「~してくれない」の主語は「あなた」。
「~してほしい」の主語は「私」。
ほんとは「~してほしい」ことなのに、
「~してくれない」と言っていることが多い、
ということについて、前回書きました(→こちら)。
ところで、この言葉を言われたほうは
どうなるでしょうか?
「~してくれない?
冗談じゃない!
そもそも~してくれ、なんて聞いてないよ!」
みたいなことをズバッと言える人はいいかもれません。
(ただし、喧嘩にはなるかも・・・)。
でも、それが言えない場合、
たとえば、子どもの頃から親などに
そんなふうに言われ続けてきた子どもの場合などは、
非難の気持ちのこもったこの言葉を浴び続けた結果
「~してあげられない自分は悪い/いけない」
と、そんなふうに自分を責め、
自分に自信を持てなくなっていくかもしれないと思います。
そんなふうに思うと
「~してくれない」という言葉、
自分が誰かに対して使うのもやめたいし、
誰かに言われた時には、
「あなたは~してほしいのですか?」
と聞き、
できることはやり、
できないことや、する必要のないことは、
しなくていい、
と思えるといいな、と思います。