ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

犬がいなくなって泣いた日

2020-12-30 12:05:23 | 

生まれた時から家に犬がいた。

最初は柴系雑種の小柄な雄、二代目は少し太めの雑種赤犬。

二代目は小学校の5年の頃死んだ。

2,3日具合が悪かったが学校から帰ると箱の中に収められていた。

辛かった。

それからは父に何処からか犬を貰って来てくれと連日頼んだ。

或る日、子犬がやって来た。

黒っぽい毛並みのやはり雑種。

もう嬉しくて嬉しくて、楽しくて楽しくて、子犬とべろべろ状態で遊んだ。

学校から家に帰るのがこれ程待ち遠しいとは思わなかった。

三日目

家に帰ると子犬の姿は何処にもなかった。

母が犬はもう要らないと返したのである。

犬が死ぬと悲しいからもう飼わないと…

泣いた。



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