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チャレンジャーのコーヒーブレイク

韓国ソウルから発信
~海外開拓のチャレンジャー日誌、徒然の思いや思いがけない情報を綴って見ました。

成功の方程式  体験談2  勝負は社員のやる気

2006-02-07 | 処方箋7~自己変革へ~社長自身が問題

 

体験談2     

                  【会社発展の原動力は社員の一生懸命】

                           命令だけでは社員は動かない 

            ~ トップゆえのわがままな自分を克服

    

                          岩手県M市  RSブライダルホール 代表取締役 K氏

 

  社内の団結という内部改革により、
    お金も設備投資もかけず、結果を変える事が出来たという体験のお話しをさせて頂きます。

<今までの経緯>

 どこの会社も設立当初は、皆様もそうゆう経験をお持ちの方々が多くいらっしゃると思います。
 そのかいもあり、業績も順調に推移し、10年間の間に次々と拠点展開致しました。
18期1度も赤字を出す事無く、社員数も200人を抱える会社に成長しておりました。

先程もお話しをさせて頂きましたが、給食センターには会社に弁当を届ける
「給食部門」
「委託給食部門」
お膳料理の「仕出し部門」
とがございます。

 仕出し部門もオープンした頃は順調に業績を上げておりましたが、時代が進むにつれ、お客様が会場を使用する機会が多くなり、次第に売上が鈍化しておりました。

そこで「仕出し部門に会場が必要である」との結論を出し、のちに会社にとって大問題となる和食SS、1Fレストラン、2Fお座敷宴会場、3F洋室宴会場、1部4階建てを、平成3年12月にオープンさせる事となりました。

総工費5億5千万、従業員数28名でスタートし、オープン当初は大変な忙しさのあまり、スタッフからは愚痴、不平不満が蔓延し、そうゆう状態でしたので、お客様に対しどちらがお客様で、どちらがスタッフなのかわからない対応をするようになり、半年も過ぎた頃にはお客様の間に悪評が立ち、資金繰りもままならなくなり、倒産寸前の窮地に陥りました。

 その頃私は中国料理店の店を担当しておりましたが、平成4年5月に支配人としてSSを担当することになりました。
着任した頃は
「建物の造りが悪い」
「スタッフの教育がなってない」
「料理の値段が高すぎる」
悪いところばかりが目に付きましたので、自分の経験、価値観での対応や方法論ばかり行っておりました。

そして私自身精神的にもまいり、社長(現在会長)に会うたびにこんな店を造りと、不平不満を漏らしておりました。

<アンリミテッドとの出会い>

私とアンリミの出会いは着任してから3ヶ月後の平成4年8月でございます。 ある日社長の所へ取引業者の方の紹介で、すごい経営コンサルタントの会社があるとの事でお会い致しました。

  営業面において初めにご指導いただきましたのは、まず、自社の現状を知る事、という事からスタート致しました。

 お客様のところへ行き、お客様の思っている事をお話しして頂くまでお願いして聞いてくる事でした。
お客様に一生懸命お伺いして所、料理がまずい、料理の出るのが遅い、駐車場が狭い、階段は狭くて急で、お客様をお客様と思っていない、スタッフに元気がない、おまえの所は二度と使わない、とその他色々山程の苦情を頂きました。

それを自社に持ち帰り、スタッフで話し合い、いかにお客様と店側とのギャップがあるかを反省し、1つ1つ改善し、苦情を話して頂いたお客様に感謝し、改善報告をフィードバックして改善、又改善。お客様の要望に近づける事をご指導いただきました。

今まで学んだ過去の経験と、自身の価値観という、がんじがらめの固定概念の鎧を1枚1枚はがす事に全力を注いで頂きました。

 会議も朝礼に始まり、バンケットミーティング、調理ミーティング、事務所ミーティング、営業会議。各部署責任者ミーティング、改善改革会議、全体ミーティングと、何を目的に行うか、徹底してご指導頂きました。

 社長も学び始めて半年後位からは真剣に勉強を始め、アンリミの指導のもと、部下を育てる為には自分が成長しなければ部下は育たないとの気付きがあり、私をなんとしても良くしようという思いで、月4回のトップミーティングを行っておりました。

社長が私とは比べものにならない1ランク2ランクも上の、本質的な話しが多く、ミーティングというより指導されるばかりでした。しかし後に、社長の深い思いが分かるようになってきました。

それは、発想の原点を誰人であれ、人は無限の可能性があり必ずよくなるとの確信のもと、社長は私になんとしても良くなって欲しい、との思いで私の事を思って育ててくれていたのでした。 

 

<具体的な工夫>


その後、アンリミの人材強化セミナーに参加して、アンリミのカウンセラーよりご指導を受けました。

現場重視の考えで、お客様のお迎えから始まり、ご来館されたお客様の車の窓拭き、サイドミラーにはメッセージ付きののど喉あめ飴、寒い時はホッカイロ、座敷にお上がりの時は、靴磨き。

トイレにはうがい薬、
ストッキング、
ウエットティッシュ、
携帯用靴磨き、
その他色々ご用意し、


夏のブライダルフェアにおいては、
玄関より水中のイメージを作りご入館、
又は、ディズニーランドのイメージで感動の提供、
お食事は婚礼料理の試食料理、
スタッフが考え工夫した展示、


司会はスタッフ手作りのショー、
両家顔合せ会、
結納時新婦より新郎の母にこれから宜しくと花束のプレゼント、
婚礼前日には祝膳のお届け、施行後は徹底フォロー、


婚礼を行って頂いたお客様をお招きして、
スタッフ余興の感謝祭、お客様用新聞発行、
全社員のローラー、
車で送り迎えの家族の方への感謝を込めての粗品の御礼、
会場スタッフ全員玄関でのお迎え、
披露宴では次の展開が分からないようなビックリ進行、
琴線にふれる色々な演出、
自分達で考えた特徴のある人前結婚式、
幹事会においては他でやっていないおもしろい余興の提案、
婚礼当日新婦さんにリストコサージュのプレゼント。

 社内においては、家族の誕生プレゼント、リフレッシュデー、スタッフお楽しみ会、社員旅行はもちろん、その時々に共に楽しみ、常に個人面談、アンリミのセミナーには欠かさず参加致しました。

資金繰りも悪くボーナスも払えない状態の中でも、スタッフは元気になり、徹夜は常でも、文句も言わず一生懸命仕事をしてくれるようになりました。  アンリミの指導通り行動すると、結果は出てくると確信するようになりました。

私自身若い頃の素直な気持ちがなくなり、過去の経験値でしか人の話しを聞けなくなった自分に対しても、アンリミのカウンセラーの方に、何度も個別カウンセリングを行って頂き、細かくご指導を頂き、気付きを多く与えて頂きました。

 

それ以来、兄弟ゆえに素直に聞けない、兄弟ゆえに平気で現場では甘えが許された部分などを直す事が出来るようになりました。


以前の営業会議においては目標に対して、どうして達成しないのかと社員を追い詰めたり、1日の訪問件数が少ない、やり方方法が悪いことなど、結果と数字だけを追い求める営業会議であり、営業マンが暗くなることばかりしかしておりませんでした。  

それでは、どうしたら営業力を身に付かせる事が出来るのでしょうか。
    どうしたら元気に行動できるのでしょうか。

アンリミの指導では、まず初めに上司といわれる人が、部下の人は必ず良くなる素晴らしい人材であると自分の心を白紙にして、その人の欠点を見るのではなく、長所だけを見て必ず守って見せると確信する事から始まると言います。
その心無くして部下の成長はありえません、とも指導されました。

  部下の個人的な悩み、営業に対する悩みを、何気ない会話、又は個人面談で聞き、その人の苦労を少し  でも取り除く為の行動を、言葉だけでなく、具体的にする事が人を成長させる事になると思います。


社員の向上は、その人が人間的に向上する為、今までしていなかった新たな何かに挑んでいるのか、という事と同時に、その向上の為に上司が、一緒に何か具体的行動をしているのか、話しばかりでなく共に行動をしているのか、で決まると思います。

又、   お客様主体の営業をしているのか否かであります。

 例えば、お客様が答えやすい角度で細かく聞く作業をしているのかお聞きしないと、お客様の気持ちは分からず、以外と的外れな対応をしているケースが多くあると思います。
乱暴なようですが、数字なんてどうでもいいのです。
その人が人間的に成長した分だけ、数字が上がると思います。

元気になった分だけ数字は上がると思います。
私自身まだまだ未熟で、自分のアドバイスが間違っていないのかを、社長又は、アンリミの方々に確認の為によく相談いたします。
相談致しますと、私が思っている事と全然別の答えが帰ってくる事がよくあります。
聞きながら1づつ勉強させて頂いております。
先程もお話させていただきましたが、自分の成長した分だけ、部下も成長する事を痛感しております。  

M市を中心とした結婚式会場は11ヶ所ございますが、披露宴会場で2番目の組数の披露宴を上げるようになりました。

部下の努力の空転現象をさせない為にも、良い原因作り部下の努力の空転現象をさせない為にも、良い原因作りをしていきたいと思っております。

又、イベントを通じスタッフがお客様に喜んで頂ける発想のもと、各チームを作り、自由に発言し様々な事に取り組んでおります。

バンケット、営業面において全スタッフの年間25,000件訪問ローラー、スタッフがどの部署であれ、わからない事があればアンリミに聞き、又、同じ勉強をしている全国200社のクライアントの中に、何度も分かるまで出かけていきます。

 普通でしたら自社のノウハウは、教えたがらないものですが、質問しますと親切丁寧に教えて下さいます。

そのおかげで、バンケットのスタッフ半分以上は、結婚式の担当も司会も出来るようになりました。スタッフもお客様の喜びを、自分の喜びと自覚し、お客様に喜んで頂くことを目指して成長しております。 

  ある時、なん会場もまわってこられた婚礼予定のお客様が来館され、他会場は色々な特典があるようですが、
      貴方 のお店の特典、売り物は何ですか、と聞かれたそうです。 その時1人の女性スタッフが何の迷いもなく

    「はい。当社の最大の特典と売り物は、お客様に対して一生懸命の全スタッフです
             と答えたそうです。

 お客様はその言葉に感動され、即、結婚式を申し込まれました。その後そのお客様は、当社の大ファンになって頂き、結婚式、宴会のご紹介を数多く頂いております。

 そのほかにも利害を超えた人間関係において、新たなドラマが幾つも生まれております。
アンリミの指導も1人1人の成長を目指し、更なる指導を頂いております。

 今振り返るとアンリミを学び始めた事によって、何の改装もなく、又、何の設備投資もなく、SSだけの売上においては、200%アップしておりました。

 倒産寸前だったSSも、更なるお客様のご満足の追求とスタッフの夢でもある、新たな拠点、披露宴3会場合計800人収容の、RSブライダルホール を、平成12年4月15日にオープン致しました。

社長始め、社員も元気に頑張っております。
始めに造ったSSは、結婚式場として、フロント、ロビーを合わせて2坪、一般の来賓のお客様がお待ちいただくのが、食堂、狭くて暗い階段。

1日1会場2回転し、どうして入れ替えをしているのだろう、と思う2坪のバックスペースの披露宴会場で、80組を超える組数は結果を変えるのは、設備だけではない、というアンリミ哲学の確信の元、今となればつぶれかかったSSという環境があればこその体験と、皆で知恵を出し合い、団結し、何でも乗り越えられる指導に大変感謝しております。

変革をする為には、今までに無い考え方とやり方を導入して、その通り実践する事が、一番の近道であると思います。 同地域において、SSも№1を目指せる会社になってまいりました。

 №1というのは同業者間や、数字の事ではなく、お客様に喜んで頂ける店、お客様に感動を提供できる店、スタッフが喜んで働ける店作りの、オンリー1でございます。
アンリミの哲学縁して始めて環境に粉動されることなく、正しい行動力をもてるようになりました。

お客様の笑顔、スタッフの笑顔が自分自身の心の笑顔となる会社となって行きたいと思っております。

 

 

冒頭に申し上げましたように、お金も、設備もかけないで結果の変革が出来たという、現実の体験発表をさせて頂きました。

今後の皆様のなんらかのお役に立てれば幸いに存じます。以上