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チャレンジャーのコーヒーブレイク

韓国ソウルから発信
~海外開拓のチャレンジャー日誌、徒然の思いや思いがけない情報を綴って見ました。

神経を張り巡らすということ

2006-03-13 | 処方箋1~自社の何が問題なのか

 

 

 

 

続き~皆様方のご意見お聞かせください。

 

 

<神経を張り巡らすということ>

それでは、トップが社内でしっかり神経組織を作るうえで、何を持って神経を張り巡らすのか、ということを考えて見ましょう。

 日本 R社の場合 以前、クライアントの中に、使い捨てカメレに使うフラッシュの内臓コンデンサーを製造する会社Rがあって、時勢に乗って、その分野の売り上げでは世界一を達成した会社がありました。

 その企業の地元で、大型シティホテルを建設することとなり、この会社Rが大株主となって地元の方々が社員として採用され、ホテルオープン記念の懇親会はテレビにも放映され、華々しくスタートしました。

もちろん、Rからも幹部社員が送り込まれ、さらに、マーケッティングにおいては当時世界的にも有名になっていたH総研のカウンセリングも受けながら、誰しも万全の体制で順風満帆のスタートの様でした。

スタートして3年目くらいまでは売りは予想通り伸びていたのが、3年目の後半から徐々に落ち始め、ついに4年目で赤字決算、5年目で倒産寸前の危機を迎えたわけです。

私たちに相談があって現場にお伺いした時には、私が判断する限りにおいては、再生の余地なし、という深刻な状態でした。

幹部の方々に事情を聴取したところ、殆どの幹部の方々が責任転嫁しながら、自分は製造業の経験はあったがサービス業は分からなかったので、全て現場に任せてきた、というような意見が殆どで、日々現場で起こる問題に責任を持って采配を振るう中心者自体が不在なことには本当にびっくりしました。

そして、社内調査をしてゆくうちに、不思議な書類が目に留まりました。

親会社のR社に稟議を上げるための書類や、R社からの指示事項を社内に回覧板として回すための書類の山で、その一つ一つに、10人以上の責任者の承認印を押す欄があり、中には、印鑑が押されないまま、6ヶ月近くを経過した書類も多くありました。

細かい条項にいたっては、事務員が消しゴム一つ買うのにも稟議書が必要であり、臨時で早退するときにも事由説明書に捺印の上、本社からの合意が必要という、徹底した管理体制を示すものでした。

また、サービスの現場においては、一つ一つの動作において事細かにマニュアルが出来ており、レストラン部門においても、食材の原価管理から、事業採算ベースが取れるための計画書つくりのマニュアル等、勉強する材料が山のようにあり、彼らが年間勉強する資料の量だけでも、大学受験生が年間に購読する参考書の量を凌駕しているといっても過言ではありませんでした。

このことの理由として、当時のホテル総支配人が次のように言っていました。

「会社全体として、しっかり神経を張り巡らして、会社の指示が行き渡り、決まりがしっかり守られるように、どうしても必要だった。」

これは、私たちが本質的に考えていた
「神経を通わせる」
という内容を、全く反対の意味に徹底的に使うことによって、ホテル経営に魂が抜け、官僚化してしまった例としてここに上げさあせていただきました。

どうして、「管理する、勉強させる、守らせる、」という方向にしかトップの考え方が作動しないのかというと、経営者と現場の神経のパイプが切れていて、全く別の考え方と目的観を持ってしまっていることに由来すると思われます。

ですから、会社の方針に強制的に合わせる方法は,このように「管理する」しかなくなるものと思われます。 また、特殊な技術開発による製造業としての、ものを開発製造するシステムを、そのままサービス業の現場に当てはめてしまった悲劇とも言えそうです。

では、このときに私たちがこのR社に提案した代案とはなんだったというと、「正しい目的観を共有する」ということでした。

                                             続く


最初の関門

2006-03-09 | 処方箋1~自社の何が問題なのか

 

 

 

<最初の関門>

経営者の実態はさておいて、マーケッティングのすばらしい理論にあわせて、現場の展開が勝手に進んでゆくとどうなるか。

最終的に、消費者の思いを正確に反映するスピードも動きも出来ない、機械的かつ官僚的なシステムが残り、神経の通わない、身動きのとりにくい企業体が現出することにもなるでしょう。

人間で言うならば、思いの世界は色々と考えているのに、体が思うように動かない、いわゆる自律神経失調症や神経分裂症の企業体としての症状を表すようにもなるでしょう。 
主体としての経営者の思いが、神経組織を通してしっかり末端に伝わり、経営者の内面的実態と、外面的企業実態が一致している、このときに、企業は経営者の判断と意志の力に一致して正確に作動してゆくことでしょう。

 

そのためには機械的に企業発展に一つ一つの作業を人任せにするのでなく、組織を作ってゆくうえでの一つ一つの段階に、魂を込める作業に力を注ぐ必要があります

人間自身は、食べて寝ているうちに自然と体が出来上がりますが、企業体においては、細胞ひとつ一つ作ることにおいても、自動的に出来上がることはありません。経営者自ら、細胞一つ一つと神経をつなげる作業をしなければならないのです。

こうして、トップが大変な思いを投入しながらも、神経が通った組織が出来上がると、会社全体の今後の可能性や、今年の売り上げ予想等々は、現場に色々調査をしなくても、トップが強い一念をもって全体に指示を出したときの反応で、実感としてできるか出来ないかが肌で感じることが出来るようになってきます。

 

すなわち、結果を見る前に結果を感じることが出来るようになるのです。

これは人間で言えば、心と体が一致している状態と言えるでしょう。
たとえば、武道で試合に臨む選手が、毎日自己鍛錬に励みながらも、どこかで自分なりに手を抜いて楽をしてきてしまったとすると、試合直前になると、どうも自分で勝てる気がしない。
すなわち、自分ですでに結果を予知しているわけです。

ところが、心で決意した鍛錬を全て自分に厳しく課し続け、完全に心が納得する状態まで体を鍛錬しぬいた選手は、直前には何も不安はありません。
後は当日全力を尽くすまでです。すなわち、この人も、自然と、うまく行くという結果を自分なりに予知しているのです。

 

 これを企業に当てはめてみますと、選手の心に当たる経営者自身が、体である企業と、日々目的に一致する鍛錬を繰り返し、本当にひとつになった、これでいける、という実感を掴んだとき、実際の結果も同様に満足の行くものとして現出するのではないでしょうか。

逆に、経営者自身の投入に手を少し抜いてしまった、十分に神経を通わせれずに来てしまった、等の連続の中で、どうも経営者自身が、体である企業全体としっくり言っていない、こんなときは結果も思うようにでてこないのではないでしょうか。

 

このように、本質論的に分析してみると、経営者が心で企業が体であるという構造の実態がどうなっているのか、それがそのまま結果として売り上げや、社会的評価として現れるという事実が厳然としてあるわけです。

 

ここで、あくまで主体は心である経営者であり、対象は体である企業体であるべきです。主体である心が、しっかり体をコントロールしている実体を作り上げることが、企業経営の最初の関門であるといえましょう。

もし、逆に、心が体に支配されて、体の赴くままに心が支配されたらどうなるでしょうか。企業体で言えば、絶えず周囲の環境の変化に押されて、店をたたんだり、社員を入れえ変えたり、人材が育たないので常に人を探すことになり、現場の社員の連携がよくないので仕事の効率が上がらなくなり、慢性的な人件費対策と社内不和に結局トップが慢性的に悩ませれるようになるでしょう。

 

 体が言うことを聞かないので、強制的に命令を下すトップダウン式の指示系統になってしまい、多くの仕事をしながらも、結果として実る事業が殆どないというむなしい思いをすることにもなりかねません。


 あくまでも、指示系統がトップダウンになっているとか、経営方式がワンマンだという形式が問題なのではなくて、この神経を通わせる作業だけは、ナンバー2任せにしたり、他人任せにせず、トップ自らやらなければいけない最も重要な作業だということを申し上げているわけです。


本質論による現場改革

2006-03-09 | 処方箋1~自社の何が問題なのか

  

 

 

 

本質論による現場改革について

 

アンリミテッドの企業コンサルティングの中心になっている哲学は、いわゆる       「本質論」と呼ばれる側面を多く含んでおります。

 このことは、現実を観念的に説明するということでなく、現実を本当の意味でしっかり変革するために、何らかの問題として現れてきた結果について、その原因となる部分を集中的に治療する、という意味を持っております。

ですから、私どものカウンセリング内容は、大学の授業のように、講義形式で一方的に知識を羅列するような方法はとっておりません。

企業ごとに陥っている問題点を、たとえて言えば、病気になった患者が医者にかかり、自分の病気を治すために、その原因を解明してもらい、処方してもらい、リハビリをして健康体に戻る、こうした過程と近いと考えていただくとよいと思います。

 ですから本来、実際に各人が御自分の診察を受けていただかないと、処方箋がでないのですが、実際の臨床診断例を紹介しながら、コンサルティングの中心になっている部分のご理解をしていただくことは可能と考え、以下に若干の資料を準備しました。

まず、企業での営業活動を考えて見ましょう。

本来、製品がすばらしいもので、消費者に必要なものであるならば、こちらから営業しなくても自動的に売れて行くことが本来あるべき営業の姿でしょう。そうした意味では、企業の継続的発展、安定的発展のためには、どうしてもマーケッティングを正確に行うマーケットインと、それに伴う商品開発と販売方法(プロダクトアウト)は常に研究し続けなくてはいけないことは事実であります。

もちろん私どもが研究対象として、市場調査もしますし、マーケッティングも行い、正確な事業計画書もしっかり作成することは変わりありません。

しかし、そのような立派な準備がなされている企業で、残念ながら、計画通り行かずに事業が挫折してしまった例がたくさんあるのも事実なのです。

それは、作られた計画や、構成スタッフに問題があったというよりは、むしろ完璧すぎる計画に、経営者を始めとする社内の人間自身の実態がついていけなかった、ということが本質のようです。

すなわち、良い意味でも悪い意味でも、企業の結果は、構成している人間の問題とイコールなのです。さらい究極的に申し上げるならば、その企業の経営トップの実体とイコールなのです。

 

どこまで行っても、企業の実態が表面に現れた現象ならば、その結果を招来した原因は経営者の内面的資質である、と私どもは申し上げております。

 では、逆に、経営者がどのような内面的資質を備えることが企業発展への最短距離となるのか、少々考えてみたいと思います。

                                            次回に続く


本当に結果を変えたいと言うご要望への解答

2006-02-03 | 処方箋1~自社の何が問題なのか

「株式会社アンリミテッド」会社とカウンセリング内容の紹介

                        

              

<株式会社アンリミテッドの紹介>と、カウンセリングの中心軸となっております<基本の考え方>について、簡単にご説明させて頂きたいと思います。

アンリミテッドと言う会社の業種をいとことで申し上げますと、経営コンサルタントの会社でございます。

とはいいましても、世の中には数多くのコンサルティング会社がございますので、弊社の独特な内容と展開についてご説明申し上げたいと思います。

まず、<私共の展開・規模>でございますが、北海道、東北・関東・中部・西日本・九州・沖縄と全国展開させて頂く中、社員総数約100名、そしてカウンセリング契約を結んでいただきお付き合いさせていただいている企業様をクライアントと呼んでいますが、そのクライアントの方々の数は約400社弱となっております。

また、グループ内にはカウンセリング部門の他に、流通部門、建築部門、デザイン部門、直営ブライダル部門などがございます。

また、クライアントの方々の業種は、ホテル・結婚式場・レストラン等のサービス業の方々がだいたい50%、それ以外に製造業・流通業・建設業・美容業等様々な業種の方々がいらっしゃいます。

 実際のカウンセリングの形態ですが、経営者に対する1:1のカウンセリングに始まり、幹部教育、一般社員教育も効果的なプログラムで進めさせていただきます。

更には戦略的な部門で欠かすことの出来ない事業計画立案や、より効果的な店舗の新築、リニューアルもプロデュースさせていただいております。

                              

 

 

さて、こうした経営指導の中心となっている<アンリミテッドの考え方>はどのようなものなのかをご説明したいと思います。

 まず私どものカウンセリングの目的は、「具体的に現実の結果を変えること」であります。

もちろんこの結果とは、売上だったり、人材育成だったり、資金繰りの好転だったりと、具体的に目に見える形であらわれるのですが、問題は、この結果を変えることのおいて、理論や方法論をいくら駆使するだけでは、なかなか思われたような効果が現れないと言うことです。

もちろん、具体的な戦略・方法論は大変重要なのですが、問題は、その方法を駆使する側の社員を初めとするこちら側の人間の問題が解決されないと、方法論が結果を充分に生まなくなってくると私どもはメッセージしております。

ですから、結果を生み出す原因には、市場分析等で得たデータ等の活用を含む現実分析と、実際の現場の対応スタッフの人間の問題を分析すると言う2方向があるということが出来ると思います。

そして私どもは前者を表面原因、後者を本質原因と銘打って、特に後者の人間自身の問題に目を向けた解決を本質論と呼んでおります。

また、この本質論とは、本質であるがゆえに、業態や環境の違いによって当たり外れがあるものではない、とも申し上げております。

ですから、本当に結果を変えたいと言うご要望への解答とは、この本質論をベースにした展開論にあるとして、私どもはカウンセリングプログラムを組んでいるわけでございます。

   それではこの「結果をかえる」為の本質論のポイントとは何かを3つにまとめて申し上げたいと思います。

3つとは

 ① 結果ではなく原因を変える

② 相手中心の考え方

③ 未来中心の見方   でございます。

 

                                                     

 

まず ① 「結果ではなく原因を変える」

結果を良くする為には、出てきた結果に対してその対応をするだけではなく、原因を変えるという事でございます。

先ほど申し上げましたが、外部のお客様に対応する前に、対応するこちら側の状態を問題にしてゆく、と言う捕らえ方をご提案いたしました。

 それはお客様と接する最前線の社員が、お客様を喜ばしたいと言う心にみちて、自らが喜んで接客している姿自身が、会社の最大の説得力である、ということです。

現場のサービスの質の向上と言うことで、とかく私達は、接客マニュアル等の導入による理論武装を優先的にしがちではないでしょうか。

もちろん、マニュアルは大変重要なものですが、それ以上に大切なものが、この社員一人一人の喜んで接客していると言う心の状態ですとアンリミテッドではメッセージしております。

そのためにも、まず、現場の社員一人一人に、まず、お客さまに感謝され喜んでいただく経験を実地で体験することからはじめてください、とメッセージしております。

感謝され、喜んでいただいた経験の継続が、やがて、何も言わなくとも、社員一人一人が主体的にお客様に喜んでいただくことを考え、行動してゆく原動力となってゆくはずです。  

お客様が、スタッフとは別なところで勝手に喜んで、どんどん人を呼んでくる、と言うことがありえるでしょうか。どんなに立派な設備をそろえても、お客様を喜ばす中心はあくまで人間であり、お客様を喜ばす主体はあくまでも、接客するスタッフの側であると言う自覚が非常に大切になってくると思います。

さらに、その社員を喜ばす中心は実はトップ自身であると言う自覚はさらに重要であるとメッセージしております。

すなわち、売上を左右している原因はあくまもこちら側の姿勢と考え方にあると言う強烈な自覚が、勝利への第一歩ですと申し上げております。

 

                        

② 「相手中心の考え方」

2つめのポイントは、実際の現場において、リーダーの方はじめ、社員全の方々がそれぞれの思いを、常に相手の立場に置いていく、という相手中心の考え方が大切です、という事です。

 私達はとかく売上を挙げるという会社の切迫した事情ゆえに、新規のお客さんに何とか契約して貰おうと自社の様々な商品のアピールを次から次へとしがちではないでしょうか。

ひとたびお客様の立場に真剣に立ってみると、ご本人のご要望やおもいをまったく聞いていなかった、と言う事があるかもしれません。 さらに見方を変えてみますと、実際にお客様に接するのは幹部ではなく社員であると言う事は、社員もお役様も同じように大切にしてゆこうと言うこちら側の姿勢がまた問われる事となる、とアンリミテッドでは申し上げております。

この「大切にする」ということは、社員に給与を余分に出すとか、お客様に、ディスカウントする、という金銭上の待遇のこととは限らない、と私どもは考えます。給料を払っているから働いて当然だ、と言う雇い主としてのおもいから、同じ一人の人間として社員を見つめられるようになったときから、社内の雰囲気が徐々に変わっていきます、ともメッセージしております。

               

 

③「未来中心の見方」

そして三つめは、未来中心の見方でいこうという事です。

これは、未来に対する計画を練る、と言う事と同時に、今成すべき事に、全力で取り組むという事です。 それは、未来の結果は全て、今作っている原因で決まるという事実があります。

目の前にいる社員さん、お客様に対し、その時に出来る限りの事を全力でしてあげる事が未来志向と言えると思います。

更に突き詰めますと、今関わらせていただいているお客様に対して真の満足を提供する事が、最高の営業でもあります、とアンリミテッドでは申し上げております

 

以上、本質論の内容を3点に絞って大まかに見てみましたが、この本質論を、実際に現場で取り入れられて展開される順序としては「内部の意識改革から始まって、お客様と言う社外の評価を得てゆくと言う段取りが、遅いようで一番早い」と私どもはメッセージしております。

 

                         

    ブライダルの展開を例に取りまして、この流れを簡単に解説してみたいと思います。 

①  まず一番目に、先ほど申し上げましたように、

「内を固めて外に出る」

まず、内部の社員の意思の統一、そしてお客様への思いを強固にすることです。

② 2番目には、

「顧客獲得方式」ではなく、「顧客育成方式」に営業内容をスイッチしてくださいとメッセージしております。

 今日来られたお客様の実績は明日からは又ゼロから振り出しと言うのが、多くの会社の営業の実態ではないでしょうか。

常に不特定多数の一般のお客様に宣伝広告費を掛けて告知しても、成果に結びつくのはごくわずかなのかもしれません。

しかも、来られるお客様とは常に他人行儀で信頼関係の薄い状態がつづいているとすれば、経営者の方にとって、明日は本当に予想通りのお客様の来館者数があるか、常に不安が続くのではないでしょうか。

 このような不安に満ちた「顧客獲得方式」ではなく、特定少数のお得意様が、さらに別のお客様を呼び込んでくると言う「顧客育成方式」に力を注がれた方が、継続的発展にとっては有利ですと申し上げております。

  たとえば、結婚式の営業で申し上げますと、式場に申し込まれたカップルは、結婚式が終了すると、ほとんど営業のターゲットからはずされてしますのではないでしょうか。

 アンリミテッドでは、婚礼が終わられたカップルが営業の最大のターゲットであると申し上げております

すなわち、この済み客こそが、第3者の営業マンとなって、自分の知り合いの紹介から始まり、あらゆる面で営業マンの最大の味方になってくれる存在だからです。

その前提は、どこか遠くにいる人を探すのではなく、今目の前にいるお客様に最大の満足を提供してゆくことです。

結婚式を申し込まれたカップルにとって大切なこと、重要に思っていることは、この結婚式場の設備や、価格体系ではなく、自分達の披露宴が盛り上がり、おもいであふれたものになるかどうかと言うことではないでしょうか。

私達は、そんなお二人のために「幹事会」なるものをご提案しております

 

                                                       

 この幹事会とは、新郎新婦の友人の中で、結婚式当日、出し物を企画したり、演出を工夫したりと盛り上げ役をやってくれそうな人を人選してもらい、あらかじめ打ち合わせ会と称して2回ほど式場側で食事会をすることをいいます。

そのときに、もちろん担当者も一緒に入って楽しく打ち合わせをしながら、友人達との手作り感覚の披露宴を計画するわけです。

この「幹事会」ひとつに終わらないのですが、こうして、結婚式一件一件とのかかわりがたいへん密になる分、外営業はだんだん出来なくなりますが、このようにお客様との信頼関係構築し、心のパイプを強固にした分だけ、実はすでに次のお客様を育てていると言うことになる、とアンリミテッドではメッセージしております。

又、実際に、すでにこの幹事会の参加メンバーの中だけでも、ほとんど時期結婚候補者が数組含まれているのが実情であり、いかに一組の結婚式自体が婚礼情報の宝庫かと言うことを私達は強く訴えております。

 この波が高まりますと、そうしたお得意様方が集まって後援会や友の会のような物まで結成して、組織的にバックアップするところまで行くこともあります。このような流れを「一網打尽」と呼んでおります。

ただし、この流れは、マニュアルや単なる号令で実現するものでは無く、一人一人のお客様との地道な信頼関係つくりから始まると言うことを私達は忘れてはならないと思います

 

以上2点に絞って展開のポイントを解説してみました。このことはこと婚礼だけに当てはまるのではなく、すべての業種に当てはまるものであると私どもは考えております。

たとえば、「顧客養成方式」と言う内容をホテルに置き換えますと、新規来場者数を増やす戦いからリピーター率のアップへ、と言う角度になってゆくかと思います。

はじめてこられたお客様には、もちろん「いらっしゃいませ」でよいかもしれませんが、2度目に来られたときに「先日はありがとうございました」3度目には、「いつもありがとうございます」と言うように、相手の事情にぴったりの呼吸がこちらにあるのかを常に問題にして行くことは大切なことと考えられます。

もちろん、相手を名前で呼んで差し上げるのはその第一歩と言えると思います。 弊社のクライアントで成功されているビジネスホテルの一例に、来られたおきゃくさまのその日の様子や食事等の好みを顧客カードに記入し、次回来られたときに、なるべくその方にあったサービスが出来るように工夫している、という内容がございました。

  大切な事はそれぞれの現場にあった最善の展開を、こうした本質的な考え方から構築してゆかれること良いと思っております。

 

あくまでも、まずこちら側の対応する考え方のベースをしっかり整えながら、具体的な戦術におきましては、どんどんスピーディに展開してまいりましょう。