガットギターだったw)を買った時に、ひそかにピックアップに向かって声を張り上げ、「アンプから声が聞こえないなぁ」と首かしげた素直さがありましたw

どういう歌詞なんだろう・・・

2006年02月14日 | 日記(日々思いついた雑感)
バレンタイン・デーに関する曲で、ぱっと思いつくのはこの曲だなぁ。

『My Funny Valentine』

他には・・・ 国生さゆりの『バレンダインディ・キッス』とかかw

『My Funny・・・』は、スタンダード・ジャズとしてよく耳にする曲なんですが、僕が一番印象に残ってるのは、阿川泰子さんが歌ってるやつかなぁ。
もう、いつ頃かも覚えていないんだけど、TVでこの曲を歌う阿川さんを見て、そこはかとなく漂う大人の女性のセックス・アピールを感じたのでした。

別に、露出度の高いドレスを着ていたわけでもなく。

ことさらにお色気過剰な歌い方をされていたわけでもなく。

さらっと、軽く歌われる姿に色気を感じた事を思い出す。
確か女優出身とかで、その歌唱力に賛否両論ある方でしたが、この曲を歌う阿川さんの艶やかな容姿と歌声には、確かな個性を感じました。

そういえば、『My Funny・・・』をギター一本にアレンジしたものがあって、ある年のホワイト・ディにお返しの一つとして、その曲の演奏を聞かせた事もございました。

あの情熱よいずこへ・・・

藻かえり あつし

2004年12月26日 | 日記(日々思いついた雑感)
長旅ごくろうさんw

トイレットペパ

2004年10月09日 | 日記(日々思いついた雑感)
【エピソード1】
中学の同級生で、N君てのがいた。
クラスに一人はいる、ちょっと変わった少し抜けたとこがある人気者。
普段給食だった学校で、ごく稀にお弁当になる日があった。
当然学校から告知のプリントが配られ、当日は皆お弁当を持参してくるのだけど・・・
その日、N君が持ってきたのは「○ッポロ一番 みそ味」
聞けば、当日の朝になって「今日お弁当」と打ち明けた結果、お袋さんから持たされたとの事。
開封前に粉々にし、すこーし口を空けて粉末スープを入れた後で、口を閉じてガシャガシャと振る。
皆で、ワイワイお弁当を食べる中、悪びれる風も無く「○ッポロ一番 みそ味」を生のままでポリポリと食べるN君は輝いてた。

そのN君のエピソードは尽きないのだけれど・・・
修学旅行で京都に行ったとき。
よくある「修学旅行の持ち物」の中には、おきまりの「ハンカチ、ティッシュ」ってのがあった。
旅行初日、やや風邪気味のN君が新幹線の中で鼻をかもうと自分の荷物をゴソゴソと・・・
そして取り出したのが『トイレットペパ』
その瞬間、その場にいた4,5人の大爆笑振りが忘れられない。
しかも、N君の荷物中には未開封の『トイレットペパ』が他に2個入っており、全部で3個の持参。
鼻かむのに「ポケットティッシュじゃ足らんだろう」というN君ママの配慮が、僕達に忘れられない修学旅行の思い出を一つプレゼントしてくれました。


【エピソード2】
大学の時、一人暮らしの女友達の部屋に何人かで集まって話をしていた時のお話。
あるじのAちゃんが「Yちゃんが泊まりに来ると、『トイレットペパ』の消費が激しい」と言い出した。
そこから、1回の用足しでどれくらいの量を使うかという話になり。
Aちゃん「私は、カラカラカラ、くらいかな?」
Bちゃん「え~多い、私はカラカラくらいだよ」
Cちゃん「私は、カラ~~~っとひとひっぱり」
Aちゃん「Yちゃんはねぇ、カラカラカラカラカラカラカラ、くらいなの」
B&Cちゃん「え~、そりゃ多すぎ」
屈託も無く、あっけらかんと話す彼女達の話を、表面上は平然としつつ、内心ドキドキしながら聞いていたウブな僕。
ちなみに、件のYちゃんが僕の彼女でした。


【エピソード3】
ある漫画家さんが『トイレットペパ』の包装紙を収集していると雑誌で目にした我が弟。
包装紙って、一個づつ包んである薄い紙の事ですね。
で、漫画家さんが「珍しい包装紙があれば是非情報提供を」と呼びかけていたのを覚えていた弟。
母方の田舎に遊びに行った際に、そこで見つけた包装紙を持って帰り漫画家さんにお送りした。
普段TVなどでお見受けする毒舌振りから、別に返事も何も期待していなかった弟。
ところが後日、直筆の丁寧な礼状と、弟が送った包装紙を手に喜ぶご自身の似顔絵入とサインが書かれた色紙が弟のもとに送られて来た。
今の成功は、この方に相応しいものなのだと思わされました。

私は英語がしゃべれません

2004年09月03日 | 日記(日々思いついた雑感)

「もも」

かの小林克也氏率いる、ナンバーワン・バンドのデビュー・アルバム。
なんと今から22年前に生み出された作品なのですねぇ。

小林克也氏と言えば、やっぱり「ベスト・ヒット・USA」だなぁ。
(最近もやってるのね)
当時って洋楽のPVを目にする機会がとんと少なくって、本当に貴重な番組だった。
時に小林氏ご自身がインタビュアーを努めての有名ミュージシャンの肉声が聞けたり。
「タイムマシーン」なるコーナーで、過去のヒット曲等を紹介してくれたり。
なんせ小林氏の曲紹介がカッコイイ・・・



しかし

なんと

小林氏ご自身は、当初「あ~、つっまんねぇな~」は言い過ぎかもしれないけど、型にはまった曲紹介にうんざりしていたそうですね。
曰く「バンドのバック・グランドや、結成秘話、ライブの裏話、"実はxxって・・"の様な秘話など、とおり一遍の前置きで曲紹介する事に飽きていた」んだとか。
僕がこの事実を知ったのは、もう随分後になってからなんだけど、僕が「かっこいい」と思っていたことにご当人が"とっくに"飽きてしまっていた事"にショックを受けましたねぇ。
なんか、漠然と「すんげぇ先に行かれちゃった気分」を味わった。
んでもって「どうせ曲紹介するなら、紹介する曲が際立つような紹介をしたい」って事がきっかけで生まれたのがスネークマン・ショーらしいですね。
(この辺り曖昧なので正確な情報をご存知の方、おせぇて)

そんな小林氏が手に入れた「自分の好き勝手できるオモチャ」がナンバーワン・バンドだったんじゃないかなぁ?
だもんで、面白くない訳が無いのよ。
サイコーに格好よくて、おセンチで、明るくて、切なくて・・・
まさに「おもちゃ箱」みたいな感じだなぁ~
一押しの曲は「六本木のベンちゃん」
ご存知の方も多いと思いますが、まさに「日本人のロック」だと思う。
"え~何言ってんの~"って人もいるでしょうが、僕はこれぞ「日本人のロック」だと思う。

あ、だけど、中にはイマイチのもある(笑)
当時全盛期にあった世良某がギターを弾いて参加してる曲があるんですけどねぇ・・・
これは本当にさいてぇー
いや世良某以外の方々にとやかく言うつもりはございません。
世良某のマヌケギターが浮きまくって、せっかくの楽曲を酷くつまらないものにしてる。
当時「世良のギターが云々」って書いてる論評みて「アホか?」と
「全く、俺に弾かせてみろよ」って今でも思うなぁ~

いやマジマジ

となりの芝生

2004年08月29日 | 日記(日々思いついた雑感)
「この夏15回」

こういう書き方をしただけで、ピンと来る方っているかしらん?
日本時間の8月29日12:00 現在って注意書き入れれば、顔ニヤケツツ皆さんスッキリかな。
もちろん、幾通りかの正解が用意できますね。
ここ歌暦では「君が代が流された」回数が模範解答です。
LIVEで何回聞けたかなぁ?

皆さんは、我が国家に対してどのような思いをお持ちでしょうか?
僕が若い頃は「暗くて、だっせぇな~」って思ってましたねぇ。
闇雲に海外に憧れていた事もあり、『星条旗よ永遠に』なんて聞いちゃうと「かっこいいよなぁ」と比較してしまったり。
それが今では少なからず愛着があり、世界中の人達の目が注がれる場で流れると誇らしげな気持ちになる。
「心清らかに静め、しっとりと喜びをかみしめる」に相応しいと思ったりもして。
「日本の国家です」と胸張って言えるかな?
某首相が、海外からの目を気にするあまり「国家を変更します!」なんて言ったら・・・
きっと反対するだろうなぁ。
愛国心とは全然別の次元での議論になって、論理だてた反論ではなく感情論で反対する。
これってスリコミか?

さて、あちらこちらの国の国歌も耳にする事ができますね。
ほんと、いろ~んな国歌があるもんだ。
よそ様の国の文化にケチつけるなんざぁ失礼この上ない話なんだけど・・・
「国歌にしちゃ軽いなぁ~」、「小中学校の校歌っぽいなぁ」等と思ってみたり。
「軍歌じゃねぇの、これ?」と訝しがってみたり。
逆に「素敵な国歌だなぁ~」と感動させられたり。

勝者を称える場で流される曲としては、君が代は捨てたモンじゃないです。


諸事情あって停滞していた歌暦でしたが、ようやく再開出来るはこびとなりました。
「再開を待っている」と声をかけて頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんのお言葉、とても嬉しかった~。
その喜びをかみしめつつ、歌暦を綴っていこうと思います。
あちこち再開の挨拶しに行くつもりだけど、おこっちゃや~よ~

シンプル

2004年07月09日 | 日記(日々思いついた雑感)
なイントロでかっこいいといえば、この曲。

Let It Be

なんせ、ピアノの白鍵だけで弾けてしまうイントロです。
しかも、コードだだ弾きで、小難しいメロディを織り交ぜたりなんてこたぁ一切していない。
なんと、こうさんでも弾けてしまうシンプルなイントロ。

でも、かっこいいと思いません?

この曲は、さんざんっぱら Leon&McCartneyで数々の名曲を生み出してきたあげくに作られてるんですよね。
同名のアルバムに収められた「Get Back」は、バンド生命の終焉を間近にむかえた状況下、ポールが「原点に返ろうや」とうったえている歌。
「Let It Be」の制作秘話は、ポールはじめメンバー自身の口、当時のスタッフ、多数の解説者さん達の言葉が活字として世に氾濫しています。
そういった背景を知りたくなるのも人間の性だと思いますが、何の先入観も持たない子供だった僕が「すっげぇ、かっちょいい!」と感動させられたという事実。
本当に何百回と聞いた今でも、この曲を耳にすると心奪われ感動させられるという事実。
人によって印象は様々だと思いますが、僕にとっては間違いなく名曲と呼ぶに相応しい歌。
それも、本当にシンプルなコード進行とメロディという、歌の「素材」そのものに感動させられます。

本当にかっこいいものって、余計な手を加える必要ないのよね。