こうさんの歌暦

歌は世につれ、世は歌につれ

トイレットペパ

2004年10月09日 | 日記(日々思いついた雑感)
【エピソード1】
中学の同級生で、N君てのがいた。
クラスに一人はいる、ちょっと変わった少し抜けたとこがある人気者。
普段給食だった学校で、ごく稀にお弁当になる日があった。
当然学校から告知のプリントが配られ、当日は皆お弁当を持参してくるのだけど・・・
その日、N君が持ってきたのは「○ッポロ一番 みそ味」
聞けば、当日の朝になって「今日お弁当」と打ち明けた結果、お袋さんから持たされたとの事。
開封前に粉々にし、すこーし口を空けて粉末スープを入れた後で、口を閉じてガシャガシャと振る。
皆で、ワイワイお弁当を食べる中、悪びれる風も無く「○ッポロ一番 みそ味」を生のままでポリポリと食べるN君は輝いてた。

そのN君のエピソードは尽きないのだけれど・・・
修学旅行で京都に行ったとき。
よくある「修学旅行の持ち物」の中には、おきまりの「ハンカチ、ティッシュ」ってのがあった。
旅行初日、やや風邪気味のN君が新幹線の中で鼻をかもうと自分の荷物をゴソゴソと・・・
そして取り出したのが『トイレットペパ』
その瞬間、その場にいた4,5人の大爆笑振りが忘れられない。
しかも、N君の荷物中には未開封の『トイレットペパ』が他に2個入っており、全部で3個の持参。
鼻かむのに「ポケットティッシュじゃ足らんだろう」というN君ママの配慮が、僕達に忘れられない修学旅行の思い出を一つプレゼントしてくれました。


【エピソード2】
大学の時、一人暮らしの女友達の部屋に何人かで集まって話をしていた時のお話。
あるじのAちゃんが「Yちゃんが泊まりに来ると、『トイレットペパ』の消費が激しい」と言い出した。
そこから、1回の用足しでどれくらいの量を使うかという話になり。
Aちゃん「私は、カラカラカラ、くらいかな?」
Bちゃん「え~多い、私はカラカラくらいだよ」
Cちゃん「私は、カラ~~~っとひとひっぱり」
Aちゃん「Yちゃんはねぇ、カラカラカラカラカラカラカラ、くらいなの」
B&Cちゃん「え~、そりゃ多すぎ」
屈託も無く、あっけらかんと話す彼女達の話を、表面上は平然としつつ、内心ドキドキしながら聞いていたウブな僕。
ちなみに、件のYちゃんが僕の彼女でした。


【エピソード3】
ある漫画家さんが『トイレットペパ』の包装紙を収集していると雑誌で目にした我が弟。
包装紙って、一個づつ包んである薄い紙の事ですね。
で、漫画家さんが「珍しい包装紙があれば是非情報提供を」と呼びかけていたのを覚えていた弟。
母方の田舎に遊びに行った際に、そこで見つけた包装紙を持って帰り漫画家さんにお送りした。
普段TVなどでお見受けする毒舌振りから、別に返事も何も期待していなかった弟。
ところが後日、直筆の丁寧な礼状と、弟が送った包装紙を手に喜ぶご自身の似顔絵入とサインが書かれた色紙が弟のもとに送られて来た。
今の成功は、この方に相応しいものなのだと思わされました。