5月に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産候補に選ばれた「壬生(みぶ)の花田植」が6月
7日(日)広島県北広島町壬生の特設田圃で行われました。壬生の花田植は鎌倉時代頃にはじまり、1976
年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統ある田植え行事です。
ユネスコの無形遺産候補になったことで、昨年の5千人が今年は約1万人訪れるうれしい効果となったようで
す。金色の鞍(くら)などで飾られた飾り牛11頭が田の代掻きをし、早乙女たちが壬生・川東両田楽団の笛や
太鼓の囃(はや)しに合わせ、田植歌を歌いながら苗を植えます。
今日の出番に備え、十分な訓練を重ねた、飾り牛の代掻き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c2/b9791d79dc92864535bb47979bf5802f.jpg)
しずしずと代掻きをするのかと思っていたところ、田の泥をはねながら勇壮果敢に進む飾り牛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/76/aaa932d2fd2ef54c04a45e4b3f65a22d.jpg)
飾り牛が勢い余って泥をはね、見物客の嬌声が周囲の人たちへ爆笑をさそいます。沢山のカメラマンも、シャッ
ターチャンスを狙って一斉にカメラを向けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/0c/2fe3ccd9b9c588260c802cf54a81eb84.jpg)
左側に立つのは、花田植全体を指揮する”サンバイ”と呼ばれる責任者です。全体を見ながら、田植え歌を先導し、
応じて早乙女がそれに和します。両手に持つ”ササラ”は煤竹(すすだけ)を割ったもので”陰陽”、”男女”を表
わします。サンバイの指示で早乙女34人が一列に並んで苗を植えていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/35/7f7fe00cdc32eebf8a923d9c1403218e.jpg)
早乙女の後ろでは、豪快、雄壮に太鼓を叩きながら、バチを宙に挙げたり、上体をくねらせながら賑やかに
囃す田楽団
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d4/bc540a96a6587b9d79b9e62f1c015225.jpg)
PENTAX K20D + Sigma 17-70mm F2.8-4.5 DC macro で撮影しています。
7日(日)広島県北広島町壬生の特設田圃で行われました。壬生の花田植は鎌倉時代頃にはじまり、1976
年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝統ある田植え行事です。
ユネスコの無形遺産候補になったことで、昨年の5千人が今年は約1万人訪れるうれしい効果となったようで
す。金色の鞍(くら)などで飾られた飾り牛11頭が田の代掻きをし、早乙女たちが壬生・川東両田楽団の笛や
太鼓の囃(はや)しに合わせ、田植歌を歌いながら苗を植えます。
今日の出番に備え、十分な訓練を重ねた、飾り牛の代掻き
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c2/b9791d79dc92864535bb47979bf5802f.jpg)
しずしずと代掻きをするのかと思っていたところ、田の泥をはねながら勇壮果敢に進む飾り牛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/76/aaa932d2fd2ef54c04a45e4b3f65a22d.jpg)
飾り牛が勢い余って泥をはね、見物客の嬌声が周囲の人たちへ爆笑をさそいます。沢山のカメラマンも、シャッ
ターチャンスを狙って一斉にカメラを向けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/0c/2fe3ccd9b9c588260c802cf54a81eb84.jpg)
左側に立つのは、花田植全体を指揮する”サンバイ”と呼ばれる責任者です。全体を見ながら、田植え歌を先導し、
応じて早乙女がそれに和します。両手に持つ”ササラ”は煤竹(すすだけ)を割ったもので”陰陽”、”男女”を表
わします。サンバイの指示で早乙女34人が一列に並んで苗を植えていきます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/35/7f7fe00cdc32eebf8a923d9c1403218e.jpg)
早乙女の後ろでは、豪快、雄壮に太鼓を叩きながら、バチを宙に挙げたり、上体をくねらせながら賑やかに
囃す田楽団
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d4/bc540a96a6587b9d79b9e62f1c015225.jpg)
PENTAX K20D + Sigma 17-70mm F2.8-4.5 DC macro で撮影しています。
飾り牛、今は代掻きをすることなどないのでしょうから、いきなりだと、うまくいかないのでしょうね。長い間の訓練が必要でしょう。
国の無形文化財指定にふさわしい豪壮華麗な花田植え、素晴らしい写真とともに堪能させていただきました。
とくに3枚目の見物客、カメラマン、飾り牛が一体となった、写真は秀逸な出来栄えです。
笑顔・エガオ・えがお、がファミリーでフレンドリーなほほえましい雰囲気をうまくとらえて写しておられます。
すきですね。この写真。
牛の鼻の輪、小さい頃から見ていますが、やっぱり可哀相!。
踊りながらの田植えなのですね。これだけ沢山の人なら直ぐに田植えが終わるのかな、それにしても、賑やかなお祭りです。
とても素敵なお写真に満足しています。
代掻きの牛は、生まれてまもなく、訓練に入るそうです。今は、牛で代掻きをするところはありませんので、この花田植えのためだけに訓練するのです。その負担は並大抵のことではないはずです。そうした努力で伝統行事が支えられているのです。
かこまちさん、今晩は。
有難うございます。観客と飾り牛のコラボがわたしも気に入っています。飼いならされているとはいえ、牛は、気が小さく大きな音に、おびえてしまいますから、見物人の大きな歓声で暴走することもあるのです。牛を御することは大変難しいと聴いております。
kazuyoo60さん、今晩は。
伝統行事を続けることは大変困難なことです。牛は気の小さい動物ですから、大きな音や、まして太鼓などには、おびえてしまい、代掻きができるようになるには、小さなときから地道な訓練積み重ねがなければなりません。まして、牛で代掻きをするところはどこにもありませんから、牛を飼うのは、一年で一度だけのためのボランティアのようなものです。無形文化財を守っていくには、無償の奉仕によるものです。
並大抵の努力がなければ成り立たない伝統行事なのですよ。規模が小さいだけに維持していくのは大変なことは、お分かりいただきたいと思います。
baraさん、今晩は。
有難うございます。壬生地区のかたがたに成り代わってお礼申し上げます。このような片田舎での伝統行事の維持保存の困難さをお分かりいただければと思います。
tumugiさん、今晩は。
そうなのですよ、素晴しい無形文化遺産です。著名な観光地や、都会の伝統行事の維持保存と違って寄付金も集めにくいですし、自治体の支援も多くは望めない中で、地元のかたがたの負担で伝統行事が続けられていることに驚くばかりです。すこしでも、地元にお金を落とすことを思いながら、みやげ物程度しか思い浮かばないわたしでした。