goo blog サービス終了のお知らせ 

ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

インタビュアーとコーチの違いとは? (5)二つの「聞く」共通点①

2013年07月09日 | ●コーチング



前回まで、インタビュアーとコーチの「聞く」の

違いについて書きました。


あえて、「違い」にフォーカスしたため、

二つの聞き方がまったく別のものであるかのように

受け取られている方がいらっしゃるかもしれませんが、

そんなことはありません。

二つには、大事な共通点があります。

 

実際、

二つの「聞く」は、ある意味、真逆な面もありながら、

コーチングを学ぶ人の中には、

アナウンサーというお仕事をされている方も

多くいらっしゃいます。

それは、両者の「聞く」には、

「聞く」ということにとって

大切な共通点があるからだと思います。

 

 

さて、ここからは、

二つの「聞く」の共通点について、考えてみたいと思います。


(ここまで長かった~


 

  

 

両者の共通点。

それは何より

「相手に話してもらうこと」

ではないでしょうか。

 

相手から情報をもらうにしろ、

相手に気づきを得てもらうことを願うにしろ、

相手である話し手が、話さないことには

それこそ話になりませんから。

 

話し手が、沢山話すためには、

気持ちよく話せることが最重要です。

 

まあ、今回話題にしていない、

刑事と容疑者などの場合は、

脅してしゃべらせる、

半分喧嘩をふっかけて怒らせてしゃべらせる、

という手もあるのかもしれませんが、

普通の場合は、「気持ちよい」と思わないと、

なかなか沢山は話せませんよね。


まして「本音」を語れるかどうかは、

話し手と聞き手の間に信頼感や安心感があるか、

ということにかかってきます。


そういう関係にある状態を

コーチングなどでは「ラポール」が築けている状態と

言います。

この、「ラポール」を作り出す聞き方

これが、インタビューでもコーチングでも、

大切な条件であり、

両者の「聞く」の大きな共通点だと思います。

 

 

では、「ラポール」を築く聞き方とは?

ということになりますが、

これは、表面に現れるわかりやすい行為としては

次のようなものがよく上げられます。

 

・アイコンタクトをとる

・あいづちをうつ

・うなずく

・うながす(「それで?」などの言葉を言う)

・笑顔、笑声

・相手の言ったことを繰り返す


また、 ペーシング、といって、

話す速度や声のトーンをなどを

話し手と合わせる、ということも大事。

話し手が凹んでいるのに、

聞き手はびんびんに元気!というのでは、

話し手は疲れるだけという危険もあります。

 

 

これらのことを、ちょっと意識するだけで、

話し手は、グンと話しやすくなるはずです。

 

ただ、それも、あまり過度になっては不快にもなるもの。

たとえば、繰り返しなどは、

どう言葉をつないだらいいか迷う時には、

「あなたの話をちゃんと聞いてますよ」という意味で、

とても有効です。

けれど、そればっかりだったり、あまりにそれが頻繁だと、

話し手側が、「ほんとにちゃんと聞いてるの!?」

と感じてしまうことがあるかもしれません。

ときには、「ばかにされている!」と

感じる人もいるかもしれません。

 

 

そんなことが起きないためにも、

大切なことは、現れてくる動作の、その奥にあるもの、

なのだと思います。

 

最終的に拠り所となるもの

上記の行為の根底にあるものがない限り、

信頼感や安心感は存在しないのかもしれません。

 

 

それについてはまた次回に。

 

(すみません、まだつづきます・・・

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。